尾瀬沼へ続く、「沼山峠」の入口、シャトルバスの発着場を通過し、いよいよ厳しい山岳道路。
御池から峠の頂点を過ぎて下りにかかると、眼前に素晴らしい紅葉の谷が見えました。
谷の向こう、霧の彼方は「平が岳」でしょうか。
日暮れの迫る時刻が気になり、シャッターもそこそこに再スタートです。
場所によっては普通車のすれ違いも難しいような山岳道路。
一台のスポーツタイプの車に追いつき、迫るとすれ違い場所で道を譲ってくれました。
走る事1時間近くで「鷹ノ巣」に到着。入って見たかったけれども準備中の立て看板。
新潟方から尾瀬に向かう際の最終集落。と、言っても夏場だけの集落となり冬は無人です。
懐かしいですねー。キャンプ場ですよ。
今年の4月28日に亡くなってしまった、同級生とオートバイで訪れテント泊。
翌日、夜も明けやらぬ早朝、飯盒で炊いたご飯でおにぎりを作って登山開始。
かなりのベテラン、山のつわものも嫌う行程6時間の馬鹿尾根を登り始めたのでした。
珍しく、スベルべママが記念写真を撮ってくれました。
御池から、この清四郎小屋までの間で、遅い車が道を譲ってくれた。
でも、再びこの小屋の前にいるときに追い越していった。
遅れて出発したけれど、今度は絶対に道を譲らない。
あんな初老の男に負けては居られないなんて思ったのかな。
オートバイライダーのスベルべはコーナーのコース取りが良く、結構早いのですよ。
さながらカーチェースの様相で、スベルべママは気持ちが悪くなった様子でもありました。
ともあれ、メーターによると、走行距離は300キロ余り、走行時間にして7時間でした。
あの、悪路ともいうべき山間道路を含め平均時速40キロは少し早すぎたかな。
でも、こうして紅葉見物は人情に触れたり、素晴らしい民芸品を見たりしながら楽しめました。
走行は7時間でしたが、出発は7時で帰宅は17時。10時間のドライブでした。
(終わり)