前回の記事は、こちらから。
チャン妃を後宮にするという任命書は、大妃の猛反対にあいました。元々、大妃はチャン妃が宮中に入る事すら反対していましたからね。
でも、王様は、チャン妃を後宮にするというのは、彼女への個人的な想いだけではないと説得しようとします。
つまり、南人と西人との勢力争いを無くそうとする意図もあったんですね。
しかーし、大妃は、全く聞く耳を持ちません。
でもねぇ、チャン妃、懐妊していたようです。
これで、大妃も、おおっぴらに反対出来なくなったみたいです。ちょっとトーンダウン・・・ですか。
トンイは、チャン妃が後宮になったというのは、喜ばしいんだけど、何だかやっぱり少々複雑な表情を見せていましたね。
王様への想いが芽生えてる様子です。でも、本人は気が付いてません。
王様も、大した用事も無いのに、トンイと会おうとします。トンイとすれば、相手は王様故、そうそう気安く話す事も出来ませんし、二人で話しているところを他の誰かに見られると言うのは、まずいわけです。
だから、王様を帰そうとするのですが、王様とすれば、それが何だか気に食わないと言うか、物足りない感じがしてるんですね。
王様の気持ちも、本人が気付かないうちにトンイへと向かっているようです。
この二人の会話が、結構面白いんです。
そんな時、大妃が急に倒れてしまいます。
王様とすれば、自分と言い争った後だけに、それが自分の所為じゃないかと自責の念にかられています。
しかし、それは、チャン妃兄が仕組んだ事だったんですよ。
チャン妃自身は全く関与していなかったのです。
ところが、中殿に、チャン妃が関わっているという投書が届きました。
中殿は、監察院に、それを内密に調査するよう命じます。
一旦は、嫌疑が晴れたのですが・・・。
トンイは、ある時、チャン妃の女官がチャン妃兄から預かった手紙を、内医院のモノに渡すのを目撃するんです。
そして、大妃に投与された薬剤が、それぞれには全く異常ないけれど、併せて服用すると、毒となる事をチョンスから聞くんです。
トンイは、その女官に事実を突き付けますが、彼女は言い逃れをして、そのままチャン妃に訴えましたよ。
チャン妃とすると、寝耳に水。自分の意に反した行動をする兄を呼び、咎めるのです。
しかし、チャン妃兄は、全てチャン妃を宮中で一番上の位に付けたいと言う願いからだと言います。
そういう兄を見捨てる事が出来ず、チャン妃は、自分が指示した事にしちゃいました。
チャン妃は、トンイを呼び、その事実を認めます。しかし、そこで話した理由は、大妃を殺害しようとしたのじゃ無く、王子の体調がすぐれないから、処方してもらった・・・と言う事。
だから、表沙汰にしないでくれないか・・・とね。
トンイは、指示に従えませんでしたね。
これで、チャン妃兄は、トンイを始末しようと余計に思う様になっちゃいました。
トンイは、監察院の尚宮にその話をし、本格的に捜査開始。
同時に、捕庁のヨンギにも協力をしてもらうよう事情を話しました。
そして、投書した内医院の女官を確保し、その上司である医師も捕まえました。
中殿にも、その結果を報告。
中殿から王様にも報告されました。
衝撃を受ける王様。
直接、医師を尋問しようとしました。
ところが
「誰に指示されたのだ。」
と聞かれた医師が口にしたのは、なんと
「中殿です。」
おいっ
これは、その前に、チャン妃一味からお達しが行ってたんでしょうね。
自分に不利な状況を、逆手にとって、中殿を追い落とす計画にしたようです。
なんと頭が働くチャン妃
あの優しい中殿が窮地に追い込まれるのねっ