夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

内田康夫著「遺骨」文春文庫

2007-03-02 23:35:47 | 本と雑誌

内田康夫著「遺骨」文春文庫
淡路島へのフェリーで言葉を交わした男の不審な行動

あるはずのない遺骨

そして男は殺された

浅見光彦は例によって事件を追いかける

やがてある男の過去が見え始め―

金子みすゞの詩が使われています

おひとよし 多少頼りないところもあるけれど おっとりして憎めず 正義感の強い瞳の綺麗な 爽やかな好青年 だったはずの浅見光彦 何処か変わってきてしまった そう その変貌を残念に思うのは 私だけかもしれませんが

最初の作品の頃の純粋に謎だけを追うわくわく感 読み終わった後の上質なミステリを読んだ 爽快感 満足が失われてしまったような気がします