今日、ケアマネさんが、訪問してくれました。
一応、規則として”1ヶ月に1回以上、家庭を訪問して、現況を把握する事”・・・とあるそうで。
でも、思い起こしてみても、田舎で居た約10ヶ月の間にケアマネさんが来たのは、1回。
それも、立ち話的な状況で翌月の予定表を手渡されただけ。
だから、かなりの間、私は介護保険の使い方等々、全く知識を得る事も無く過ごしていました。
その1回のみの予定表を見て初めて、サービスの利用が、保険点数より遥かに少ない状況で、まだまだ利用可能だと言う事を知ったのです。
なんやかんやと耳障りの良い話はしてくれていたけれど、そういった所謂”為になる”話は聞かせてくれなかったんです。
その時のケアマネさんの考えがどうだったのかは、今となっては確かめようも無いですが、その方は結局、私の事を理解し協力してあげようという態度では無かったと思うのです。
で、私は、
”こんなもんなんだ・・・”
と、ケアマネさんを十羽一絡げにして考えていました
本当に済みませんでした、全国のケアマネさんたち
今回、こちらのケアマネさんと知り合う事が出来て、介護に対する意欲や頑張ろうと言う思いが、少しですが(・・・少しです)出たように思います。
長くやっていけるかも・・・という思いも持てるようになりました(あくまでも、少しですが・・・)
なんといっても、じっくりと話を聞いてくれるところが嬉しいです。
介護をしてる方々は、絶対に胸の中にたくさんの不満や鬱憤を抱えているはずです。
それを、一緒に居る配偶者の方に打ち明ける事も、なかなか出来るものではありません。だって、いくら夫婦と言えど、配偶者の親の事をあまりあーだのこーだのと言われたくはないでしょうから。
そんな時、それぞれの立場に立ってリアルな気持ちを察し、例を挙げて話してくれると、とっても気持ちが楽になります。
理想はこうだけど、現実は、そんなに甘いものじゃないと言う事。現実はこうだから、そういう考えだって持って当たり前だと。
そういう言葉一つで、どんなに助かるか、本当にわかります。
それが、たくさんの介護の現状を見て経験してきたケアマネさんの言葉だからこそ、一層の救いになるのです。
だから、私も今日、現状を報告がてら、これからの希望を話し、我が家の介護の現状を理解してもらいました。
それが、夕方、デイサービス帰りの義父母を気持ちよく迎えられた理由でもあります。
鬱憤とか不満とかを吐き出した所為で、気持ちの中に義父母を迎えるスペースが生まれたんです。
本当に有りがたいです。