困ったなー、行きさえすれば「ゼンマイ」が採れるのよー。
でも、「ゼンマイ」にばかりうつつを抜かしてもいられないも。
ほら、雪国の斜面の雑木は雪に押されて斜めになっている。
いや、人間は斜めになってなんかいませんけれどもね(笑)。
不思議なんですよねー、ほら地層がお菓子のように段違いの色違い。
昔々その昔、河床が隆起した出来た地層だけれども、色々な訳が有ったのでしょう。
泥岩と分類される岩で、乾いていたらまだしも、濡れたら始末に負えません。
少し濡れたら、もうおしまい。ベロンベロンに滑っちゃいますから。
でもね、そんな斜面にも棚状の僅かな窪みや段が有り「ゼンマイ」が出る。
こんな斜面を移動しての作業だから、一度動画で撮影してみて貰いたいですよ。
うーん、誰も来ていないなー。
もう本当に手付かずのポイントが数多く残っているのです。
おっとっとー、カモシカの足跡では無くてスベルべの足跡。
イボ付きの地下足袋でも泥岩を覆った土の層が浅くて、すぐ滑っちゃう。
ま、雪国の春なんてこんなものでね、冬眠から覚めた動物状態で大わらわ。
何から先にやって良いのかも分からないような、支離滅裂な生活に突入ですよ(笑)。
(続く)