
土・日曜日限定の直売所「農天市場」の営業も終りに近づきました。
焼き芋の釜の火を落とし、片付けを始めなければならない時刻です。
我が家の乗用車の前に見える自転車は90歳を越えた同じ村のオジーちゃんのもの。
焼き芋が大好きで、こうして自転車で駆け付けて下さいます。
大量に仕入れたユリの花も4時前には完売。
奥只見の紅葉も見ごろを迎え、観光客が往来に寄って下さると期待していましたがその通りの結果でした。
他にも、嬉しいお客さんが何人もお見えになられた二日間でしたね。
関東在住の先輩の訪問。除雪車DD53の写真を送って下さった群馬の「コロリ」さん。
スベルべのこのブログ「畑に吹く風」のファンだとおっしゃる方。
二日続けてお出でのお客さんがいらっしゃったり、本当に本当に嬉しい二日間でした。

四時半を越えると西の山に太陽が沈み始めます。
一日お客さんと話していると、最後はさすがに疲れも感じますね。
スベルべママの野菜の説明、料理の説明を聞いて「宣伝が上手いなー!」と言うお客さん。
隣から「いえ、正直な事だけが自慢の農天市場ですから」と口を挟むスベルべ。
鼻風邪をひき、鼻水が垂れそうになったスベルべにティッシュを差し出すスベルべママを見て、
「アラー、仲が良いとこ見せつけられちゃったー」なんて冷やかされたり・・・・・(笑)。

二人の奮闘が尾を引くように、西の空に飛行機雲が尾を引きます。
心身ともに疲労の極みに有った時など、夕食も摂らずに寝た事も有ったスベルべママも今日は大丈夫そう。
二日間、夜明け前から動き始め、陽が沈み暗くなるまで働いた二日間はこうして幕引きの時刻を迎えます。
家ではきっとマックスがお腹をすかせて待っている事でしょう。

大量の陳列品や、薪割り機などは軽トラでは一回で運びきれません。
先ずは、第一回目の運び出しを始めましょう。
朝夕の冷え込みが厳しくなってきて、寒さに弱いさつま芋などは早く片付けなくてはなりません。
持ち帰ったさつま芋は、高床式の地階部分に仕舞って、古毛布を掛けて防寒しなくてはならない。
一人で重い荷物を片づけているとキッチンではスベルべママが夕食の準備を始めます。
こうして、土日曜日の二日間、いや、多忙な毎日を無事に乗り越えられた事に感謝して乾杯です。
「農天市場」にお越し頂きましたお客様の皆様に感謝いっぱいの気持ちです。
スベルべ夫婦は、力の続く限りこうして地域の皆様やお客様との交流を楽しみに頑張ります。