畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

真鯛のカルパッチョ

2017-08-09 12:17:53 | 食べ物

 ジャガイモ掘りがようやく終わった。台風がもたらす雨もまあまあの様子。

掘り終わりのお祝いにご馳走をと、スベルべが野菜の出荷を兼ねて買い出しに。

 店の宣伝レシピにもあったけれども、地元出雲崎産の真鯛があり、カルパッチョが作りたくなった。

ようやく終わったジャガイモ掘りに続いて休む間もなく、ジャガイモの荷造りと発送も終えることもできたし。

 

 柵取りしてもらった真鯛は刺身用よりも薄く切る。

そして、塩コショウした玉ネギと、小口切りのネギを塩と胡椒で味付けして盛り付け。

 

 その上に、トマト「アイコ」とクレソンをちりばめてソースをかける。

ソースのベースはオリーブ油で、白ワイン、醤油などで味を調えたものです。


 もう一品は鶏肉の生姜焼きでした。

酢キャベツと、クレソンが添えられています。

 

 出荷の際に撥ね出した、いわばB級品のトマト。

でもね、見た目重視のA級よりも味は良いかもしれませんよ。

 

  さて、本当のお目当てはカルパッチョよりもこちらかも。

冷えた白ワインを一本購入してきたまでは良かったのでしたがねー・・・。

 

 なんと、白ワインが泡立つではありませんか(笑)。

横文字が不得手で、喜び勇んで買ったのはスパークリングワインだったのです。

 でも、優しい?スベルべママは「美味しいー」と言って飲んでくれましよ。

二人で、このスパークリングワインを一本空にして上機嫌の「ジャガイモ掘り完了記念日」でした。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連載119「桶か樽か」(その3終わり)

2017-08-09 04:06:25 | 暮らし

      桶か樽か(その3終わり)

 それから何年も雨風にさらしたが、竹製のタガから徐々に壊れ始めた。

この秋すべてのタガが滑り落ち、側板が倒れ始めた。雪降り前にと考え、すべてを取り壊した。

取り壊して改めてその大きさと、作りの緻密さに驚く。側板の厚さは一寸(3センチ)

組み合わせて真円に仕上がった底板は三寸(9センチ)もある。


 側板が突合せになる場所には番号が振ってある。

側板はすべて離して板材にしたが、すべての合わせ面に竹釘が使われていて首を捻った。

仕上げに近付くにつれ円筒形になり、竹釘をどうして打てたのか分らない。


 接着剤も使わずに、文字通り水をも通さぬこの桶はどこで、どんな職人が、何時作ったのか、

測定の定規をはじめどんな道具が使われたのだろうか。

 職人と言う言葉が死語に近くなって久しい。もちろん今の時代に復元する事の出来る職人はいないであろう。

コンピューターを駆使した現代の技術でも作り上げる事は無理だと思われる。


 芸術、民芸とも言える作品の大桶は古き良き時代を見せてくれた。

人間の能力とテクノロジーの進歩についても考えさせ、私の畑の片隅で生涯を終えた大桶だった。

                (終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大相撲アオーレ場所(その3)

2017-08-09 04:06:08 | 暮らし

 御当所相撲なんて言葉もありますが、地元出身の力士が簡単負けては人気も落ちちゃいます。

ファン、ご贔屓あってこその相撲。もうプロスポーツそのものの世界であることは否めません。 

 

 御当所とあらば、実力が下位の力士にも勝ち星を譲る。

 言ってはいけない言葉だけれど、八百長ってプロの場合は必ず存在しますよ。

 

 分かっては居てもせずにはいられない世界。

そんな世界を、哀調たっぷりにそして、そして地元への気配りをも見せるのが「相撲甚句」かな。

 

  愛嬌あふれる所作をしてみたり、サービスたっぷりです。

それにしても、昔から知られているように力士って美声の持ち主が多いことは間違いありません。

 

 この中に裸のスベルべが入ったら、どんなことになるのだろう。

なーんて、思わず思ったけれども、ただ頭が禿げただけの子供に見えちゃうのかな(大笑)。

            (続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする