両親が殺され 寺で育ち やがて道場で武芸を覚え
住む場所が変わるごとに 名前も出世魚のように変わっていく男は 血は争えず 目的を持って盗賊と仕事するようになる
と おそらく物語の半分で作者が病死した為に本作は未完である
でも面白い
主役が 獄門首になるか かわして高笑いで終わるかは分からないが
読後感良い終わり方をしただろう
そんな気がする
未完のまま
なのが実に惜しい
妙にさめた主人公に恋の一つもさせてみたい
などと 思うのだ
名前が変わって大きくなっていく男
ふと斎藤道三
美濃の蝮ーと呼ばれた男を思い出しました