周囲が明るくなってきたので、軽トラで野菜の収穫に山の畑へと向かう。
山の上に着くころには、東の空が茜色に染まってきた。
魚沼盆地の村々もまだ朝霧の下で眠っているかのよう。
向こうに見える、「権現堂山」は、一度は初冠雪で白くなった。
山の畑に着くと、越後三山の上あたりの雲が茜色に染まりだす。
三山は何回か雪が降り、かなり白く見えるのだけれど、まだその白さは見えない。
太陽が顔をのぞかせると、雲は赤く染まりだす。
夜明けの瞬間がやってきました。
「権現堂山」の上も明るく輝き出します。
太陽の顔を出す位置は季節と共に、徐々に右手、西方へと変わります。
今は「未丈ヶ岳」と「荒沢岳」の間から顔をのぞかせています。
野菜を収穫しての帰り道、軽トラを止めてカメラを取り出します。
視界をさえぎるものも無く、好きな場所ですが、我が家の畑の山と谷一つ隔てた向こうの平も見えます。
こうして、降雪前の魚沼は静かに冬を迎えようとしている。
そろそろ畑の周りの桜やジュンベリー、柿などの木々も冬囲いを急がなくてはならない。