彼岸の入りの前日、仏様をお迎えに墓地へと向かう。
小雪だったとは言え、林立する墓石、石塔群も一部が出ているのみ。
向こう側の黒御影石の石塔は我が家の墓の後ろで既に掘り出されている。
こちら側の少し盛り上がったところが、我が家の白御影石の石塔です。
この後、石塔を掘り出し、蝋燭を灯し線香を上げてお参りして帰ります。
これは前日だったか、前々日にお墓までの道路をマックスと偵察に行った際に通った道。
懐かしい広域農道の跨線橋を見ながら歩きます。
何故懐かしいかと言うと、跨線橋の転落防止の柵の付いているワンスパンをスベルべが監督して架けたから。
線路上以外は県の農地事務所の監督だけれども線路上部分は国鉄の監督範囲だったからです。
仕事の内容が変わり、土木関係に付いたのはこの工事の直前だった。
土木に関しては、ほぼ素人に近い若き日のスベルべが監督した懐かしい跨線橋なのです。
昔を思い出し、懐かしむなんてスベルべも老いたからかなー。
でも、素人に近いスベルべだったけれども、懸命に勉強して監督したのだった。
あの中越地震でも前後の盛り土部分は一メートル余りも沈下して通行不能となった。
でも、あの跨線橋はびくともしなかったから、胸をなでおろしたのでした。
その後別の職種になり、二年弱の土木関係の仕事で終わってしまったけれど、
土木の仕事ってこんな風に、自分が監督した構造物が長期にわたって残るから嬉しかったですよ。
はい、お話がまた脱線してしまいました。