畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

独活の塩漬け再アップ(その3)

2019-05-07 07:22:05 | 山菜

 

 長く伸びた独活の下部の皮は固く、一皮剝かなければならない。

下から包丁を入れ、引っ張り上げるとスーッと剝けるのです。

 

  こんな風に白くてつるんとした状態に仕上げます。

固さは包丁の刃を当てて見ると分かります。刃を跳ね返すよな固い部分は切り落とす。

 

  大き目の一握りに束ねますがこれは少し多いかな。

束ねたら輪ゴムを二重にしてしっかりととめます。

 

  塩は食べる際に塩抜きをしますから、あまり拘らず安価な5キロの紙袋入り。

今年はこの袋を二つ、10キロを用意してあります。独活だけではなくてワラビも漬けますからね。

 

  束ねた独活を入れたら、その安価な塩を十分に、全体に行き渡るように入れる。

すると、間も無くそう一日もしたら大量の水分が出てきます。

 その昔、一日に100キロもの独活を採ってきたりしていた時代もこの漬物桶一つで間に合った。

9割が水分と言われる独活からは驚くほどの水分が出て、漬物石が沈むに従い桶の外にこぼれ出たことさえ有りました。

            (続く)

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独活の塩漬け再アップ(その2)

2019-05-07 04:09:01 | 山菜

 急斜面に足場を切ったり、独活を根元から収穫するために小鎌を持参する。

その小鎌の柄よりも太いような立派な独活。株を全部採り切らず養成するとこんな風に成長するのです。

 

  少しピントが甘くなっちゃったけれど、独活の先端をご覧ください。

カモシカの食べた跡ですね。刃物で切ったようですが、切り口がわずかに湾曲し歯型だと分かります。

 

  この急斜面の先客はカモシカだったと言う事です。

暖冬小雪だったとは言え、餌の無い冬を乗り越えたカモシカにはご馳走に違いありません。

 

  わずかな時間でこれだけの収穫量。

スベルべママの弟が電車で到着するまでのわずかな時間に処理を始めます。

 

  この側枝ともう一段上の側枝は手で取り去る。上の側枝、葉は立派な天婦羅の材料になりますよ。

こんな事をしているうちに、電車が到着。スベルべの姿を見つけた義弟はびっくり。

 そして、食事の支度が出来たとスベルべママの声。

我が家の娘夫婦は旅行中で留守。大人三人で採り立ての独活を摘みにお酒になり美味しくいただきました。

          (続く)

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