「田舎暮らしの必需品」
時には家内の通勤用自動車にもなるのだが、畑に行く際の助手席は、雑種の愛犬「MAX」の指定席になる。
もっとも所要で中にMAXだけ残して降りると、いつの間にか必ず運転席に移り、澄ましてハンドルの前に座っている。
小さい子供さんが見つけると大喜びしてくれる光景である。
私は畑の収穫物を始めに、農機具類、400リットル入りの大型タンクでの水運搬。
(山の畑は上質な土で、耕作には便利だが水源は近くには全く無い。)時には、荷台に堆肥を積んで、
四駆を利かせて畑の中を走り回ったりさえする。
余談だが私の下の娘は、専門学校時代に友達に軽トラックを運転する事を話すと、
マニアル車に乗ったことも無く、まして軽トラなんて見たことも無い、都会育ちの同級生の間で評判になったと言う。
しばらくは「ケットラの〇〇子ちゃん」と言う、あだ名を頂戴していたとの事である。
娘には少し悪いけれど、「万能カー軽トラック万歳」と言ったところである。
(終わり)