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KADOKAWA / 角川書店 |
小説・古川春秋
原案・金城一紀
頭の中に銃弾が残ったままの石川安吾 一度 生死の境をさまよった彼は死者と会話が出来るという謎の力を得た
但し 死者の肉体が火葬などして消滅すると その会話はできなくなる
期間限定の特殊能力を使い事件の真相に迫るべく捜査する
一緒に捜査に当たることも多い立花とはぶつかることも多いが この特殊能力については話せない
死者の魂を見ることができないことにコンプレックスある特別検視官の比嘉ミカ 彼女の祖母は現役のユタ それゆえにー
殺された男・大林は自分は鬼に殺されたと石川に告げる
だが大林と同じ会社の若い女性が自殺を図ったと思える状態で見つかり その部屋から大林を殺した証拠物件が見つかる
情痴のもつれからーと事件は解決した流れになるも 大林は否定する
石川が仕事を依頼する情報屋までもが殺され 事件に関わる死体の数が増えていく
石川と比嘉も殺されそうになり病院へ運ばれた
都市伝説のような殺し屋と石川の対決
兄の形見のライターで負傷しながらも助かる石川
大物政治家の息子のしでかした犯罪
その秘密を知るかもしれない人間が次から次へと殺されていっている
遂に石川は犯人にたどり着くがー
権力の座につきたい野心家
そこに利用された者達
それでも一応事件は解決し 石川は次の事件の被害者である死者に話しかける
「あなたを殺したのは、誰ですか?」