畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

秋の畑の宝石たち

2016-11-09 05:04:08 | 野菜

 今年の秋は、スベルベが想像した通りの野菜にとっては大変な秋になりました。

エルニーニョ収束の年の特徴として言われていた、台風発生状況なんてぴったり的中。

 雪を間近に控えた今、ようやく害虫の食害も収まりつつあり、野菜本来の姿を取り戻しています。

これは、「エンダイブ」ですが、果たして雪が降るまでに芯の軟白化が出来るのでしょうか。 

 

 紫色の白菜「紫草紙」です。

上手く巻いてくれたら、目を見張るような紫色の色彩が芯から出てきます。

 

 最近スーパーで見かけて驚いた「ワサビ菜」です。

口にした当初は甘く感じるけれど、それは一瞬。間もなく鮮烈な辛さが下の上に広がる。

 

 これも、ピリリと辛い「レッドマスタード」です。

色合いと、辛さは野菜サラダのポイントになることは間違いありません。

 

真上から見たら、変哲の無い「ミズ菜」に見えるかもしれません。

 

 でも、蕪元にその特徴的な色合いが出現しています。

紫色のミズ菜「紅法師」ですよ。

 

 紫色の小松菜です。

「紫祭り」と言う商品名ですが、これも綺麗な紫色を見せてくれるし、味も良い。

 

 商品名はいくつかあるようですが、我が家では「赤リアスからし菜」と呼びます。

やはり、ピリリと辛い後口が特徴で、色彩と共にサラダのポイントになります。

 

 その根元です。

こんな野菜を朝早く、朝霧の立ち込める山の畑で冷たい手に息を吹きかけつつ収穫。

 先日は、農天市場で売れ残ったこの野菜たちを夕食のテーブルに。

ドレッシングだけで美味しくて思わず「贅沢だなー」なんて呟いてしまいました。

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朝霧立ち込める山の畑

2016-11-08 05:26:06 | 

 長岡のフレンチレストラン「アシェット」さんから注文が入り、夜明けを待って野菜の収穫。

朝霧の立ち込める朝で、山の畑に着いてもまだ霧が立ち込めていた。

 

 枯れた薄も霧に覆われ物悲しいような晩秋の風景です。

 

 今年は果樹の良く実った年で、「マックスの柿」と呼ぶ柿の木もたわわに実を着けています。

マックスが居たならば、きっと立ち上がり伸びあがって柿の実を咥えて採ったでしょう。

 

 今にも斜面から続く藪の中からマックスが出てくるような錯覚にさえ陥る。

 

 カメラを構えているうちにスベルべママは収穫の準備ができた様子。

さて、カメラはポケットに収め、収穫を急ぐことにしましょう。

 

 野菜も朝霧に濡れ、畑の中を歩くと合羽のズボンもずぶ濡れに。

そして、水滴となって流れ落ち、ゴム長の中まで濡らしてしまいます。

 

 真ん中は期待の野菜「チーマディラーバ」です。

とう立ちした花蕾を食べる野菜で、小千谷のイタリアン「レアーリ」も期待していますがまだまだ。

 

 収穫を終えて、帰宅し山の上を見るとまだ山頂付近は霧に覆われています。

わずか140mほどの標高差でしかないけれど、ずいぶん気象環境は違いますね。

 この後、大急ぎで10種類を超える野菜を荷造りし、急便屋さんに託したのでした。

新鮮な野菜は、美味しいフレンチの材料としてアシェットさんのテーブルに上がるでしょう。

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巨大コンニャク芋からコンニャクへ変身ー!

2016-11-07 04:37:33 | 食べ物

 さて、例の巨大「コンニャク芋」ですが、スベルべママはさっそくコンニャク造りに挑戦。

実は、スベルべ不在時に一人で掘った一つがスコップで傷つき早く処理する必要も有ったのでした。

 早く煮えるように、賽の目状に切ったコンニャク芋を大きなステンレス鍋で煮ます。

やはり、ベテランたちの助言通り、大きなものは粘り気も弱く早く煮られたとのこと。

 

  煮上がったコンニャク芋はミキサーで砕きます。

この後、凝固剤として調理用ソーダを入れてかき回します。

 

  次は、その熱々の溶けたコンニャク芋をステンレス製の大型バットに。

 

  粘り気が強くて、自然に平らにはならないので、優しい手で撫でて平らに。

うーん、熱そうですねー、顔の皮も手の皮も薄いスベルべには無理な仕事かなー(笑)。

 

  バットのコンニャクが固まり、温度も下がったきたところで適当な大きさにカット。

いよいよ、期待のコンニャクのスタイルになってきましたよ。

 

 切ったコンニャクを茹でるのは、ソーダ分を飛ばす、抜くためです。

こうして、茹で上げて冷水で冷ましたら、ほーら、コンニャクが完成ですよ。

 種芋植から始めたコンニャク造りがようやく終わったのです。

このコンニャクを再度茹でて千切りと言うか、細かな短冊に切ってワサビ醤油で試食。

 うーん、美味しいなー。皆さん、たかがコンニャクって思うでしょ。

でも、これが美味しいのですよねー。 

 昨日の農天市場で試食品として提供したら幼い兄弟の食べる手が止まらなくなっちゃいましたよ。

パクパクと食べるので、お母さんが困っていらっしゃいましたが、本当に微笑ましかった。

 そして、なんの気負いも無い、無邪気なお子さんがおいしそうら食べてくれるなんて嬉しかった。

それでこそ、百姓冥利に尽きるってものですよ。いやー、ホントにうれしかったなー。

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「イサム」台風襲来!

2016-11-06 04:30:00 | 暮らし

 先週の農天市場に可愛い来客がありました。

「スベルべさ~ん」なんて車の窓から手を振ったのは「イサム」君です。

 妹の「アカリ」ちゃんも初お目見え、元気な姿を見せてくれます。

好奇心旺盛な来客のお二人は、さっそく薪割り機に目をつけて挑戦です。

 

  お父さんに正式な使い方を学ぶ「イサム」君です。

この日は、JR只見線のイベント列車で「イサム」君が、子供車掌を務めてのお帰りだったとか。

 

  「アカリ」ちゃんも、活発でエネルギーの塊のような兄「イサム」君の後を追うかのよう。

来月が1歳の誕生日だというのに、好奇心旺盛で活発なところは兄「イサム」君にそっくりですね。

 

  よいしょ、よいしょとレバーを動かす「イサム」くんです。

腰の構えなんて、なかなかのものですよ。「それ、もうひと頑張りー!」。

 

 子供の発想は大人の思考なんて越えちゃいますね。後ろ向きに薪にまたがった「イサム」君。

「イサム君ほら、お尻が割れちゃうぞ」なんて言われても、納得するまでエンヤコラー(笑)。

           (続く)

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秋の山を歩きました(その3終わり)

2016-11-06 04:02:57 | 登山

 この遊歩道は主として二つのコースがあります。

その二つのコースの合流点「出会いの鐘」の設置場所に到着すると、展望が開けます。

 

 初冠雪に覆われた越後三山と手前の低山の紅葉が見事なバランスです。

何回も言いますが、これで紅葉に赤色がもう少し濃く入ったら最高の配色ですけれどもねー。

 

 思い返せば、46年前の文化の日、この「越後駒ケ岳」の小屋仕舞の手伝いに行ったっけ。

翌年遭難死されるなんて夢にも思わなかった名物小屋番「星六松」さんのお手伝いに行ったのでした。

 

 登ったコースとは違う経路をたどって下ります。

こちらの方が一般的な、利用者の多いコースできれいに整備されているコースでもあります。

 

 成長が遅いブナとは言え、年々成長することが実感されます。

この遊歩道と親しみ、仲間と草刈り、整備をするのも何十年も経ってしまいました。

 

 おっと、先を行く野良着、作業着スタイルのスベルべママの姿です。

元来脚力の強いスベルべママで、歩き始めてすぐに足の元気が出てきた様子でした。

 

 このコースは降雪期を含め、365日人影の絶えることはありません。

「よーし、今年の冬は毎日登るー」なんてスベルべに宣言するスベルべママでした。

           (終わり)

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