畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

草薮から「とうや」

2023-08-23 05:18:53 | 
 畑の真ん中に草薮が出現です。
実はただの草薮ではない。この草はジャガイモ「とうや」を覆っているのです。

 8月も下旬。そろそろ秋野菜が気になるタイミングです。
草取りも兼ねて、まだ残っているジャガイモも掘らなければならない。

 畝の草も場所によって生え方が違った。
ケガの功名と言うか、草に覆われた畝は大きな「とうや」がゴロゴロ出てくる。


 サツマイモの隣り、じゃ街畑の左端は紫色のシャドウクイーンでした。
ここは草が余り生えていず、地温が上がったためか半分も腐っていたのでした。

 雨が降らないから、抜いた草も2、3日すると枯れてごらんのとおり。
野焼きは禁じられているが畑は例外。集めて火を放つとすぐに煙を上げて燃え尽きました。
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紫式部変じて紫奏子となる

2023-08-22 04:00:03 | 野菜

 大型ホームセンターの園芸用品コーナーでこれも見つけた。
紫色の白菜「紫奏子」です。中が白いので白菜と言うのならば、これは紫菜かな。

 固定種、在来種を作り自家採種したい主義だが好奇心に負けての一代交配。
見つけてから何年も経つが、最初の名前は「紫式部」でした。パテントが被ったらしく、名前が変わりましたね。

 種子袋の中が何だかごつごつとした手触り。
開封してみると、こんな丸薬のような容器に入っていました。

 種蒔きは5×5で25穴の連結ポット歩使います。
発芽率を高めるために、ここは節約しないで種蒔き培土を使用します。

 種子袋には45粒入りと書いてある。それならば25穴二枚で済むかな。
スベルべの可愛い?手に取りだした、紫奏子の種です。消毒剤で粉衣

 でも、25穴二枚の連結ポットに丁寧に一粒ずつ蒔くと余る。
結局、再度一粒ずつ足し、数えたら70粒ほどあったようでした。なんだか儲けたような気分です。
 日照りの高温状態が続く山の畑は、今は砂漠のような状態。
いくら何でも9月になったら雨も来ることでしょう。苗だけはしっかりと作って準備します。
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音はすれども姿は見えぬ

2023-08-21 04:00:08 | 自然
 毎日夕方、日によっては朝夕二回の潅水が欠かせない。
最近の魚沼の天気予報は、午後の雷雨が予報されるのだが、降らない!

 魚沼と言っても範囲は広い。遠く見える越後三山に近い湯之谷地域も魚沼。
そして、守門岳、浅草岳に近い、入広瀬地域も魚沼。山に近けりゃそりゃ降りますよ。

 雷鳴に雨を期待し、空を見上げながらもタンクから如雨露に移し散水。
400ℓタンクですが、いつも300ℓ強の水をエンジンポンプで組み入れて運搬。

 うーん、今日も音だけで雨は降らずじまい。西の空が明るくなる。
間もなく陽が沈み、今日も又きれいな夕焼けなんでしょうね。嬉しくもないけれど。

 サツマイモは一度も潅水しないけれども何とか頑張っている。
でも、こんな水分不足状態でどんなサツマイモになるのだろうかと心配にもなる。

 沈む夕日に長く伸びるスベルべの影です。
消えゆく雷雲を見て破礼句を思い出す。「音はすれども姿は見えぬ、ほんにお前は〇のような」ですね。
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秋用種子を買い求める

2023-08-20 04:00:58 | 野菜
 長岡に所用で出かけたついでに大型ホームセンターに立ち寄る。
長く続く干ばつ、高温状態が続く畑だが時期的には秋野菜の時期になる。


 何年も作っていなかったニンニクも今年は植えよう。
もちろん、種球にも拘り日本産。ついでに気まぐれ気味にラッキョウも入手。

 定番になっている大根類です。
お店に人気の四種類。特に真紅の「紅くるり」は4袋買い求めました。

 普通大根と言うか、秋大根の定番「耐病総太り」は1袋。
これに、別の店で「英才」を買う予定。前者はパリパリで後者は蕪のような食感です。

 葉物類も、買いそろえる。「新潟とう菜」と「川流れ菜」は春用になります。
珍しく、紫色の白菜(白くないから白菜ではなくて紫菜かな)を見つけてゲット。
 帰宅して早速、紫白菜の「紫奏子」を連結ポットに蒔きました。
45粒って袋には書いてあったが、50数粒あり儲けたような気分です。

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92年前の尾瀬紀行(10)

2023-08-19 11:48:08 | 登山
   50年前の尾瀬紀行(10)

 中田代に入ると、数知れぬ池塘や、小川の辺に大葉の毛せん苔や太さ指程のトクサが一米余に伸びて、平地には見れない珍しいものだ。原一面に日光キスゲが真っ盛り、遅れているあやめの花もきれいだ。チングルマ草など、珍しい草花は数えきれない。当時でもこれ等の高山植物の保護に相当力を入れ、監視員が時折巡視して盗む者が見つかれば注意し、悪質の者は処罰していた。このようにしてねこの自然保護が今日に引き継がれているので、何と言っても日本で著名の高山植物の宝庫というのも過言ではない。

 私は尾瀬が好きだ。静かで美しい自然が殆ど損なわれていない。広々とした湿原に数知れない池塘や四周の山々、尾瀬沼、沼尻川、白樺、ダテカンバの林、楢の古木等、之等が自然の中に尾瀬の中に創り出している。景観は概ね女性的で飽かぬ眺めは、五十年後の今日でも私の脳裏にはっきりと映って離れない。倅や孫達が尾瀬から帰ってくると、又しても話し出して楽しんでいる。
        (続く)
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