2017年10月12日発売
買った動機は94頁~95頁「セルフプロデュースで煌くタカラジェンヌの素顔 第24回 芹香斗亜」が観たかったー読みたかったから♪
2度目の登場だそうです
「ハンナのお花屋さん」を最後に宙組へ組替えとなる現在の気持と今後への意気込みを語っておられます
花組で二番手羽根を背負った頃のロングインタビューと比べると この方は何て強くなられたのだろうと感嘆します
5年間居た星組から花組への組替えの時には泣くことも多かったと語られていました
星組での最後の舞台「REON!」(2012年3月)では練習中も舞台でも舞台が終わっても泣いて
(組を替わる寂しさと不安と)
花組で最初に参加した全国ツアー「長い春の果てに(劇) カノン(ショー)」の最初の稽古から泣いて
(こちらは できない自分への口惜しさもあったかと)
そんな芹香さんを自身も組替えの経験ある当時のトップスター蘭寿とむさんや 後に雪組のトップスターとなった壮一帆さんは その一生懸命さや頑張りぶりを温かな眼で見てました
ショー「Swing」で芹香斗亜さんは男役だけでなく女性としてドレス姿で蘭寿とむさんと踊る場面を貰っています
この時に蘭寿とむさんは芹香斗亜さんが舞台で一緒に踊っていて何か掴んだようだーとその踊りが良くなったー何かの壁を超えたように感じたことがあったそうです
過去のロングインタビューで芹香斗亜さんも振付や基本を大事にするだけでなく感覚についてーこうなんだーと気付いたことがあったと話しておられました
蘭寿とむさんはこの時の芹香斗亜さんを「若妻」と言われてました
黒髪でショートヘアの鬘でとてもボーイッシュに一見思えますが 相手役の蘭寿とむさんを挑発するような笑顔 最後の倒れて行く姿の艶めかしさ
初々しい新鮮さから 横たわる時の腕や足の動かし方
誘いこまれる魅力を発揮しています
「今の自分の武器は何かと尋ねられたらー大きさーと答えると思います。
子役から女役までなんでも演じることが出来る、
それくらい、花組では幅広い役を経験させて頂きました」
記事最後の言葉は
「組替えは改めて自分と向き合ういい機会であり成長できるチャンス
また、星組の仲間とは今も仲がいいし、花組の仲間との絆もきっと続いていくはず
組替えする度に私の宝物は増えていく・・・・・
宙組でもそんな宝物をたくさん増やしていきたいなって、思っています!」
現在公演中の「ハンナのお花屋さん」この舞台では主人公クリスの父親のアベル役を演じて好評です
この記事の写真では一段と増した透明感と何処かふっきれたような明るい表情を見せていました
「ベルサイユのばら」ではオスカルも 台湾公演ではアンドレも演じた芹香斗亜さん
芹香斗亜さんがオスカルを演じた時にアンドレ役を演じた望海風斗さんは公演の頃のインタビューでこう話しておられました
(いつもは男役の芹香斗亜さんが女性であるオスカルを演じるにあたり自分の乙女心をあらためて捜している姿に)
「お前は大きいけど女なんだぞと オスカルの役作りをしているキキ(芹香斗亜さんの愛称)の姿を見て自分もアンドレの役作りをしている」
芹香斗亜さんの方が望海風斗さんより背が高い為に 一人だけ大きいオスカルとか とやかく言う人もいたとか
アンドレが撃たれて死んだ時のオスカルの横顔とかね
感情がよく出ていたと思いますけれど
宝塚の「ベルサイユのばら」には歌舞伎のように型を重んじるところもあるから
このオスカル役では苦しまれただろうと思います
オスカルを演じる芹香斗亜さん
このいでたちだとスタイルの素晴らしさー脚の長さに感心します
芹香斗亜さんは横顔も美しい
男役を演じれば凛々しい男らしさも見せてくれる方
王子でも悪人でも きっちりとその魅力を表現できる方です
歌声の艶も一際増してきました
聴きたい声の持ち主です