長く伸びた独活の下部の皮は固く、一皮剝かなければならない。
下から包丁を入れ、引っ張り上げるとスーッと剝けるのです。
こんな風に白くてつるんとした状態に仕上げます。
固さは包丁の刃を当てて見ると分かります。刃を跳ね返すよな固い部分は切り落とす。
大き目の一握りに束ねますがこれは少し多いかな。
束ねたら輪ゴムを二重にしてしっかりととめます。
塩は食べる際に塩抜きをしますから、あまり拘らず安価な5キロの紙袋入り。
今年はこの袋を二つ、10キロを用意してあります。独活だけではなくてワラビも漬けますからね。
束ねた独活を入れたら、その安価な塩を十分に、全体に行き渡るように入れる。
すると、間も無くそう一日もしたら大量の水分が出てきます。
その昔、一日に100キロもの独活を採ってきたりしていた時代もこの漬物桶一つで間に合った。
9割が水分と言われる独活からは驚くほどの水分が出て、漬物石が沈むに従い桶の外にこぼれ出たことさえ有りました。
(続く)