雨がまだ落ちてこない事を幸いに、最後の「野沢菜」の種を蒔きます。
穴あけ器で印をつけたマルチを剥ぎ取り、カモシカの足跡は土で埋めて種蒔き準備完了。
一袋購入した「野沢菜」の種ですがもう少し残っています。
残った野沢菜の種子は来春に蒔くと、別名「ウグイス菜」として食べることも出来るとか。
例によって、女難の相がある可愛いスベルべの手の平に載せた野沢菜の種。不思議な伝統野菜です。
京都の蕪漬け用の蕪菜が信州を経て、蕪ではなくて茎を食べるように変化したと言われます。
信州でも、越後でも11月の雪降り前に大量に漬け込み越冬用の食料とされていました。
今では、昔のように大きな樽に漬ける家庭などは無く、全く漬けない家がほとんど。
でも、懐かしがって下さるお客さんも多いので作り続けるスベルべ夫婦です。
昔と違う栽培方法、一工夫でマルチを張り、穴を開けて種を蒔くのがスベルべ流。
こうすると、雨による土の跳ね返りがほとんどなくて、水洗いする際の労力が本当に楽になるのです。
一回目の種蒔きによる野沢菜が、揃ってきれいに発芽しました。
実は昨年の収穫はゼロ。昨年は夏の高温が尾を引き、害虫の襲来が激しくて無農薬の野沢菜は丸坊主だった。
やや、虫食い跡は見えるけれども、これ位だったら大丈夫でしょう。
20メートルほどの長さの平畝に、びっしりと蒔いたから、順調にいったら大変な量になりますよ。