畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

豊かな食卓貧しい財布!

2015-05-14 20:59:56 | 食べ物

 さて、写真は再掲になりますが、「根曲がり竹」のタケノコ。
スベルべのテリトリーに外敵の侵入を防ぐべく、毎朝の恒例のお務めになっているタケノコ採りです。



 「山菜」は新鮮さが本当の美味しさを伝えることが出来る。
ある山菜の大家は「クーラーボックス持参で採りたい」と言ったほど。

 その「クーラーボックス」も必要無いほどで、採ってすぐに帰宅して朝食の味噌汁の実となる。
「あ~」なんて腹の底から溜息の漏れるような味。新鮮なタケノコ独特の香りと甘さです。



 ハムエッグには裏の畑で採ったばかりの「アスパラガス」を添える。
採ってすぐ、汁の垂れるような野菜の味が悪かろうはずも有りません。



 おや、ピンボケになっちゃったけれども、我が家の朝食には欠かせない納豆です。
一汁一菜に近い、貧しいメニューだとは思うけれど、味は胸を張って自慢できる味。

 「貧しいながらも楽しい我が家」ならぬ、「貧しいながらも美味しい我が家」です。
今日はは農業体験学習の一環として冬季用の中学生を10人受け入れました。

 次にまたそのお話はアップしますが、本当は今回の午前中半日では無くて一泊させてあげたい。
我が家の採り立て山菜、そして採り立て野菜の料理と、その持つ美味しさを説明したいなー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万全の準備で叔母を待ったが・・・・

2015-05-14 04:26:09 | 山菜

 何年も「行きたい、帰りたい」と言い続けていた叔母さんが来宅する予定になった。
嫁いで以来、93歳の今日まで、長い東京暮らしだったがやはり故郷魚沼は恋しい所らしい。

 都会のように特別洒落た料理が出来るはずも無いし、また望むはずも無し。
そこで、朝から山菜採りに行き、先ずは「木の芽」を探す。



 先日もアップしましたが、今は「アケビ」にこんな可愛い花が付いています。
秋にはきっと大きくて甘い実を付けてくれることでしょう。



 こんな細い新芽、蔓の先を食べるのです。
三つ葉アケビですが、どこにでも有るけれどほろ苦くて美味しいのは魚沼産のみらしい。



 一人で、辛苦して三束の「木の芽」を採った。
ついでに、天麩羅種として「タラの芽」と「葛」の芽も採る。



 「タラの芽」の棘がはっきりと見えますね。
うっかり指先をさしたならば、ピリッとした痛みが走ります。



 「根曲がり竹」のタケノコも採れた。
旬を迎えて、この可愛いタケノコも最高の味になって来ています。



 アップした「葛の芽」です。
全国どこにでも有る植物だけれども、この新芽のてんぷらも美味しいですよー。

 さて、準備万端整い、一日目の宿泊先叔母さんの妹、スベルべの二番目の叔母宅に電話。
「叔母さん、東京の叔母さん達は何時頃に我が家へ?」と聞く。

 すると、「大変な事になってしまい、朝方トイレに起きて叔母さんが転倒し頭を打ち救急車で病院」なんて言う。
本当に、何時も何かしらのハプニングを起こす伯母さんだけれどもうーん今回も・・・・。

 でもね、本当に何を失敗しても憎めない可愛い得な正確な叔母さんなんですよ。
本当に、呑気でお気楽で、それで苦労も苦労し感じさせないで生きてきた叔母さんなのです。

 病院での結果が出るまではする事も無く畑仕事に出たけれどもどうにも落ち着かない。
幸い、軽症で点滴を終えたら、宿泊先に帰るとの事で妻と、昼食用に準備した食事を持参して駆け付けた。

 やがて、従兄弟の運転する自動車に乗せられ叔母さんは帰って来た。
「そう言えば、東京では無くてここで転んだのだっけ」なんて言いながらも美味しそうに食べて下さる。

 長姉で有ったスベルべの母は65歳の若さで亡くなってしまった。
その妹の叔母さんは、93歳の長寿を得られ今でも「スベルべ・スベルべ」と可愛がって下さる。

 叔母さんのために取り揃えた山菜は、運転手役で来た従姉が荷物にして発送。
叔母さん、東京に帰ったら、美味しく調理してもらって食べてね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする