淡路島へのフェリーで言葉を交わした男の不審な行動
あるはずのない遺骨
そして男は殺された
浅見光彦は例によって事件を追いかける
やがてある男の過去が見え始め―
金子みすゞの詩が使われています
おひとよし 多少頼りないところもあるけれど おっとりして憎めず 正義感の強い瞳の綺麗な 爽やかな好青年 だったはずの浅見光彦 何処か変わってきてしまった そう その変貌を残念に思うのは 私だけかもしれませんが
最初の作品の頃の純粋に謎だけを追うわくわく感 読み終わった後の上質なミステリを読んだ 爽快感 満足が失われてしまったような気がします