夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

お花

2007-01-22 14:53:09 | 子供のこと身辺雑記

お花
お花
お正月にいけたお花の松と南天を捨て惜しみ(せこい!笑) 新しくお花を買ってきて いけかえました

花器をお気に入りの桃色のをイメージして買ってきたのに見つからず これに

それにしても あれ 何処にしまったのかしら 使いたい時には役立たず また後で探さなきゃ

花器さん花器さん何処ですか?

返事してくれないかな~


宣伝みたいになるけれど

2007-01-21 11:22:35 | 本と雑誌

宣伝みたいになるけれど
宣伝みたいになるけれど
宣伝みたいになるけれど
宣伝みたいになるけれど
ただいま発売中のオレンジページ2006年ベストレシピと2冊組ですが 作りやすいレシピがいっぱいです

今日は「でかもやしつくね」を作ってみました 材料は鶏ミンチともやし 薄切りした竹輪を加えて焼いてもいいかもしれません

買って良かったと思っております


「恋模様―珠洲香―1」

2007-01-21 08:29:18 | 自作の小説

―ずっと若い頃 片思いをした 相手が結婚してからも暫くは どうして自分が愛されなかったのだろうと 思い出しては泣いた

今あの頃啓介さんが選んださつきさんの年齢(トシ)になろうとしている―

予定では25才で結婚し30才までには 二人の子の母になっているはずだった・・・計画は悪くなかったが 男がいなかったのだ! 致命的なミス 計画の失敗である

結婚するまでの腰掛けで始めた料理助手の仕事は 数年前に先生が倒れ 代理で生徒を教えることになった 今は専任の講師として運営も引き受けている 先生は将来は完全に引退し 後を珠洲香に任せる そう言っている

実際 結構忙しく恋してる暇はない 出会うチャンスもない 何故かノンビリ屋の友人ばかりで みんな独身と言うのも マズいのかもしれない―と珠洲香は思う

恋愛に興味なさそうに見えた従姉妹の三城千尋は 啓介の結婚式で 新婦さつきの弟に一目惚れされ 五年前にゴールインした

午後には結婚する生徒の為にケーキを焼く予定だ

ふわふわの花びらいっぱい 甘過ぎないクリームで飾って

他にリボンの形のクッキ―も焼いて

仕上がった頃 生徒が入ってきた

「わ~美味しそう!すっごく綺麗 なんで先生独身なんだろ 勿体ないなぁ」

「あ・・・・今の言葉は痛いわ」と珠洲香は笑う

若い娘は遠慮がない ずけずけ心に浮かんだことを言う

かつての自分もこうだったろうかと想う

さぞかし鼻持ちならないイヤな娘だったことだろう

弾むような足取りで 教室を出ていく生徒を見送り 仕事中はまとめている髪をおろす

教室を出る前に一巡し確認して 戸締まりをする

建物の入口で警備しているガードマンに 余分に焼いておいたクッキーを差し入れる

かつての若い娘は料理教室の中の人間関係で揉まれ 気配りでき しなやかな後ろ姿持つ女性へと成長していた

「あんな綺麗な女性なら さぞや素晴らしい恋人がいるんだろうなぁ―」と噂されていることを 珠洲香は知らない

女性として恋愛の対象とされる年齢は過ぎた―と思っている

でもって背筋伸ばした緊張感は 玄関が近付くにつれ消え失せ 部屋へ入る頃には だら~~~っと 既に人間以外の生き物へ変化する

「階段上るのに四つん這いで登るンじゃありません!」 悲鳴のような母親の注意が飛ぶ

着替えて降りてくると 長年使い込んだマグカップに昆布茶 で 又だらだらだら~っとソファーに沈み込む

「まったくアンタって娘(こ)は外面だけはいいのに 落差がどんどんひどくなってきてるわよ そのうち人間を維持できなくなるからね」

「ふぇぇぇい」

「返事は{はい}でしょ! そんなんだから大台に乗ろうかと言うのに 恋人はおろか男友達の一人もできないのよ

おかあさんは孫も抱けず寂しく死んでいくのだわ」

冗談半分の母の嘆きに「夜遊びして男の家を泊まり歩くよりいいでしょ おかあさんに長生きして欲しいから 清く正しく いい加減に美しく日々生きているのです」

「そ~いうのは努力って言わないの もてない!って言うのよ ああ情けない娘だわ たまにバンと化粧したかと思えば 似たよな独り身の女友達との集まりなんだから」

「ふぇいふぇいな」

昆布茶と母の趣味の愚痴に付き合った後は オーブントースターでチーズ乗せた餅を焼く 少し焦げ目つくぐらいが美味しい 有り合わせ野菜を適当に刻み ベーコンやソーセージぶち込み ひつこくグダグダ煮てケチャップと醤油 塩胡椒など適当に入れたスープを飲む 食べる時に スライス・チーズをちぎって入れても美味しい 圧力鍋で作れば早いのだ 一度作れば温め直すだけなので 三日はもつ 実家で暮らし続けていれば 楽で結婚する必要を感じない・・・のだった

―問題は ときめきよねぇ 感受性さびついちゃって―

だが捨てる神あれば拾う神あり・・・だ たぶん そういう展開なのだ

でないと話が終わらない~

けれどヒロインは呑気だった・・・

ハンドルを持っていない時は・・・だが

その日片側通行の工事中には ひっかかる 友人との待ち合わせには遅れそうになる―で 色々あり珍しく珠洲香は気が立っていた

と強引に割り込んだ車が 更に無理な車線変更したので ―このぉ! 抜き返し右折して駐車場へ入った

駐車して車を降りると さっき抜き返した車がいる 運転席側のドアが開き坊さんが降りてきた

「運転が無茶すぎるんじゃないか」

「あんなバカ運転するハゲに言われたくないわね」

「わた・・・わたしはハゲじゃない!」

「失礼」微笑んで会釈し「これは失礼 ツルツル不毛の頭に」向きを変え出口に向かう

何事かと警備員が近付いてきている 「どうかしましたか?」

尋ねてきたのへ 軽く肩を竦め「さぁ?わかりませんの」と すまして答えた

待ち合わせた店で さっそく友人へ 「もう最低!さっきさ~坊さんの癖に呆れた運転する奴がいて しつこくも駐車場までつけてきて いちゃもんつけたのよ あんなのにお経あげられたら成仏どころか悪霊になるわよ」

「でイイ男だった?」と美容師の美智留が聞く 色白 仕事柄か指が美しい

「ハゲよハゲ」と珠洲香はにべもない

と 「わたしはハゲじゃないぞ!」叫ぶ坊主頭

「また出た!」と頭を抱える珠洲香 「物の怪(もののけ)みたいなボーサンだわ」

「あっら―いい男じゃない」早智子はニヤニヤしている

「仁慶 遅れてきて何騒いでるんだ」 眉の太い はっきりした顔立ちの背の高い男が寄ってきた 「全く生臭坊主だな 美女ばかりの集まりにすり寄っていくんだから すみません ご迷惑かけました」 男はぺこりと頭を下げ 仁慶の耳を引っ張り「お前はこっちだろうが」と言いながら連れて行った

「殴るぞ 」 ひっぱられながら仁慶は ジタバタしている 背の高い二人は目立った

「さ 場所変えよ 場所」 珠洲香は立ち上がる

それぞれに仕事があるので ひと月かふた月に一度程度の集まりだ ご飯食べて カラオケというのが大抵のコースで 映画になる事もある

珠洲香は何か落ち着かず その夜は楽しめなかった

料理学校の生徒を連れて食事マナ―のレッスンにホテルのレストランへ出かけた帰り

入口で擦れ違いかけた男が急に立ち止まった 「仁慶と話してた方でしょう?」

あのボーサンの連れだった ホテルの制服が長身に映える

「マナ―教室を時々こちらでお願いしているのです」

「失礼しました 僕は橋本栄三郎と言います」言葉と共に名刺が手渡される

「さくら料理教室の葉宮珠洲香と申します」 「本日は当ホテルをご利用有難うございました」 職業に戻った声で橋本が言った


鷺沢萠著「私の話」河出文庫

2007-01-20 21:11:02 | 本と雑誌

鷺沢萠著「私の話」河出文庫
鷺沢萠著「私の話」河出文庫
三十代半ばにして世を去った作家がいる 19歳での作家デビュー 若くしての結婚 離婚 鷺沢萠(さぎさわ めぐむ)

真摯に自分のルーツと向き合い 逃げることがなかった・・・

けれど常に{死}を見ていたのだろうか

この作者自身を振り返りつつ綴られた物語にドン度焼きなる食べ物が出てくる 日本のお好み焼きにも似た素朴な食べ物である

面白く思ったのは 我が家にも父が作ってくれた焼きだこなるおやつがある

溶いた小麦粉に卵を割り入れ さっと混ぜて焼き 砂糖醤油につけて食べるのだ

どの家にも伝わる味はあるのだなと

著者の振り返る 推察する どんど焼きへの考察は悲しい

彼女は寂しさと哀しさ 孤独感と罪悪感を絶えず抱え続けていたのだろうか

もし近くにいたら できたら 言ってあげたかったと思う

人間どうしようもない事こそ多いのだと

あがいて苦しんでいる最中でも笑えるのも人間なのだと

真面目に 読んでほしい本です


剣持鷹士著「あきらめのよい相談者」創元推理文庫

2007-01-20 00:51:47 | 本と雑誌

剣持鷹士著「あきらめのよい相談者」創元推理文庫
解説の巽昌章氏によれば 作者は弁護士とのこと

「あきらめのよい相談者」 イソ弁の主人公が断った客は 同じビルの他の法律事務所にも同じ相談をしていた

諦めが良いのか悪いのか その客の隠された真の目的とは?!

「規則正しいエレベーター」 作者と同じ名のイソ弁が今回も奇妙な謎と遭遇 友人コーキの明快な推理

「詳し過ぎる陳述書」離婚したい依頼人の女性 別れたくない夫の言分は 変に詳しかったが―

友人コーキの力を借り勝ちをもぎとる主人公 「あきらめの悪い相談者」 客の言動は何かひっかかるものがある

それは実は―

杉田比呂美さんの表紙もいい感じです


島田荘司著「上高地の切り裂きジャック」文春文庫

2007-01-19 21:33:44 | 本と雑誌

島田荘司著「上高地の切り裂きジャック」文春文庫
女優の死体には石が詰められていた 容疑者は遠く離れた場におり 犯行は不可能に思えるのだ

「山手の幽霊」 発見された死体は餓えて死んだと

復讐か

御手洗(おてあらい―と書いて みたらい と読む 勿論みたらし でもない)潔の推理

彼は 不可能で魅力的な謎が好きな探偵です 好き嫌いは はっきりと分かれるでしょうが


可奈ベッド

2007-01-19 09:37:06 | ペット

可奈ベッド
可奈ベッド
寝る為に部屋へ入った娘が呼びにきた 「お母さん見て見て~」

娘より先に眠くなった猫の可奈は 勝手に娘のベッドへ潜り込み 毛布を好きな形に変形させていた

きっと自分のベッドだと思っているのだろう では 娘は迷惑な同居人・・・だろうか


おみゃ~何処さ 上がってるんだべ・・・

2007-01-18 17:30:22 | ペット

おみゃ~何処さ 上がってるんだべ・・・
おみゃ~何処さ 上がってるんだべ・・・
おみゃ~何処さ 上がってるんだべ・・・
お菓子を焼いていて 背後に不気味な視線を感じた

と炊飯ジャーの隣りのせせこましいスペースに ちょこんと座っていた レンジ台の上に上がれば 首を巡らせば窓の外を眺めることも可能だ

窓は下半分がすりガラス 上半分は透明になっている

それとも何してるか監視しているのだろうか 猫に監視される人間― ふ・・・深くも浅くも考えないことにしよう(笑) しばらくすると猫の可奈は見張りに飽きて二階へ上がっていった 大抵 娘のベッドの上で寝ている


今日のおやつ(―なんて安易な題だ・笑)

2007-01-18 11:48:16 | 食・レシピ

今日のおやつ(―なんて安易な題だ・笑)
今日のおやつ(―なんて安易な題だ・笑)
今日のおやつ(―なんて安易な題だ・笑)
今日のおやつ(―なんて安易な題だ・笑)
今日のおやつ(―なんて安易な題だ・笑)
バナナのグラタン カスタードクリームの中に切ったバナナを並べ あればスライスしたアーモンドなど飾り オーブンで焼くだけ 私はカスタード・クリームに黄味だけ使い 残った卵白を砂糖入れ泡立て メレンゲにして 乗っけてみました

昨日と同じフレンチ・トースト 今 母が気にいっているので^^;

ベークドポテトになる予定のじゃがいも

母が固いとたべにくいので 茹でるか蒸すかしておき バターかけてオーブンで焼くだけです 耐熱容器に入れ持って行きます


夕方の病院の母への差し入れ

2007-01-17 17:03:18 | 子供のこと身辺雑記

夕方の病院の母への差し入れ
夕方の病院の母への差し入れ
夕方の病院の母への差し入れ
夕方の病院の母への差し入れ
夕方の病院の母への差し入れ
母のリクエストのフレンチ・ト―スト ケーキ(多分・笑) 豆乳 フルーツセーキ 入れていくのは不二家のカバン ―色違いで緑もあります 使いやすい大きさで長年愛用しています

他はピンクのくまのぷーさんのとか(これはタカラブネで)

ぺこちゃんぽこちゃんの絵があるところは ポケットになっています

もとは子供達の塾用のお弁当入れに使っていました

子供っぽいからと 子供達が嫌がるようになってからは もっぱら私が入院中の母への差し入れに使用しています 食べて体力をつけることに力を置く主治医の理解を得てですが 家の三食プラス母が食べてくれそうなもの・・・ 空いた時間は料理本とにらめっこ 余り変わったものは 食べてもらえないし 作りたいものが他にできたり 食欲起きる美味しい料理が課題です


JET作「本陣殺人事件」角川書店

2007-01-17 13:52:55 | 本と雑誌

JET作「本陣殺人事件」角川書店
JET作「本陣殺人事件」角川書店
横溝正史先生の小説を漫画化したものです

読んだトリックを絵にする 映像化するのは 大変です

本陣の一柳家の当主の婚礼の夜 惨劇は起きた 雪に囲まれた建物 中には血塗れの死体

庭には血に濡れた日本刀

浮かび上がる三本指の怪しい男

余りに潔癖で誇り高い人間が考えた・・・・・

姪を失った銀造は金田一に事件解決を依頼する


JET作「犬神家の一族」角川書店

2007-01-17 13:43:02 | 本と雑誌

JET作「犬神家の一族」角川書店
JET作「犬神家の一族」角川書店
JET作「犬神家の一族」角川書店
横溝正史先生の原作を漫画化した作品です

漫画家さん自身が時代小説とミステリ大好き!な方 シャーロック・ホームズもエラリー・クイーンも漫画化する豪腕なベテランさん 楽しそうに描いております

横溝先生の作品を漫画化する今一人の長尾文子さんのと比べ読みするのも楽しい♪

金田一耕助がボートの美女 珠代の危機に駆け付け救出する間に 彼を呼んだ若林弁護士が殺され 古館弁護士より更なる依頼を受け 否応なく犬神家の無気味な事件に巻き込まれていく

信州の大財閥犬神家 そこの当主が忌まわしい遺言を置き土産に死ぬ 美しい珠代を得ようとする男達 更に顔を隠した謎の男 漫画も映画も小説もドラマも 筋立ては分かっているのに 間をおいて繰り返し見てしまいます