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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

農天市場の「戦い終えて日が暮れて」

2014-10-20 05:26:20 | 暮らし

 土・日曜日限定の直売所「農天市場」の営業も終りに近づきました。
焼き芋の釜の火を落とし、片付けを始めなければならない時刻です。

 我が家の乗用車の前に見える自転車は90歳を越えた同じ村のオジーちゃんのもの。
焼き芋が大好きで、こうして自転車で駆け付けて下さいます。

 大量に仕入れたユリの花も4時前には完売。
奥只見の紅葉も見ごろを迎え、観光客が往来に寄って下さると期待していましたがその通りの結果でした。

 他にも、嬉しいお客さんが何人もお見えになられた二日間でしたね。
関東在住の先輩の訪問。除雪車DD53の写真を送って下さった群馬の「コロリ」さん。

 スベルべのこのブログ「畑に吹く風」のファンだとおっしゃる方。
二日続けてお出でのお客さんがいらっしゃったり、本当に本当に嬉しい二日間でした。


 四時半を越えると西の山に太陽が沈み始めます。
一日お客さんと話していると、最後はさすがに疲れも感じますね。

 スベルべママの野菜の説明、料理の説明を聞いて「宣伝が上手いなー!」と言うお客さん。
隣から「いえ、正直な事だけが自慢の農天市場ですから」と口を挟むスベルべ。

 鼻風邪をひき、鼻水が垂れそうになったスベルべにティッシュを差し出すスベルべママを見て、
「アラー、仲が良いとこ見せつけられちゃったー」なんて冷やかされたり・・・・・(笑)。


 二人の奮闘が尾を引くように、西の空に飛行機雲が尾を引きます。
心身ともに疲労の極みに有った時など、夕食も摂らずに寝た事も有ったスベルべママも今日は大丈夫そう。

 二日間、夜明け前から動き始め、陽が沈み暗くなるまで働いた二日間はこうして幕引きの時刻を迎えます。
家ではきっとマックスがお腹をすかせて待っている事でしょう。


 大量の陳列品や、薪割り機などは軽トラでは一回で運びきれません。
先ずは、第一回目の運び出しを始めましょう。

 朝夕の冷え込みが厳しくなってきて、寒さに弱いさつま芋などは早く片付けなくてはなりません。
持ち帰ったさつま芋は、高床式の地階部分に仕舞って、古毛布を掛けて防寒しなくてはならない。

 一人で重い荷物を片づけているとキッチンではスベルべママが夕食の準備を始めます。
こうして、土日曜日の二日間、いや、多忙な毎日を無事に乗り越えられた事に感謝して乾杯です。

 「農天市場」にお越し頂きましたお客様の皆様に感謝いっぱいの気持ちです。
スベルべ夫婦は、力の続く限りこうして地域の皆様やお客様との交流を楽しみに頑張ります。
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農天市場のガレージマルシェ(その2)

2014-10-20 04:12:09 | 野菜

 虫食い跡のある野菜はチンゲン菜では無くて「味美菜」かな。
新種のチンゲン菜と、小松菜の掛け合わせです。
その下は「ケジ」(葉先の細かな棘)の無い「タイニーシュシュ」と言うサラダ用白菜。


 そうそう、これから洗うのだけれど、これが今の目玉商品の「間引き」大根。
農天市場の試食でも好評だけれども、これの皮を引き細く切って醤油漬けにします。
「すずきち」さんでは、刺身と組み合わせたユニークな食べ方で提供されていると言います。


 綺麗に洗われた新鮮野菜。
ほら、このままドレッシングを掛けたら食べられますよ。


 これらの野菜を、市場の競り売りよろしく、スベルべ夫婦とマスターで価格を決めます。
丁々発止とまでは行かないけれども、三人の思惑が異なるから勝負の場所でも有ります。

 価格が決まった品物から、丁寧に新聞紙などで包装し、表面に野菜の名称を書いたりの仕事も。
これは野菜が何か所もの「越後の台所 すずきち」グループで分けて使われる事も理由です。


 最後に、大物のさつま芋を計量します。
この日は、赤く見える「玉乙女」と秤の上の「パープルスイートロード」と「黄金千貫」の三種類。


 この真っ白なさつま芋「黄金千貫」はプロ、通に好まれる味のようです。
芋焼酎の原料として有名ですが、それだけに澱粉と糖質の高さが特徴のようですね。

 時々訪ねて来られるフレンチのシェフも、焼き芋を試食してすぐに「これだ!」と言われました。
なんだか、スープに変身させるようなお話でしたから、試食させて頂きたいものですねー。


 ウフフ、やはりマスターに最後に見つかってしまった。
まだ採って来たばかりで、表皮のはぜない「ツルウメモドキ」です。

 結局、この日は持ち帰られなかったけれども二点予約してお帰りになりました。
この「ツルウメモドキ」が、お客様の目を楽し待させてくれる日も遠くは無いですよ。

 こんなに沢山の荷物を自動車に乗せるのがまた大変。メモをチェックしたら40品目を越える品数でしたから。
力を振り絞り、二人がかりで我が家産の野菜を満載にし、挨拶を交わして出発。

 新鮮で、安全でそしてもちろん美味しい野菜が、レストランのお客様の口に入るのもすぐです。
一週間に一度程度、もしくは急便屋さんに託す事も有るけれども、ガレージマルシェを紹介しました。

                   (このお話は終り)
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