夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

東野圭吾著「虚ろな十字架」 (光文社文庫)

2017-08-15 13:11:01 | 本と雑誌
虚ろな十字架 (光文社文庫)
東野 圭吾
光文社



憧れていた史郎と好きな映画が縁で言葉を交わすようになった沙織 だがその付き合いは・・・・・


子供を殺されて離婚した夫婦 その妻が殺された



別れた妻の書き上げようとしていた本の原稿を読み その遺品から中原はある事に気付く


過去の物語
誰にも話してはならないと当事者が抱えて それぞれに苦しんで生きてきた


殺人は許せなかった頑なな女性

自分の娘が殺されたから どんな形であれ「命を奪った行為」がそこまで許せなかったのか
他の形の解決を考えて 思いやることはできなかったのか
そうしていたら


正義は一つではないと思う

絶対的な正義は


未熟さと世間の眼を怖れるがゆえの酷い過ち
それを大人の判断でこれが正義と断ずること

正義を貫こう 自分が信じる正義を人に押し付けようとして殺された女性も「加害者」のように思える
他の人間の人生への
もっと穏便な方法はあったであろうにと


本の帯に登場人物の一人の弁護士の言葉「死刑は無力だ」とある
どうだろう
理不尽に家族を殺されて その犯人が大手を振ってー短い期間で社会に出てきてーまた殺人をしたら
刑罰として死刑は無力ーと言い切れるだろうか
人殺しをその犯人が反省していなくても 「死」という形で命で命を贖ったならば

犯人も死刑になったから
少なくとも もう人を殺すことはないーと思うことはできる
刑罰としての死刑は無力とは思えない

悪いことをした 反省しています

その言葉が心からのものと何処で信じられるのか
罪を軽くしてほしい 口先だけのもの

どうしたって殺された人間は生きかえりはしない

でも殺されなければ 生きていられた命

罪を犯した人間の人権ばかりをことさらに 生きる権利がある 生きていく権利があるー
そう声高に言うのを聞くと
では殺された人間の生きていられたはずの権利 その命についてはーと

罪がぼやかされるのは奇妙

でも罪を贖うべく生きてきた人間を 正義をふりかざし断罪するのもまた 思い上がりのようにも思われて





ひと区切りーになるといいのだけれど

2017-08-15 08:20:16 | 子供のこと身辺雑記
月一度の左目への注射が昨日で5回目でした
5回で1セット
一度に5万円前後の治療です
数日前から病院で処方いただいた目薬を日に4度ほどさして準備
注射した日は左目をガーゼで覆ってもらって帰宅 翌日の診察で異常が無ければ外してくれます

昨日の話では腫れはひいてきています
注射の効果は出ているとのこと

これで終わればいいのですが
今日もこれから診察に行ってきます

治療の前だから早く寝ようと思い いつもよりかなり早い時間に寝室に行った一昨日
2時間で目が覚めて その後中々寝付けず 眠っても1時間おきに目覚めて 起きないといけない時間にぐったり

そのせいか昨日は いつも寝る時間より数時間早く起きていられなくなり寝室へ
途中 数時間おきには目覚めたものの 割とよく眠れました












朝食から

炒めた野菜に最後 溶いた卵を流し入れ弱火で数分 蓋をして火を止め余熱で

クラムチャウダー
1cm角に切ったつもりの(笑)玉葱とジャガイモをバターで炒めて冷凍のむき身のあさりを加えて 塩胡椒ふりかけ水400cc
固形ブイヨンを入れて煮て 仕上げに牛乳200CC加えて 味を見て好みでちびっと醤油を落とすか あれば生クリームを入れても
浮き身としてクラッカーを砕いて入れます

赤魚の西京味噌漬けの焼いただけ

果物はグレープフルーツ


病院での待ち時間は お昼ご飯に何を作るか考えることにします
一応 読む本は持っていきますが 片目だとさすがに鬱陶しくて
覆われた左目を片手でおおって読まないと読みにくいんです