やっと見つけた「ブレーメンⅡ」完結編
とぼけた船長 切れ者か呑気なだけか昼行灯青年社長
頼れる仲間の勇気ある動物乗組員たち
力を合わせて頑張れば みんな幸福
めでたしめでたしなユートピア
やっと見つけた「ブレーメンⅡ」完結編
とぼけた船長 切れ者か呑気なだけか昼行灯青年社長
頼れる仲間の勇気ある動物乗組員たち
力を合わせて頑張れば みんな幸福
めでたしめでたしなユートピア
娘を塾へ送りがてら銀行へ行く用事もあり 今姫路駅だとメールを寄越した長男と飾磨駅近くで待ち合わせをした
踏切より僅か北のところに赤いライト付き棒を持って振る警官の姿が 何処か物々しいのです どうも車を踏切へ行かせないように誘導しているようにも見えます 勿論 普段はこんなことは ありません
何かあったのだろうか? 不思議に思いながら帰りました
そして娘を塾へ迎えに行くついでに 薬屋さんへ行こうと 飾磨駅の方へ曲がろうとすると 車が通れないように 警察の車らしいバンが停めてありました で仕方無く東へ直進し そちらの踏切を渡ったのでした
駅前商店街―と呼ぶには さびれておりますが 一体 何があったのか とても気になっております
朝刊には何か記事でもあるでしょうか
普通には 思えませんでした
寒天を煮とかし 砂糖を加え裏越しし牛乳入れ アーモンド・エッセンスふりかけ 流し箱で固め シロップをかけるだけ
という簡単さ
失敗なく誰にでも作れます
これをきちんと作れば杏仁豆腐と名乗れるはず・・・です
無水鍋について調べてみました というのは 母が昔から持っている{アサヒの無水鍋} これが―古い鍋なのでかなりくたびれていますが―とても使いやすいから なのです 焦げにくく ご飯も炊け カレーやシチューも美味しくでき 少量の蒸し物にも重宝します 活力鍋のアサヒ軽金属とつながりがあるのか―も気になるところですが
検索してみると無水鍋幾つかありました ネットでも買えるようです 蓋がフライパンとして使える商品もありました オーブンのようにケーキが焼けるのも その鍋を使った料理のレシピもサイトにありました 暇な時に見ようとパソの お気に入りにいれました
鍋とか台所グッズは何か便利な良い品があるのでは?と 料理の腕もないのに気になります で あと少し広ければ ここにあれ置いて―と妄想を(笑)
生きるためにの{シノギ} ヤクザな時代へ懐かしさと悼み
その体験は財産となり 浅田氏の作品の中で生きている
“あなたを見つめていたい ただずっと・・・
あなたの傍で生きていたい
愛しています 愛しています
わたしは繰り返す
うけとめられるはずもない想いをおくりつづける
あなたが好きです 好きです
ただ繰り返す”
いい年をして従姉妹の葉宮珠洲香と交換日記している千尋は 時々相手の感性にめげそうになる 珠洲香はいかにも女の子 女の子した 女の子なのだ 母親が娘に欲しいと願い お嫁さんにきてほしいと思うような
千尋はそういう可愛らしさは 持っていなかった 年も同じで一番仲の良い従姉妹ではあったものの
珠洲香ほどではないにせよ 先日結婚した遠矢啓介のことは少し好きだったのだが ただの軽い憧れだ
余り恋愛は得意ではない ―あら いいじゃない―と思っても―きっと彼女いるよね―と始まる前に ひいているので恋に発展しようがない
だから「付き合って下さい」と急に言われた時 「へ?あたしの事ですかい」―と随分間抜けな受け答えをしてしまった
まさかそんな返事が返ってくると想わなかったのか 相手も困った表情に しかし素早い立ち直りを見せ 言った
「奈須さつきの弟で奈須一(はじめ)と言います」
―何を血迷って自分なぞに・・・と千尋は思う
「あの・・・一体あたしの何処が貴方にアピールしたんでしょうか?」
「スピーチが面白かったので」
―あ・・・侮れない―千尋は一を見直した
いい意味での「見直す」でなく ほんま変わったやっちゃで―という目で
“優しいと言えば聞こえはいいですが優柔不断で人任せ 余りに鷹揚で ―それでいいのか・・・おいおい・・・ なんてところもあります 新婦のさつきさんにはおおいに手綱をひきしめていただいて”
それほどうける内容だったろうか
おかしな男だ~と言うのが 三城千尋が奈須一に対して抱いた印象だった
「その人と微妙にずれた反応が面白くて ああ もっと話したい そう思ったんです」と一が言った
ま・・・あ悪い人ではなさそうだ―と 付き合うことにした千尋だが ―何ごとも経験だし―
一の誘いは 渋かった 落語 講談 浪曲
これはデートなのだろうか?と千尋は悩む
世間一般の言うデートとは違うような気がするぞ・・・と
これだと同性の友人と同じなのでは? もしや異性と見られていないのか
さて一には一の言分があるのだが
「映画?」
「見たいのがあるの」 「う・・・ん」
「映画嫌いなんですか?」 一は困った顔になる
「う・・・ん 映画館って暗いでしょ?」
「暗い所 怖いんですか?」 軽く目を見開く千尋に 一は言った
「暗いと悪い事したくなるんだ スケベなもんで」
「はぁ?!」
「寄席とか演芸場は明るいよね それと千尋さんの笑顔が見たかったんだ 笑うと たまんないほど可愛いから」
こんなやりとりで不本意にも千尋の心臓はドキドキした
相手の笑顔が見たいから 冗談を言い続けるなら まだ判る でも そこで何故落語!
あたしより よっぽど変じゃないか~
「何されてもいいってんなら映画館行くよ」
「えっと~一さんは あたしが好きなんでしょうか?」
「うん!」嬉しそうに一が笑う
「じゃスケベ心はしまっておいてね」
「いつまで?」
まるで漫才みたいなやりとりじゃんか こいつは~~~
「と・・・取りあえず一年!」
自棄になって千尋が叫ぶと 一はちょっと哀しそうな目をした
「なが・・・すぎる」小声でぶつぶつ独り言「男として健康に悪いゾ」
「いっそ入院してしまえ!」
やっぱ付き合ってられん こんな奴
方向転換して千尋はスタスタ歩きだす
「千尋ちゃん大好きだぁ~」 ゴールデンレトリーバ―のような目をしたデカい男は 後ろから千尋に抱き付いてくるのだった
「ええぃ五月蠅い汚れる放せ」
「やだい」
「殴るぞ今に」 漫才のような会話 冗談の繰り返し でもって一年後 一が言った 「結婚しよ 一年経ったし」
「はい?」
「一年したらスケベな事していいって千尋ちゃん言ったし なら結婚して おおっぴらにイチャイチャしよう」
ああ その理屈が判らないと千尋は思う
「正直一目惚れ だれ?あの人 そしたら式の司会者が指名してスピーチ
わ~おわおと叫びだしたい気分だった
君が好きなただの一人の男 君の笑顔を見るだけで嬉しい単純な男 そんな男の嫁さんになってくれないかな?」 「はい・・・」以外の返事は出てこなかった 一の勢いに負けたのだと千尋は思っている
しかしそれは シアワセな敗北だ
2002年12月に初版発行 横溝正史の金田一シリーズを漫画化したもの 帝銀事件をモデルにしたとおぼしい天銀堂での毒殺強盗事件の容疑者として取り調べを受けた椿子爵が自殺した その後 何とも戦慄させる調べと共に椿邸では怪事件が続いて起き ついには殺人が
哀しい悪魔の紋章は 血の涙を流す
何故に我 この世に生まれしか
怒りと絶唱
かつて学生時代に横溝先生作品が続けて映画化され ドラマとなりました
角川文庫の「悪魔が―」の本の表紙は無気味で毒々しく 私は横溝先生の本は たいてい春陽文庫の方で揃え 無い本だけを角川文庫で買ってました 小さくて場所をとらない文庫本 幾ら読みたくても おこづかいでは ハードカバーには 手が出せませんでした
「夜歩く」どんな話なんだろう? お昼をヨーグルト1コにして浮かしたお金で本買ったものです
そんな頃を 横溝先生の名前を見れば思い出します
今は何かと言えば差別用語とされ 表現が逆に不自由になってしまった時代のように思えます
昔の私へ
人生 思ったようには ねがったようには いかないね
遠い昔 真剣に必死に生きてた私へ ごめん・・・
北海道を主な舞台に ロシアから流れてきた軍用犬と 奥羽軍の仲間が戦うあれやこれや編
ウィードが恋に惚けている間に ウィードの父や仲間達は絶体絶命の危地にいた
ロシア軍用犬の卑劣なリーダー へ 一矢報わんとする義理を知る犬元ロシア軍用犬のマクシームだが・・・
長いシリーズです 矛盾など ツッコミつつ読んでも(笑)
映画「王の男」の漫画化作品です
王と愛妾を滑稽に表現した芝居で 評判となったチャンセンとコンギルのいる一座は しかし咎められ捕らえられる
「王が笑えば罪はないはず!」 チャンセンの命をかけた訴えは通り 王の前で芝居をすることに
女性よりも美しいコンギルの必死の機転で 王の笑いを得るが
彼らを捕らえた大臣チョソンには別の思案があったのだ
王はコンギルを気にいった
王の側室ノクスはコンギルへ嫉妬し 陥れようと企む
チャンセンはコンギルを庇い 罪人となる
王を快く思わない重臣達は 行動を起こし
王の孤独と絶望に触れたコンギルは 自分の為に目さえ奪われたチャンセンと 生まれ変わっても同じ芸人となり 芝居をしたいと願うのだ
映画とは また違った世界がここにあります 漫画を読んでから 映画を見にいけば 判りやすくていいかもしれません
昨夜漬けておいた大豆で 豆乳・ご(う)汁・昆布と大豆を煮たの
煮豆は先に圧力鍋で大豆と昆布を煮ておいて圧力下がれば 他の鍋に移し味の仕上げをします 合間に料理本を眺め 何作ろうか考えています
“ずっとずっと好きな人がいます でも いつも子供扱い 私は23になったのに・・・
幾つになっても最初に会った年のままに思われているのか
幼い頼りない恋心と思われているのでしょうか
対象外なのかもしれません
落ち込むことがありました 助手してる料理学校の仕事が終わり 買物して帰ろうと行きかけた道で ばったり女連れのその人と出会ってしまいました
「今帰りか?一緒に飯でも食うか」
連れの女性は露骨に嫌な顔をした 私だって お邪魔虫になるつもりはなくて
「今日は急いでいるので」
「そっか~またな」 手を振って歩き出すその人の腕に その女性はしっかり腕を絡ませた
うん馴れてるわ 女性連れの その人と出会うのは どうせね どうせ
33才だもの 他に付き合ってる女性がいて当然
三城千尋は私にとって母方の従姉妹で 遠矢啓介は千尋の父方の従兄弟 つまり私と遠矢は赤の他人 血の繋がりは全く無い でも千尋をはさんで まあ平たく言えば子守やら家庭教師などなどしてもらってきた 親戚のお兄ちゃん・・・と言っていいかもしれない
だけど私にとっては初恋の―大切な大切な人”
従姉妹の千尋から 事故に遭って集中治療室に入っている千尋の従姉妹 葉宮珠洲香(はみや すずか)の日記を渡された遠矢啓介は その最後の頁に困惑と罪の意識を覚えていた
―相手は十(とお)も下の小娘だ
しかも長い間付き合ってきた恋人と つい最近 結婚を決めたばかりだ
鮮やかに若く純粋で美しい娘珠洲香
日記を渡した千尋の目は 啓介を責めていた 「知っていたのでしょうに あのコが お兄ちゃんを好きだったこと」
で どうなる?―彼は苦笑せざるを得ない
大人の男の決断てものが あるのだ
死ぬか生きるか 助かるか助からないか 自分が病院につめていたところで どうなるものでもないさ
自分に言い聞かせ 婚約者とのデートに 彼は向かった
何年も結婚を引き延ばし 待たせてしまった責任が自分にはある
「啓介さん!」
「な・・・何!?」
「わたしの話聞いてないでしょ 結婚式についての相談なのよ」
「君の好きにすればいいさ」
「投げやりね どうでもいいってことじゃない」
「悪かった 気になることがあって」
「何なの?」 で珠洲香が事故にあった事を啓介が話すと 途端に彼の婚約者 奈須さつきの表情は険しくなった
「以前に会ったあの娘でしょ 白いカーディガンの似合う」
いつにないキツイ視線が啓介に向けられた
「貴方はわたしにプロポーズしたのよね」 さつきは溜め息をつく「まったく なんでそんな後ろめたそうな顔をするのよ 小さな頃から知ってる人間が生死の間をさまよっていたら 心配するのは当たり前じゃない」
「だよな」ほっとしたような啓介
「貴方 自分で気付いてない?」
さつきの言葉の意味が啓介には分からなかった
「まいったわ・・・結婚する前でさえ わたしは貴方にとって一番じゃないのね」
「俺は君と結婚するんだぞ」
「長いこと付き合ったからとか そんな理由なら願い下げだわ 貴方 わたしを一番愛してると言える?」
黙り込む啓介
「いいわ結婚やめても」
「おい!」
「今のままの貴方と一緒になっても わたしは幸せになれない 幸せでいられない」
「結婚なんだぞ」
「だからじゃない 一生は長いわ 学生時代付き合ってた 五年十年 友人だった 恋人だから ただそれだけの理由で一生を棒に振る気はないわ わたしと仕方無く一緒になる いるだけの男なんてほしくない」
さつきはレシート持って立ち上がる 「わたしから電話はしないわ」
男は一人残される
珠洲香は そんな経緯を知らず 無事に意識を取り戻し 生命の危機は脱した
見舞いにきた啓介の姿に頬を押さえて恥じらいを見せる 「素顔だし きっとひどい顔だわ」
「珠洲香ちゃんはいつも綺麗だよ」
「私はまだオムツが必要な子供に見えるのね」
「君を必要としてる男はきっといる 僕に必要な女性が見つかったように」
「ずっとずっとね好きだったの」
「君は乗り越え こんなジジイに捕まらないで良かったと思う日がくるさ」
「ううん」 珠洲香りは首を振る
片恋は適わないからと急に 想う気持ち心は消せはしない 抜けない棘のように心を刺し続ける 傷みは残る
―私の方が若いのに 幸せにしてあげるのに それでも駄目なの? どうして私ではいけないの―
言いたい事は いっぱいある でも言えない 問えない言葉 彼は選んだのだから
あの女性は 私の気持ちが分かったのだ
それは遠矢啓介という一人の男を愛しているからこそ 気付いた
「さつきさんは?」
「ふられた」
「え?!」
「迷うような男はいらないそうだ」 明るく笑う啓介
「そんな・・・」
いたずらそうに人の悪い笑みを啓介が浮かべた「見てろよ 簡単にふられてなんかやるもんか」
―ああ こういうところが好きなんだと 珠洲香は想う
―私は 他の女性が好きなこの人が好きだったんだ
そして―屈折してるわと 苦笑い
たとえ他の女性と結婚しても 一番好きだった男性
葉宮珠洲香は暫く泣くだろう
だけど 彼女は言った 「頑張って 幸せにね」
「おう!」拳を軽く上げ 爽やかな笑顔で啓介は病室を出て行く
気を遣って病室のトイレに隠れていた三城千尋は 「いいの?」心配そうに尋ねる
「う・・・ん 完敗 さつきさんは捨て身で賭けたんだわ 相手は死にかけた若い娘 啓介さんが戻ってくる事はないかもしれない このまま失ってしまうかもしれないのに
啓介さんに考えさせる 自由な選択
私なら そんな怖い事できない 黙って気付かないふりして式を挙げてしまうわ」
「珠洲香も ええかっこしぃのバカじゃない」千尋は笑って「キューピッドになりそこねちゃった」と言った
「なりそこないの天使かぁ 千尋に似合う」半分泣きながら珠洲香も笑った
さて奈須さつきのマンションの前 紅い薔薇のでかい花束抱え 啓介は 彼女の帰りを待っている
行き交う人々にじろじろ見られても いっこうにこたえる気配がない
やがて さつきが帰ってきた 「結婚して―」言いかける啓介を無視して さつきは通り過ぎようとする ばっと花束ごと啓介は両手を広げた「とおせんぼ」
さつきは呆れた
「捨てたら悪霊になるぞ」すかさず啓介が言った
「なんでわたしが こんなアホひきうけなきゃいけないのよ」
「さつきが嫁さんにならないと俺が不幸になるからだ」と威張って答える啓介
「愛してるって言ってみて」
「あ・・・~」
「発声練習じゃないんだから わたしの耳が聞こえなくなっても 啓介の声だけは聞こえるように 大きな声で言ってよ!この先何があっても覚えていられるように―」
さつきは泣いているのだった 啓介は真顔になった 「愛してる!愛してる!愛してるぞ!好きだ!大好きだ!」
啓介は繰り返す
「ばか・・・バカ!馬鹿・・・」
「ごめん 悪かった」 「出会ってから ずっと啓介が好きよ 何度も諦めかけたけど わたし・・・ だけど啓介が不幸なのも嫌なの わたしといる事で啓介も幸福であってほしい 仕方無く一緒になるのは嫌 惰性でいるのも ちゃんと わたしに恋していてほしいの」
「突き放されて分かったんだ 一番失いたくないのは君だ すまなかった」
愛しい相手に紅い薔薇 花束はやがて枯れてしまうけど 花の記憶は消えない
どうか幸福が訪れますように 愛する人へ 祈りを込めて
「構え」「構って」うるうる光線を娘に発してましたが 無視され続け 遂に手首に襲いかかる暴挙に出ました
しかし敢え無く・・・「読書できないだろーが! こら?」 追い払われてしまいました
その後 救いを求めて私の膝の上に でも お姉ちゃんに遊んで貰えず 何処か表情は虚ろです
居付き野良猫ペル
玄関を出入りすると門番のように 待ち構えております
名前の由来は 若い頃はペルシァ猫のように毛がふさふさ もこもこしていたので ペルシァもどきと呼んでいたのが ちぢまって
可愛いコ産んでいたのに 最近チビ猫さんの姿を見ませぬ ちょっと心配です