畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「イサム」台風襲来!(その2終わり)

2016-11-09 09:35:44 | 暮らし

 「イサム」君のエネルギーはとめどなく湧き、とどまることはありません。

農天市場の出入り口の、コンクリーが目に入ると、そこに登って飛び降りる。

 

 「いいー!」なんて叫んで飛び降りる。

を何回も繰り返し、飽きることなく続けたのでした。

 

 飛び降りたって大丈夫だって、大好きなオトーさんが下で待っててくれるのですから。

普段、仕事で帰りが遅く、なかなか遊んでもらえないと言う「イサム」君はまとめて甘えているのです。

 

 飛び降りたら、またコンクリート壁をよじ登る。

平凡に土の斜面を登ったら、男のこけんにかかわるってもんよ。

 

 つい、いたずら心が湧いてきた「イサム」君です。

ねー、「アカリ」ちゃんも一緒に来てよー。って無理無理「イサム」君。

 

 なんと、何回か跳んで要領を覚えると、おとーさんの腕の中ではなくて直接地面に。

将来はスキージャンプの選手かなこれは(笑)。

 

  こうして、一日おとーさんに甘えられ上機嫌の「イサム」君に大きくなったら何になると聞いた。

「今日みたいに、車掌さん?」少し考えて「おとーさんみたいな・・・・」なんて小声で。

 前に我が家の畑でトラクターの運転席に座ると、なりたいのは「お百姓さん!」なんて。

でも、今のあこがれの仕事はおとーさんの仕事らしいですから、微笑ましいです。

 

 大好きなおとーさんに肩車してもらって帰る「イサム」君でした。

「少し距離を置いてしっかり見る。いい躾している」とスベルべママの独り言でした。

 「イサム」君、バイバイー、また来てねー。

           (終わり)

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秋の畑の宝石たち

2016-11-09 05:04:08 | 野菜

 今年の秋は、スベルベが想像した通りの野菜にとっては大変な秋になりました。

エルニーニョ収束の年の特徴として言われていた、台風発生状況なんてぴったり的中。

 雪を間近に控えた今、ようやく害虫の食害も収まりつつあり、野菜本来の姿を取り戻しています。

これは、「エンダイブ」ですが、果たして雪が降るまでに芯の軟白化が出来るのでしょうか。 

 

 紫色の白菜「紫草紙」です。

上手く巻いてくれたら、目を見張るような紫色の色彩が芯から出てきます。

 

 最近スーパーで見かけて驚いた「ワサビ菜」です。

口にした当初は甘く感じるけれど、それは一瞬。間もなく鮮烈な辛さが下の上に広がる。

 

 これも、ピリリと辛い「レッドマスタード」です。

色合いと、辛さは野菜サラダのポイントになることは間違いありません。

 

真上から見たら、変哲の無い「ミズ菜」に見えるかもしれません。

 

 でも、蕪元にその特徴的な色合いが出現しています。

紫色のミズ菜「紅法師」ですよ。

 

 紫色の小松菜です。

「紫祭り」と言う商品名ですが、これも綺麗な紫色を見せてくれるし、味も良い。

 

 商品名はいくつかあるようですが、我が家では「赤リアスからし菜」と呼びます。

やはり、ピリリと辛い後口が特徴で、色彩と共にサラダのポイントになります。

 

 その根元です。

こんな野菜を朝早く、朝霧の立ち込める山の畑で冷たい手に息を吹きかけつつ収穫。

 先日は、農天市場で売れ残ったこの野菜たちを夕食のテーブルに。

ドレッシングだけで美味しくて思わず「贅沢だなー」なんて呟いてしまいました。

コメント (4)
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