多くの人に愛された、男勝りとも言える叔母さんの一周忌でした。
○○家の「オジ(次男以降の男子の呼び方)」とさえ言われた叔母さん。
誰よりも早く、ホンダのカブに乗り、行動も早かった。
一人暮らしになってからは、大きな秋田犬「テツ」と過ごしたり話題に事欠かなかった。
さて、長姉の息子という事で挨拶をまかされましたが、御馳走が気になったなー。
田舎の仕出し屋さんとは言え、いつ来ても洒落た内容に驚く。手前はワラビ、鰊の山椒漬け、そしてフキの煮物。
ゼンマイの煮物には根曲竹の竹の子、輪麩、身欠きにしんなど。地方色豊かです。
ニンジンも飾り切りで隙がありませんね。ついでにサービスも「いつも新聞読んでますよ」、
なんて嬉しいお言葉。サービス精神も無理なく自然に出るところが素晴らしい。
木の芽(ミツバアケビの芽)には卵の黄身が乗っていたけれど崩しちゃいました。
スベルベの周囲ではもう旬を過ぎてしまった「木の芽」も山奥ではまだ柔らかです。
簡単に炊き合わせてあるけれど、フキも味が上品。
濃くもなく、薄くもなく何か出汁も併せて取っているのでしょう。
亡母の生家近くのお店で、結構回数を食べさせていただいている味。
いつ食べても、何回食べても丁寧な仕事に驚く。「いい仕事してますねー」の言葉が似合います。
これだけ丁寧な仕事で、見事な味付けは田舎に置くにはもったいない(失礼)。
テレビで活躍する有名な調理人もぃるけれど、そん色ないと思う。勉強になりますね。