畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載120「借地人第一号」

2017-08-11 05:25:08 | 暮らし

   借地人第一号(その1)

  今春買い求めた土地に草が生茂ってきた。

その土地は、裁判所の競売が新聞に掲載され、それを見て妻と熟慮の上、

なけなしのお金をたたいて手に入れた全財産とでも言うべき土地でもあった。


 回りは水田のため、雑草を繁茂させると、カメムシの巣になると、にらまれる事になる。

(それまでも、資材置き場として使われていて、草に覆われて履いたのだったが)


 友達の手助けを得て、日曜の午後草刈作業となった。

草刈初心者の友達には手鎌刈りを頼んだ。

大きな石やらコンクリート片などの草刈機の障害物の周りを、先行して刈ってもらう。


 広い土地の奥まった部分に、葦が繁っている部分がある。丈の長い葦は手鎌では苦労するので、

草刈機で私が先行した。


 回転する刃先を振り回しながら進む内に、わずかな空間を見つけ、はっとした。

白色の鶏卵大の物が固まりになっている。一目で鳥の巣と分かった。

                   (続く)

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オーマイ「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」

2017-08-11 05:24:48 | 野菜

 うーん、大きいなー。赤ちゃんの頭ほどもあるぞ。

これは、種子採り用に大きく育てたイタリアナス「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」です。

 

  見事なグラデーション。

木の年輪でも無いけれど、何だか空模様の変化が出ているよう。

 

  今年のナスはこの「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」と、小型の「あのみのり」、

そして、主力品種として大阪の「熊取のおっちゃん」さんから種子を頂いた「山本ナス」でした。

 初めは「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」の味に驚かれたお客さんが大勢おられた。

しかし、「山本ナス」が出るとそちらの方が美味しいと評判になり、「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」は少なめに。

 

  大きなナスは、その姿に似合わぬ実の柔らかさ。

味を比べると、洋風と和風の違いとでも言ってよいような違いがあります。

 

 大きな葉に隠れるような姿は、イタリア娘では無く、純情な大和撫子のよう。

昨日は、頃は良しとばかりに、冒頭の種子採り用の「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」を収穫。

 恐る恐る断ち割ってみると、種子は熟した証拠の薄茶色をしていて安心。

何故、恐る恐るかと言うと昨年は余りにも慎重になり採り時期を逸したらナスの中で発芽していたからです。

コメント (4)
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