夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ルルドスの海から」-4-

2017-08-11 09:48:17 | 自作の小説
少し長めの栗色の髪で長身 精悍な面構えのオランプと金色の髪を結い上げたディアネージュが連れ立って歩く姿は似合っており 人目を引いた

黒髪に黒い瞳のイリアッドは多忙なオランプの束の間の休息を微笑ましく眺めた
ーあの二人はもっと一緒に過ごすべきなのだ
仲の良い様子を見ればダイレントも諦めがつくだろうー

イリアッドもディアネージュに憧れた一人ではあったが 自分に全く脈が無いことも自覚していた
本心を見せないオランプについても 用心深さ・慎重さからきているとそう捉えている
何しろ自身ですらどういう人間か分からない
本当に記憶を失っているのであれば 誰に対しても距離を置きたくなるだろう
王やディアネージュ姫の厚意を悪用し嵩に着ることもない

イリアッドはダイレントのオランプへの反感
いや恐らく憎しみが他人により利用されまいか それを案じていた
元々陽性で単純な人間だったはずのダイレント
捻じ曲がる時には素直に曲がり続けてしまうのか

宮殿の庭園で佇み思いに沈むイリアッドの近くを ディアネージュの侍女のアマーネとマリアッドが通りかかる
「イリアッド様 こんばんは」「こんばんは」
二人は両腕で覆いをかけた篭と盆をそれぞれが持っていた

「やァ こんばんは マリアッド アマーネ その包みはどうしたの」

「姫様が どうせオランプ様は食べはぐれているでしょうから多めの夜食を届けてーって」
慎ましく頭を下げるアマーネの言葉に茶目っ気たっぷりに付け加えるマリアッド
「わたし達はお使いです」

「そう言えば!」イリアッドが少し大きな声をあげる
「こっちも食べはぐれていたな 
見た所 量はたっぷりありそうだし 御相伴に預かろう」

アマーネとマリアッドはくすくす笑う
「では 極秘情報を差し上げます
揚げパンは具が3種類 へそに胡桃がのっているのは甘いお菓子ふう
楕円形のは炒めた角切りお肉がたっぷり まあるいのはお野菜と卵
スープも野菜とお肉から

果物も色々 食べやすくむいて切ってありますから」


イリアッドとダイレントとソロクレスが共に成長してきたように アマーネとマリアッドもディアネージュの近くで十年ばかり暮らしている
特にマリアッドは金の髪と緑の眼の持ち主で いざという時にはディアネージュの身代わりができるように少女の時に選ばれた
黒い髪に水色の眼のアマーネもマリアッドも今ではすっかり主人の気性を呑みこんでいる


「オランプ 差し入れをたかりに来たぞ」
部屋に入ってイリアッドがふざけると 食べ物の量を見てオランプは目を丸くしてみせた
「姫にはわたしが十人前の胃袋を持つと思われたか 
有難う 重たかったろう マリアッド アマーネ すまなかったね」


「ダイレントも呼ばないか 東の控えの間に詰めているあいつもろくなモノ食ってないぞ きっと」
イリアッドの言葉にオランプも頷く


「アマーネ ダイレント様を呼んできて ここはわたしがお世話してるから」
マリアッドの言葉にアマーネは頬を染める
アマーネは長い事ダイレントに片想いをしているのだ

イリアッドは小声でマリアッドに言う「相変わらず 後押し作戦?」

「あら!何の事でございましょう」
大きな瞳をくるくる動かしにっこりするマリアッド
その明るさはイリアッドの心を和ませる
きびきび動く姿も好ましいものだった



いささかむっつり入って来たダイレントも懐かしい好物に表情を和らげる
「なるほど 独り占めさせるテはないな」

「だろ・・・」と笑うイリアッド


「良かったダイレント殿 これについて教えてもらいたいと思っていたんだ」
オランプの見せた書類にダイレントは眉を潜めたが
「なるほど この通りなら危ないな」と頷く

ダイレントにとって困った事に一人の人間としてのオランプは嫌いな相手ではないのだ
ディアネージュの夫でなければ ディアネージュが選んだ男でなければ


「ルルドスの海から」-3-

2017-08-10 19:45:54 | 自作の小説
このところオランプは宮殿の中にある王の居室に近い控えの間にほぼ連日詰めていて 宮殿の敷地内にある夫婦が住居とする館に帰ることすらない

夕暮れ時 オランプの着替えを持つディアネージュは彼の居る控えの間の前で つくり声で声をかける
「お着替えをお持ちしました」

扉に背を向けて窓辺の机横の壁の窪みの灯りをつけて調べ物をしていたオランプは「ああ・・・すまない」と言いかけて ディアネージュの声と気付き振り向き笑顔になる
「これは お手数をかける」

「我が館に少しも寄りつかれませんもの これも妻の務めでございます」
澄ましてツンとした表情で言ってのけるディアネージュ


オランプは胸を抑えて大げさにおどける
「何故だろう 有難くも優しい心遣いなのに ちくちく刺さる棘を感じるのは」


何か言い返しかけて らしくもなくディアネージュは堪える
むきになって子供っぽいと思われたくなかった
意識を取り戻した彼が自分の姿を深い藍色の眼で捉えてから ずっとずっと
オランプの前に出ると気後れを感じてしまう
こちらが高飛車に出ても見透かされているような・・・・・
男らしく濃く太い眉
皮肉っぽい面白がるような表情

「あたくしは・・・貴方様や兄上のお身体を心配しているだけですわ
政務の事は分かりませんけれど 少しはお休みにならないと」

「有難う  わたしは王や貴女の信頼に応えたいのだ
どうにかこの国を微力ながら守り抜きたいと思っている
他意はない それだけ・・・だよ」


「お兄様も貴方も あたくしでは相談相手になりませんの 
あたくしだって話を聞くぐらいはできますわ」

「そうだね 人に話すと考えがよりまとまるし 問題点にも気づきやすいと言うしね」

「あたくしは! あたくしだってこの国の力になりたいんです」

「男というものは 大切な相手には平和で安全な場所にいてほしい そう願ってしまう」
そう言いながらオランプは人差し指と中指で両眉頭を押さえた

「オランプ?」

「時々・・・何かが閃くことがあるんだ 
今の貴女と似た言葉を誰かに言われた・・・そんな気がした
女だって戦えるのだと」

ひたとオランプはディアネージュを見つめて話す
「貴女のその緑の瞳を見ていると思い出せそうな気がするんだ
浮かぶ幾つかの場面は捕える間も無くすぐに消えてしまうが」


「お水を・・・」
波立つ胸を抑えディアネージュは水差しからグラスに水を注ぎ オランプに手渡す

「ねぇ あたくしだって貴方を守って差し上げたいのです
兄が重く扱う貴方に敵の多いことはあたくしにも分かっております」



「ディアネージュ 貴女が思う以上にわたしは貴女を大切に想っている
貴女を害することはしない 
何が起ころうとわたしを信じていてほしい」


鋭く稲妻が走り間もなく落雷の音がする
微かに身を震わせるディアネージュ


「雷の音は苦手か」


「怖がるべきものではありません 怖れようとも落ちる場所に落ちるものです
怖がるなんて無駄なことです

命を狙われて兄に安全な隠れ家に置いておかれた小さな頃 毛布を被り震えているしかなかった事を思い出す
思い出してしまう それだけです」

オランプはディアネージュに向かって両腕を伸ばした「おいで・・・」

「?!」

「ほら 少しこうしていよう」
落雷の音が遠ざかり聞こえなくなるまで オランプはディアネージュの体をすっぽりと優しくその腕で包んでいた




オランプと過ごす僅かな時間はディアネージュの中でたいそう大切な美しい想い出となり 思い返す時とても優美な表情になる

「遅い時間になってしまった 館まで送っていこう」

そんな言葉すら

そう いつもオランプはディアネージュに優しい
時に優しすぎるほど
彼女の想いはその優しさの中ではぐらかされる
確かにこの人の心に触れたと思い なのに気が付けば遠ざけられている


「ゆっくりお休み また・・・ね」

温かな笑顔と深い声に問いかける機会を失ってしまう
並んで歩くだけで充たされて幸福で 取り残されての独りは戸惑うほど寂しい


館の窓からディアネージュは小さくなっていくオランプの後姿を見続ける
ー命の恩人として有難がられたいんじゃない
恩に思われるだけなんて・・・
王の妹だから受け入れられたのではー

おやすみなさい

2017-08-09 23:34:59 | 子供のこと身辺雑記
負けたんだけど 長男はひいきのチーム(ヴィッセル神戸)の応援をしていてー

その試合が終わった頃 やたらしんどくなって「少し横になってくるね お風呂から上がったら声をかけてー」と言って寝室に行った私・・


で熟睡

深く眠り込んでいて 長男が声をかけてきた時には 一晩眠って寝過ごした朝?!と焦った私


まだ夜かあーと思いながらお風呂に入って

感覚が狂った感じがまだ少し 続いているけれど 「夜」
間違いなく夜


ーよく眠っていたのにーと言われたとおりに起こしてきた長男を少し恨みに思いつつー
(勝手だ・笑)

昨夜は一旦眠ってから3時間ほどで目が覚めて 少し外が薄明るくなるまで眠れませんでした
そのぶんを体が取り戻そうとしていたのかもー

眠ろうと思えば眠れないって・・・

明日は早いから寝ないととか思うと 眠れないで枕元の時計と「今 何時」と確認して

ああ寝ないとー寝なきゃ駄目ーとなるし

天邪鬼な「眠気」だったりします

久々運転♪

2017-08-09 15:20:24 | 子供のこと身辺雑記
先週 家から近い駅まで夜になって遅い帰宅の長男を車で迎えに行った


ほぼ二カ月ぶりの運転で車はバッテリーが上がっていないかなーとか 色々心配もあったけれど いつもの道より少し遠回りして広い道路を選んで
往復で10分ほど

角度によっては痛みが走る
長い時間の運転は無理っぽい


入院してて固定資産税が払いに行けないことが気になって・・・税務署に電話しておいた

すみません 入院しており骨折でギブスがいつ取れるか分からないのでーって
そうしたら退院して動けるようになってから払って下さいってお返事でした

もうね~~~未払いのお金って とっても気になって

あっちのお金をこっちにやりーとか お金のことは主人にも子供にも頼めなくて

明日は牛乳屋さんが集金に来るから留守にはできない
11日は山の日とかで祭日で


今日しかない!頑張ろう!
ーと 少し離れた駅前の三井住友さんで振り込んできました
夫・姑・私と三人分の固定資産税
夫と娘の市民税

他にも満期が来ていた定期とか 引き落としある口座への入金とか
銀行以外にも郵便局にJAに

でもって不動産の手続きに必要な主人の印鑑証明取って


きれそうだった化粧品買って 食糧品
車の洗車

配達してくれてた肉屋さんにお礼して買い物して
果物屋さん お惣菜屋さん

暫く顔を出せなかった馴染みおお店でちょこまか買い物して

自治会の役に当たっているのにー粗大ごみ当番の日に怪我で出られず長男を行かせたから 出てくれた隣保の方々にお礼とおわびのお菓子を届けて


気になっていた用事を少し片づける事ができました
あれこれでかなり歩いたので血糖値は110
途中で景気づけにチョコレートを2かけら口にしたけれど


あとは主人の方のお寺さんへの挨拶の品とお布施を届けておかないと
お寺さんが来られる日は 私 病院行きで姑の家に行けないので


自分の車に「なんて いいコなの」と声かけて運転しておりました

自分の足で歩くより車の方が信用できるんです


帰宅してから犬の水を替えておやつをあげて 遅いお昼はヨーグルト

今夜のおかずはお惣菜屋さんで買ってきた品♪
色々見繕ってきました

言い訳
久々の運転で疲れたから・笑



「ルルドスの海から」-2-

2017-08-08 09:27:49 | 自作の小説
次なる王の妹であったことからディアネージュは 兄のソロクレスが王位に就く前の国情不安定な頃でも取り巻きには事欠かなかった
年頃になると 引きも切らぬ求婚者達
その誰にも心動かされることはなかったがー

ソロクレスから誰かを選ばないといけないと言われ
男達が彼女をめぐって殺し合いを始める前に・・・
いつまでも気儘な独身ではいけないのだと

そう言うソロクレスでさえ まだ妻帯していないというのに

その時・・・・・・いや それ以前からディアネージュの胸を熱くしていたのは・・・心いっぱい占めていたのは 彼女が嵐の海で見つけた男オランプだった

ソロクレスやディアネージュには忠誠を尽くしつつ 本心を見せぬ男
いつも何処か遠くを見ている
何かを捜しているような眼差し

ー何者なのだろう 彼はー

その超然とした佇まいは・・・ディアネージュを惹き付け苛立たせる

ソロクレスが持ち掛ける相談事には誠実かつ有能に処理
いつか王の相談役のような地位を占め

それだけの知識・経験はどのようにしてオランプの中に培われたのか

王命によりオランプはディアネージュを妻にはした

ーだが それは・・・・・・-
人前では夫らしく振る舞い口づけもする
ーけれど それはー

オランプの本当の心は何処にあるのか




娘のままの姿のディアネージュ
その姿を見ても見なくてもダイレントの心は揺れる
ー自分は何の為にソロクレスが王になるよう力を尽くしたのか
あの美しい姫が欲しかったからだ
輝く金の髪 滑らかな白い肌 時に見せる柔らかな笑み

しかしディアネージュが選んだのは 何処の誰とも知れぬ男オランプ
何故 自分では駄目だったのだ
自分の何処が あの男に劣ると言うのかー

ダイレントのダークグレイの瞳が嫌な表情を浮かべる

イリアッドはダイレントの変化が気懸かりだった
共にソロクレスを支えてきた
やっとルルドスは落ち着いてきたというのに
けれどまだ解決していない問題もあり安心はできない

嵐の海から現れた男オランプ
ー彼は信じるに足る男かー
なるほど・・・・・どうして気が付かなかったのか そんな解決策を思いつく男ではあるが
銃も剣も武器の扱いにも長けている
軍人めいた雰囲気もある謎の男オランプ
彼は何処から来たのだろう

「ルルドスの海から」-1-

2017-08-07 15:53:42 | 自作の小説
生きる為に彼は体を動かしていた
襲い来る波 どれだけの時間が流れたのかすら既に分からない
嵐で荒れる海 ただ泳ぎ続ける男はその必死さの中で自分の記憶すら喪う
絶望的な闘いの中で遂に彼は自分の名前すら忘れた



嵐の海を眺めていた女は人影らしきものに気付く
「誰か!誰か! 船を出して!あの者を救うのです」



船に引き上げられ疲れ果てた男は意識が消える前に見た人間の姿に「月の女神・・・」そう呟いた


救出させた男に部屋を与え 様子を見守っていた女は幾度か男が「オランプ」と言うのを聞いた

やがて意識を取り戻し自分に関する全てを忘れていると気付いた男には 救い主の女によりオランプという名前が与えられた

女はいつ男に恋をしたのか 
それとも ただの気紛れか
数年経ち 結婚するように言われた女は その相手にオランプと名付けた男を選び 女の兄はそれを許可した

その事はずうっと長く女を妻にすることを熱望していた人間の心を捻じ曲げた

何処の誰とも分からぬ記憶の無い男
その存在が波紋を投げる


ルルドスの国はルードブル島・ルードヴィア島・ルードディル島・ルードディア島と四つの島でできている
先代国王夫妻は事故死だが暗殺されたという噂もある
命を狙われ幾度も危ない目に遭いながらソロクレスは父親の跡を継ぎ国王となった
青年王はただ一人の妹ディアネージュを溺愛しており 彼女が願う相手との結婚も許した

よそ者オランプを家族として受け入れる
オランプは何を考えていたのだろう
命の恩人にして王女には逆らえなかったのか 

婚姻して数年 王女とオランプは居室が別だという噂もある

そんな事があり得るのだろうか
王女が望んだ婚姻で しかも王女は素晴らしく魅惑的であるのに
男なら その魅力に抗えるのだろうか

不穏な空気流れる国内でソロクレスはオランプを重用するようになる
だが よそ者を重職に就けることを面白くないと思う人間も少なからずいるのだった

そうした不満を利用しようという人間もいる
不和の種を大きく育てようとする人間もー

危険は背中から そうっと忍び寄る
油断を見るや大胆に襲い掛かる

爪を研ぎ牙を磨き好機を待っている

仕留められるのは誰であろう
狙われているのは命か国か 一人の女か

静かに平和は浸食される

友の微笑み浮かべた仮面の下で燃え盛る野望の炎

ーそれも全てそっちが悪いのだー


天気予報を気にしつつ

2017-08-07 08:15:39 | 子供のこと身辺雑記
朝8時現在 姫路市のお天気は風もたいしてなく ただの雨降りです

それでも警報は4種類くらい出ていて・・・午後から夜にかけて荒れてくるそうです

そんな中 週に二度ばかりある学校へ教えに行っている長男は「生徒は休みになっても 期末の成績を学校に届けておかないといけない」と家を出て行きました

長男は外部から教えに行っているだけですが ずうっとその学校にいる いわば本職のその学校の教師さんは警報が出ようと もしも生徒に何かあった場合にも備え学校に詰めていないといけないのだろうなー
などと考えてしまいました

たとえ大人の教師であれ 家族がその身を案じるのは 生徒であれ 変わりはしないものでしょうに

一日学校が休みになると 予定もずれていく


たとえば今日から甲子園で高校野球の大会が始まる予定でしたが お天気でずれていきます

この台風では死者も出ているのだとか


遅い速度の台風は被害が多く出ると言われています
現在の速度20Km 暴風と雨を伴いゆっくり進む台風
田畑・果樹

生計・生活に大きなダメージを与える台風
あまり暴れませんように


主人の弟は丹波で農業に従事しておりますがー積雪でビニールハウス(温室みたいな立派なのでしたが)が壊れたりもしました
それでなくても植えた野菜が枯れたりとか
確実に収穫でいるとは限らない
収穫できても 良い出来になる保証はない

そうした中で農業や果樹園などのお仕事に就かれている方々の労苦を思えば 頭が下がります


短い入院でも留守にしている間に薔薇と紫陽花が幾つか枯れてしまいました

サボれない仕事 手間が良い結果に結びつくとは限らない
天候その他にも左右されるお仕事は 本当に大変だろうなーと思うのです

受けた損害を取り戻していくにも長い長い時間がかかるのでしょうし

被害を受けて泥やら土砂に埋もれた土地や家を見ると心が痛みます

もしも自分であれば立ち直れないと
自分の住む家が 泥に埋もれたりして壊れて住めなくなる 暮らしていけなくなるということは どれほど恐ろしいことであろうかと

再起不能なほどの大きな被害がありませんように!

あると嬉しいお土産ーなのでした

2017-08-04 22:12:45 | 子供のこと身辺雑記
お勉強会があって長男は月初めから岐阜県の恵那に行っておりました
帰りは名古屋に寄って長男が買って持ち帰った分のおみやげ



きしめんパイとういろうと二つずつあるのは自宅用とおばあちゃん用















別に自宅送りにしたお土産もあるとか
届くのが楽しみです

でも 御土産は買ってこなくていいーと一応は言っておいたのだけど






長男は「関数方程式論サマーセミナー」なるものに参加してきたんです






ガツガツしない鷹揚さの陰の惜しまぬ努力と練習量

2017-08-04 07:35:51 | ひとりごと
右腕にギブスで腕が重い間は もっぱら手持ちのDVDやネットで拾える動画などを観ておりました

特に楽しんでいたのは宝塚歌劇関連です
宝塚歌劇に関する商品がネットで購入できる「宝塚アン」さんから取り寄せたりしてね

宝塚歌劇団には花組・雪組・月組・星組・宙組と五つの組があり それぞれに男役トップスター 娘役トップがおり その下に男役スターが二番手・三番手ーというふうに続きます
他に路線ではない別格の上級生も


別に組である以上 組長さんと副組長さんも

あと専科もあり他の組の舞台を引き締める出演もされます


五つある組の中では気になるのは花組で
でもずっとずっと昔は天海祐希さん在団時の月組でした



ここ数年 花組二番手として活躍されてきた芹香斗亜さんが秋に公演される「ハンナのお花屋さん」の主人公の父親役を最後に宙組に組替えになります
宙組は現在トップの朝夏まなとさんが退団した後 次のトップが真風涼帆さんと決まっています
真風さんと芹香斗亜さんは かつて星組で一緒でした
真風さんが92期で芹香さんが93期となります

初舞台後ー星組に配属された芹香さんは当時のトップだった安蘭けいさんから サンリオのキキに似ているとー「キキ」という愛称で呼ばれるようになります


若い学年のうちから抜擢され新人公演の主演もし (何もできないと本人はお稽古が終わっても泣いていたけれど ある時覚悟を決めたのだとか)
その輝きから注目されてきました
本舞台でも名前のある役がつくようになった頃 花組への組替え

星組の公演終わってすぐ休む間もなく花組の全国ツアーに参加することになります
自分で練習をしていたけれど 花組に加わってすぐの練習では 本人いわく「蚊の鳴くような声しか出ない」
外のレッスンで芹香さんの顔を知っていた望海風斗さん(今度 雪組のトップとなられました)と朝夏まなとさん(とっても惜しいことに近々宙組トップからの退団予定)が 芹香さんを別室に連れていって歌のお稽古をしてくれたのだとか
キキの危機的状況であったのだそうです

この「長い春の果てに」「カノン」のツアーに出演する当時トップの蘭寿とむさんや後に雪組トップとなられた壮一帆さん 朝夏まなとさん達が公演に向けるトークをされた動画があります
そこで壮さんがその舞台で自分と関わる役の方の名前を上げて「キキちゃん」と少しその危機的状況を示唆する愛をこめた言葉もあります
私の心に残ったのは蘭寿さんの「でも一生懸命だよ」と組替えしてきて必死な芹香さんを認める発言
蘭寿さんも幾度かの組替えを経験して素晴らしいトップスターになられました

芹香さんの努力が認められたのか花組に来てからは役付きも大きくなりショーでの存在感も増していきます
芹香さんはお母様も宝塚歌劇団におられました
長身 素顔は清らかなかわいらしさある下級生時代 けれど舞台映えする容姿で注目され ゆえに本人は自分の力不足に苦しむことも
解消するには練習しかありませんでした
練習は苦にはならない
むしろ四六時中宝塚の事を考えていることが楽しい方なのだそうです

花組に来てからも新人公演では「サン=テグジュペリ」「オーシャンズ11」「愛と革命の詩人」主演を務めています
寄せられる期待と抜擢





その中で努力を惜しまなかった芹香斗亜さん

蘭寿とむさん退団 新しいトップは明日海りおさんに変わり 「愛と死の輪舞 エリザベート」の舞台後
娘役トップだった蘭乃はなさん退団で新しいトップ娘役は花乃まりあさんに
そうして組の中の上級生の組替えや退団などから
新しい花組の中で芹香さんは明日海さんを支える二番手となります

彼女は二番手にふさわしい存在であろうと更なる努力を重ねます
花組に来て芹香さんは「オーシャンズ11」の時に蘭寿とむさんのような男役になりたいんだと気付いたそうです
素晴らしいお手本

劇団の中でも歌巧者な望海風斗さんへの憧れ
自分もあんなふうに歌えたら
練習しかありません

宙組トップスターとなられた朝夏まなとさん 彼女も下級生の頃から抜擢され新人公演主演やバウ公演の主演をこなした人でした

経験値

ダンスの花組
できない自分へのもどかしさ
組二番手としての責任
私がトップとなられた明日海さんを支えなくては!

今迄は上級生に尋ねて教えを乞うてきたけれど これからは自分が下級生に声をかけていこう
花組を良い組にし お客様に喜んでいただける舞台をつくるのだ

当時のロングインタビューからはそんな思いも伝わってきます


2016年3月に発売された「宝塚ファーストフォトブック」からの写真です






「オーシャンズ11」新人公演で主役のダニー・オーシャンは好きな役の一つとか
今ならもっと違う演じ方 取り組みができる
叶うなら再び演じたい役なのだそうです↓



素化粧だと こんなに爽やかです





現在の舞台「邪馬台国の風」やショーではもっともっと美しさや存在感が増しているそうです

私はあと数日で届く予定のこの春に芹香さんが主演された舞台のDVDを待ちかねてはいるのですけれど


「オーシャンズ11」の中で芹香さんがテスを想って歌う歌
現在の芹香さんで聴いてみたい気がします

「新源氏物語」で芹香さんは主人公・光源氏の従者の惟光を演じ舞台の始まりに「恋の曼陀羅」という歌を歌われます
好きな歌なのですが 花乃まりあさんの退団時のさよならショーでも歌われて本舞台公演時より更に更にお上手になっておられました

というのも別なショーの中で他の方が歌われたのを聞いて?!と思うことがあったからなんです

全てを包んでいくような芹香さんの声
その演技もですが声にも包容力のある方だなと

他の方のコメントをいかす たてる言葉を瞬時に選ぶセンス
周囲を活かす演技

笑顔を絶やさないトーク番組での受け答えぶり
宙組では新しいトップの真風さんを支えていかれるのでしょう


芹香さんは自分は得意なものがないーと発言されますが
歌においては望海さんを目標とされ
演技力もその佇まいも優れている
何よりもうける芝居のできる方


優れた舞台俳優さんであると思います

努力を惜しまない方

いつか彼女がトップとして中央で自分も輝き 周囲も輝かせる そんな姿が観たいと願っています


書いているうちに 何か言いたいことが色々ぼけてきましたが^^;

星組時代には安蘭けいさんと柚希礼音さん
花組時代には蘭寿とむさんと明日海りおさん

そして後にトップとなられた壮一帆さんに紅ゆずるさん
朝夏まなとさん
今度 雪組トップとなった望海風斗さん

以外にも多くのスターの姿を観てきた彼女
その彼女が更なる研鑽を積み スケールの大きなーこれぞ芹香斗亜!!!!!
そうした姿を見せてくれる日は案外近いような気がします



少し浮かれています・笑

2017-08-03 13:07:26 | 子供のこと身辺雑記
まだ完治ではありませんが 折れた骨が半分くらいはくっついたらしいーってことでギブスが外れました
今迄 ほぼ直角状態で右腕一本ほぼ全部をおおっていたギブスが外れて
最初は不安
まっすぐ腕を伸ばすことは肘と手首に痛みがあって なんか頼りないですが
病院代を支払い終わる頃には ギブスが外れて軽くなった腕が とっても嬉しくなってきました

ずうっとね左手で食事していたんです

病院に入っているコンビニに寄って冷麺を買って帰りました
肘が痛いので思い通りには動かせませんが でもでも久しぶりに右手にお箸を持って食事ができました


腕をハンドルを切る動きをしたりしていますが 今週は運転は自重して日曜日は主人に運転手と荷物持ちをしてもらおうと思います
お風呂に入って腕を伸ばしたりして動かすのもいいとか

まずは両手でパソコンのキーを打ち込めることが とっても嬉しいです

思うほどには用事は片付きません

2017-08-02 09:35:22 | 子供のこと身辺雑記
娘の車が家の駐車場に長い事 置きっ放しでした
久々戻ってきた娘にどうするか尋ねたら「お兄ちゃんが乗るならそれもいいと思ってた」
でもって「売る」
現在 暮らしている場所へは持っていかないーと

主人の弟さんが車が買い替え時期らしいって話をしたらー「知った人が乗ってくれるなら嬉しい」

名義変更だけはしてもらう
それで印鑑証明が必要となり 主人に会社から少し早く帰ってきてもらって印鑑証明を区役所で取って義弟に送りました

ついでに足(主人という運転手)があるので 怪我して以来行けてなかった私の方と主人の方のお墓とお花とお供え持って行ってきました
花屋さんで「かけた所だけ枯れる液体の除草剤」が売られていたので それも買って用意して

草抜きなど掃除に除草剤まきも主人がしてね
右腕は指先近くまでギブスの私はお花をさしておまいりするだけ(^^♪

お盆も近いし 気になっていたので行けて良かったです



ギブスでまともな字は書けないし この格好でお中元を贈りにいくのもーでも届く品を受け取るばかりも気がひけて
いつもは早く届くように手配していますので
そうだ!どうして気付かなかったんだろうと
アマゾン(わが街とくさんネット)から送ることにしました
それとついでに娘と叔父には別に岡畑の「幻の梅」を
岡畑ーオカハタは昔 母がテレビの「ごちそうさま」(高島忠夫・寿美花代夫婦が司会をしていた料理番組)で紹介された「うまい梅」を購入して以来の大好きな梅干しのある会社です

娘は「うまい梅」よりも「幻の梅」という商品が好きなのでした
不在時間に届いてはいけないから 娘に確実に家にいる日時を確認したうえで配達日を決めました


家のトイレの工事と部屋の床の修理などを取引ある電気屋さんの知り合いさんにお願いしたら 体調不良で療養中
少し先になりますとのお返事
私もギブスで不自由な身ですので「そのほうが助かります」と答えておきました

古い家 どういじっていくか 何処までいじるか悩ましいところですが
いじればいじるほどお金もかかるので 最低限住める場所に見える程度にと ひどく弱気に思っております

いずれは両親の使っていた一階の部屋を少しいじって そちらを自分たちの寝室にしようかとも考えています
今は腕ギブスで両親の部屋で寝ておりますが どういじるか どう家具を置くかとかそんなことをあれこれ考えたりもしています


何にせよ ヤマのような不用品をどうかしないといけないのですが
それを思えば気が遠くなりそうです・笑

押入れも階段下の物入れも幾つかある倉庫も亡き両親や私のもう着ない服とか ほぼ使わない物が殆どーー;
不要な家具を捨てるのも 大仕事だったりします