今年も山の畑の隣に「カタクリ」のお花畑が出現した。
つい、先日まで雪に覆われていたとは思えない光景です。
夕方なので、花は開ききり反り返っています。
おりからの夕日に照らされ、帰宅前にしばし見物。
細い、枯れた芝草の道の向こう側は我が家の畑。
つまり、畑から見てすぐ隣がカタクリのお花畑なのです。
一面枯れた茅に覆われた原野に一年の内本当に僅かな時間だけ顔を現す。
この辺りも夏になれば信じられないような猛烈な茅の藪になってしまう。
「カタクリ」は不思議な植物で、この時期だけ僅かな時間出現し、そして姿を消してしまう。
僅かに花を咲き誇らせる期間以外は、球根として土中で生きているのです。
そんな瞬間的とも言えるような僅かな時間に咲き誇るカタクリ。
ほぼ、我が家、私たち夫婦だけのお花畑のような存在なのです。
14日には東京の中学生達が10人で農業体験に訪れる予定になっている。
スベルべママは「なんとか、このお花畑を見せたい」なんて言ってはいるが少し無理かなー。
その中学生達には「ジャガイモ植え」の体験でもしてもらおうかと思っていた。
でも、雪国の季節の移ろいはめまぐるしく、そして今年は特に変化が激しい。
仮植えしたジャガイモもあっという間に伸びて、慌てて昨日までに45キロ植えた。
色々な種類のジャガイモが有り、まだ芽の出ていないのも有るけれども大丈夫かなー。
色々な事を考えたり、カタクリのお花畑を見たり、ウグイスの歌を聞いていたり・・・。
いつの間にか陽は傾き、夕方の6時を告げる「夕焼け小焼け」のチャイムが聞こえて来ました。