畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

初霜「農天市場」の最終回前日の朝です

2016-11-25 21:26:56 | 

 例年よりは遅いと思うのだけれど、今朝は初霜の朝。

山の畑では霜柱が結構長く伸びていました。

 

 私たち家族が呼ぶところの「マックスの柿の木」は今年は大豊作。

枝も折れんばかりにたわわな実り。マックスが存命中だったら大喜びしたことでしょう。

 

 「マックスの柿の木」にツルウメモドキを見つける。

来年、いや再来年には立派な飾り用の蔓に成長することでしょう。

 

 「越後の台所 すずきち」さん仕入れ日だったが約束の時刻を遅くするようにメールを送信。

葉物野菜が霜の害に遭いやすく、気温が上がり自然に溶けるのを待つためでした。

 

 心配した霜による害、しおれ状態も無く、元気に立ち上がった葉物野菜。

紫色の小松菜「紫祭り」も寒暖の差で発色がはっきりしてきています。

 

 スベルべママは主として葉物野菜を収穫。

スベルべは重い根菜類。大根を中心として収穫作業を進めます。

 

 それにしても、何時、初雪が畑を埋め尽くしても仕方ない季節にまだこの状態の山の畑。

「宝の山」と呼ぶべきか「悩みの種畑」とでも呼ぶべきか。

 

 野菜の成長が全般に遅かった今年の秋でした。

「エンダイブ」も本当は開いた葉を縛って、中心部を軟白化したかったのですが・・・・。

 

 紫色の白菜「紫奏子」もとうとう最後まで巻かなかった。

でも、中心部に近いところは、茎も鮮やかに発色しているから使えますね。

 軽トラに次々と収穫したやさいを積み込みます。

相変わらず、種類的には数えきれないほどの品種の野菜です。

 9時を少し過ぎたところで、帰路につきました。

帰宅し、一人で農天市場に行き根菜類を洗っていると、「越後の台所 すずきち」の仕入れ担当が到着。

 山のような野菜を、軽トラに積み込み、お茶を一緒に飲んでお別れ。

それにしても、「越後の台所 すずきち」グループの野菜の消化は活発ですねー。

 さて、明日で今年の「農天市場」の営業が最終日を迎えます。

今のところ、来年の営業はやるかやらないか、やや不透明。

 何しろ、老境に入りつつあるスベルべ夫婦。正直疲れます。

疲れがなかなか取れなくなっています。もう少し自分たちの暮らしを余裕をもって楽しみたい。

そんな気持ちも心をよぎると言う事は、順調に老いを重ねていると言う事でしょうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の山に追憶を追って

2016-11-25 05:57:47 | 山菜

 先日、仕事の相棒でもあるスベルべママは半日のパートに頼まれ午前中は不在。

不在を良いことに、晴れ間を待って一人で、晩秋の山の尾根に向かった。

 

 

  古い、楢の木の根元に育ち過ぎた「ナメコ」を見つけた。

何年も前に、この尾根が「ナメコ」と「平茸」の宝庫と化したことがあったっけ。

 

 古い写真をハードディスクの中から探し出してみた。

この写真の撮影日は2016年12月となっていました。

 

  先ほどお見せした今年の「ナメコ」は成長しすぎで食べられません。

でも、店で売っている小さなものよりも、これくらいに成長し傘が開いた状態が美味しいのです。

 

  今でも、この尾根に枯れた楢の木はありますが、キノコの雰囲気はありません。

10年前には、この尾根とは言わず、山全体の楢の木が「楢枯れ病」で枯死していたのでした。

 

  これも、先の「ナメコ」と同じに10年前の「平茸」写真です。

木が枯れても、表皮がしっかりと着いたこんな状態がキノコが繁殖する条件なのですね。

 

 こんな風に「平茸」はびっしりと密生するように出ていたのでした。

初めて見つけてから、3年ほどはこの尾根をはじめ、一帯の「ナメコ」「平茸」はスベルべの独占状態。

 誰もが、この山に、そしてこんな状態のキノコが12月に出ているなんて知らなかったのでした。

山の畑の近くの雑木林で、シイタケ栽培用のホダ木を伐り出そうとして小さな平茸を見つけたのが最初。

 自然が大好きで、いつも小動物、野鳥、植物などを興味深く見るスベルべの習性が良かったよう。

徐々に多くの人が知るようになり、独占状態は終わりましたが、本当に夢のような一時期でした。

 なお、「平茸」は人工栽培され、「シメジ」と名付けられてスーパーなどで売られています。

でも、天然のこの「ナメコ」や「平茸」の野趣に富んだ味には到底かなうものではありません。

               (続く)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする