前回の記事は、こちらから。
ハルモニの土地をどうしても手に入れたい大企業は、周辺住民を買収しようとしていたんですね。
やっぱり、その土地には、川に流していた化学物質が残存していたようです。
それを伏せて、土地から追い払おうとしたわけです。
ところが、そこの住民の中に、妊婦がいて、その人に、被害による痣が既に出ていたんです。それに気付いたウノ達は、住民を説得し、集団訴訟を起こそうとしました。
こういうウノとテジョの動きを危険と感じた企業側は、ウノの息子にそれとなく接触し、ウノにプレッシャーをかけます。
そして、テジョを、自殺として片付けられていた弁護士の殺害容疑で訴えるのです。
テジョの殺人事件の容疑者としての裁判が始まりました。
ラスト1話は、ほぼこの裁判のシーンで占められます。
なかなかの見ごたえのある内容でした。
それぞれ、証言席に座った人たちとテジョとの関わり、そして、その席に座るまでの経緯が、合間に挟まれます。
ちょっと時系列ではないので、戸惑うこともありました。
でも、この証言には、そういう意図があったんだ・・・とか、言葉だけでなく、視線の意味まで理解させるような、丁寧さでしたね。
結局、テジョの無罪は確定し、企業側の犯罪が明らかになるのですが。
兄のヨンウは、父の重圧から逃れようと決心した時、文書偽造だったか、証拠隠滅だったか忘れましたが、そんな罪で逮捕されてしまうのです。
ヨンウは、ハン弁護士の元へ行こうとしていたんだと思います。
彼女は、ヨンウの子供を身ごもっていました。
でも、彼には告げていません。ただ、唯一の友達と言えるテジョにのみ、それを打ち明けていました。そして、同時に、ヨンウの元を去るという事も。
ハン弁護士をやってたイ・ハニさん。最初は、かなり”出来る”女性弁護士の雰囲気で、表情も硬く、笑顔がまったく見られませんでした。
でも、ヨンウの妻に不倫がばれたり、父親が現れたり・・・という弱点が出てきたあたりから、表情が柔らかくなり、か弱い女性的な面も見せるようになりました。
あれが、本来の”ハン・ジョンウォン”という女性だったんでしょう。
まだまだ先が続いていくっていう終わり方でした。
気になるテジョとウノの間も、目だった進展はないけれど、パートナーとしてやっていくと言う意思表示はありましたね
判決を聞く時、二人はしっかりと手をつないでいましたから
さっぱりとした、後味の良い作品でした。
最後に、何が何でも全ての結論を出して・・・という終わり方じゃなかったのが、良かったと思います。