夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

キャロライン・ヘインズ著「ダリアハウスの陽気な幽霊」創元推理文庫

2009-03-17 23:52:47 | 本と雑誌

キャロライン・ヘインズ著「ダリアハウスの陽気な幽霊」創元推理文庫
キャロライン・ヘインズ著「ダリアハウスの陽気な幽霊」創元推理文庫
借金 負債 なんと表現してもいいけど返せる当てはなし
先祖代々の屋敷ダリアハウスは手放すしかないのだろうか
故郷に帰ってきたサラは途方にくれていたが 屋敷の幽霊の入れ知恵で動いたことから 次から次へ過去の事件へ
求婚者

子宮がときめく男

殺人

南部女性 とにかく頑張る
いきあたりばったり なれど 幸運に恵まれ事件は解決

で 探偵としても認められちゃったみたいなサラのシリーズ第一作です


犬飼六岐著「無双十文字槍」徳間書店

2009-03-17 17:12:33 | 本と雑誌

犬飼六岐著「無双十文字槍」徳間書店
犬飼六岐著「無双十文字槍」徳間書店
でかい 強い ごつい
酒が好き 女が好き そこそこせこい
子供と薄幸の女 年寄りに弱い

情に篤い

末法院不覚と名乗る
気分で変わる寺のご本尊は 石 欠けた茶碗 おたまじゃくし
ネズミも逃げ出す荒れ寺に 儲け話を持ち込むは瓦版売りの佐一

「相対死(あいたいじに)」供養してくれと長持ちに入れ男女の死体を持ち込んだ天女のように美しい女

その女おひろを襲っ た男達の正体はー

二組の盗賊の暗闘が浮かぶ

「用心棒」菓子を売る亀屋の主人は幽霊に怯え 不覚が幽霊退治で泊まり込むことに

裏には後妻のとんでもない行状があった
幽霊騒動が収まってから 売り出された菓子を見て不覚は思う ーなんとしぶとい女だ あれは 生きているうちから 化けて出るかもしれんー 不覚は思わず懐に手を入れ ひしと念珠を握り締めた

そこはかとないユーモアが漂います

「姫街道」狐つき騒動にカタをつけての帰り道 襲われる男女を不覚は救うが
再度の襲撃に 男傷ついた身で更なる深傷を負いながら 女を庇い命を落とす

女 何処かとぼけたばあさまを守り 不覚は敵の首領らしい男と命のやり取りを

最後まで ばあさま老女に振り回されっ放しの不覚の人の良さが笑いを誘います

「邪剣」辻斬りにしても余りに残虐な手口が続き その被害者の死体を見つけた不覚と佐一は 死体の娘の言動に 人殺しを捕まえようとする

その相手はさしもの不覚も驚く動きを見せた

「人部薬」行方不明になった子供
墓地を歩く店主

その裏には鬼畜な男率いる一味がいた

子供になつかれた不覚
寺にいた猫の意外な行方

「帰郷」死んだ女中は生き返り 狐がついた
相談を受け不覚は店に泊まり込む

だが その話には裏があった

薄幸の女の死の間際の願いを叶えるべく不覚は及ばぬながら尽力する

「兄弟子」剃髪させ守ってやろうとした男

今の立場ゆえ死へおいやられるを黙認した 不覚の兄弟子

若き日の懐かしき思い出ごと断腸の思いで不覚は 信じる正義の為に槍をふるう

「女地獄」障子がひき開けられれば 刃物が落下し 死ぬ仕掛け
娘が開け 父親が死ぬ
かかるややこしい方法で何故殺したのか
不覚の見つけだした真相は

「淫虫」不覚さんは出てきません

村中の女に手を出そうとしてる好色医者
そいつを懲らしめてくれと頼まれた鹿蔵はー

あんた達ってば!しゃあないわねー

しゃあなさぶりが笑えます


犬飼六岐著「やさぐれ 品川宿悪人往来」 実業之日本社

2009-03-17 00:55:49 | 本と雑誌

犬飼六岐著「やさぐれ  品川宿悪人往来」 実業之日本社
犬飼六岐著「やさぐれ  品川宿悪人往来」 実業之日本社
男をあげようと村から出てきた矢吉は 実直すぎて悪人にはなりきれない
危ない所を助けてくれた顔に傷のある武士はー五年前 行方不明になった凄腕のうわばみ左門なのだろうか

茶屋で男達に絡まれたおかめ女を助けようとした矢吉は それが美人で名高い胡蝶の変装だったことを知る

縄張り争いのいざこざ
そこに 矢吉を迎えに来ていた妹おりくが巻き込まれ 役人に捕えられてしまった

今は乞食をしている元盗賊の万蔵

変装得意の胡蝶

酒さえ入れば無敵の彦六
彼らの力を借りて作戦決行

兄貴分の隆次に 妹助けだしゃ 村に帰れと言葉もらい

青春ぐらふてぃ
後味良い物語あります