畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載119「桶か樽か」(その1)

2017-08-06 04:43:22 | 暮らし

    桶か樽か

  桶と樽の違いは辞書によると蓋の有無のようである。

だとすると、しばらく私が所有していた物は蓋が無く桶である。


 直径も高さも六尺(1.8メートル)を優に超える大桶だった。

側板の底近くに桶の大きさにそぐわない、直径一寸(3センチ)程の口が開けられている。

 私の畑へは数年前に据えられた。


 ある日、我が家から自動車で一時間ほどの、旧城下町で今はプロの大工道具用金物生産で有名な町、

「与板」に住む姉から「昔、醤油の醸造を生業にしていた旧家が蔵を壊すが、

引き取り手が無ければ中にある大桶も建物もろとも取り壊しになる」と電話が来た。


 

 古い珍しい物を簡単に取り壊させてはいけないと思い早速クレー付きトラックを借用し、

桶を運びに向かった。到着し、現物を見る。大きい!!とてつもなく大きい。

            (続く)

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長岡花火弁当(その3終わり)

2017-08-06 04:04:36 | 暮らし

 全員参加の弁当作り。小学生だって包丁を握って大奮闘。

我が家の厨房も今までに無かった賑やかさでした。

 

 「越後の台所 すずきち」のお店から持参したご馳走と、我が家の厨房産のおかずが並ぶテーブル。

まだ空っぽの皿があるから、ご馳走はまだまだ出て来そうです。

 

 と、思ったら空いた皿にはお稲荷さんが並び始めましたよ。

「越後の台所 すずきち」さんと我が家の合作弁当はこうして着々と進みます。

 

 お、ローストビーフまでありますよ。これは豪華な弁当ですねー。

男性の参加者もややおぼつかない手つきながら、一生懸命に具材を詰めます。

 

 「長岡花火弁当」が完成しました。我が家の材料、野菜で作ったおかずも6種類ですよ。

参加者それぞれが、好みの食べ物を詰めるので、全員が少しずつ違う個性的な弁当です。

 

 美味しい弁当を持参し、長岡花火の見物へと出発する「越後の台所 すずきち」のマイクロバス。

自分たちが参加して作った弁当を食べ、そして美味しいビールを飲みながら花火見物は最高だったことでしょう。


 蛇足ながら、マイクロバスの運転手は「すずきちマスター」の父上の大マスター。

スベルべと同じ年齢で、酒が好きなのも同じことみたい。ご馳走を見たり、摘んで食べたりでビールが欲しかったよう。

 「今度、一緒に飲みましょう」なんて約束を交わして去って行かれました。

「越後の台所 すずきち」さんとの交流が始まって以来7年以上、もう同志と言うか、親戚みたいなものです。

           (終わり)

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