トラクターで耕した畑に点々と見える獣たちの足跡。
新しく掘り起こされて土に、何か獲物は無いかと探し回るのでしょうか。
一晩で着いた足跡では無いけれど、もしもこれが一晩だとしたら畑は大賑わい。
動物たちの夜の社交場と化しているのかも知れませんね。ダンスのステップの跡は無いけれど。
何年も枝打ちなどの手入れはされていない杉林。
そして、除草薬などの農薬をつかわないスベルべの山の畑は動物たちの天国なのかもしれない。
畑を歩き回る主役は狸らしい。よたよたとした愛嬌のある足跡が多い。
その中に、こんな足跡もある。ほぼ直線的に足を運び、前足の足跡に後足を重ねて歩くのは狐です。
トマトは畑のマルチシートの上には、愛嬌のある狸の足跡がくっきりと残る。
でも、ほら狐の足跡は小さいながら鋭い爪の跡も見えますよ。
スベルべトーちゃんの影が長くなり、畑仕事も終わりに近づく。
動物たちは、人影が無くなるのを林の中の繁みでひっそりと待っているのでしょう。
夕方遅くまで働き、軽トラのライトを点けて家路につくと、ライトに反射する光が見えることも。
動物たちの瞳がライトの光に反射してキラリと光って見えるのです。
良くかわす夫婦の会話に「夜の畑を見てみたいね」なんて話題が良く出る山道です。