畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載119「桶か樽か」(その2)

2017-08-08 04:04:35 | 暮らし

     桶か樽か(その2)

 醤油を醸造したその桶は台でもなければ中を覗き込むことさえ出来ない。

もちろん一人二人の力では微動させることも出来なかった。

苦労して積んだ二トントラックの荷台からは幅がはみ出す。

明らかに積載違反だが交通量の少ないコースを選び冷や汗を掻きつつ運んだ。


 ようやく出発し、越路町地域に着こうかと言う頃「荷物を縛るための布製のバンドを積み忘れた」と妻が言う。

ただでさえ、警察の目を気にしながらだの道中だというのに、もう一汗別の汗をかくことになってしまった。


 我が家に到着した、大きな桶は少しでも多くの人達に見て頂こうと、私の畑の道に近い片隅に置いた。

転用も考えたのだが、酒と違い醤油の製造に使用した桶は、何年経っても醤油が滲み出し、

人間が中に入って利用する事は無理だと言う。

              (続く)

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大相撲アオーレ場所(その2)

2017-08-08 04:01:19 | 暮らし

 会場の市役所の総合施設「アオーレ」内のアリーナには満員御礼の垂れ幕も。

 

  会場内の拍手が一段と大きくなりました。

人気力士の「勢」関が、ちびっ子たちの相手として登場です。

 

  「勢」関に二人掛かりで飛びつくちびっ子たち。

この後は、ちびっ子二人のまわしを、後ろから握ってぶら下げたりします。

 

  これより三段目の稽古相撲が始まります。

ご存知の通り、力士たちの地位に合わせ呼び出しも行司も格下です。

 

 激しい立ち合い。と、言うよりもやはり本場所とは違った相撲。

地位、位の上下に関係ない巡業の相撲でけがなどしてはたまらないからでしょうか。

 

 

 でも、勝ち名乗りだけは受けますよ。 

 

  呼び出しの呼ぶ力士名に一段と拍手が大きくなります。

新潟県燕市出身の「飛燕力」の登場。燕市からのお客さんも多かった様子。

 取り組みの結果はもちろん「飛燕力」関の勝利。

いわゆるご当地相撲ってやつでしょうか。地元出身力士には当然勝利のプレゼントでした。

           (続く)

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