前回の記事は、こちらから。
チャン妃兄は、妹の息子である世子が早く世継ぎとして清に認めてもらおうとしてたんですね。だから、清の有力者に取り入って交渉しようとしたんです。
で、たまたま、その場所がトンイがいる義州だったってわけです。
トンイは、チャン妃兄がしようとしている事が何なのか突き止めようとします。
トンイが逃げようとしていた事を突き止めた商人がトンイに詰め寄っている時、その場を救ってくれたのは、商人の家に下宿(…と言うか、本来は流罪になってる両班なんだけどね)しているシム・ウンテク。
彼は、チャン妃兄に、何かしら恨みを持っていまして、トンイの事情を聞き、二人協力することになったのです。
シムは、通訳にばけて、清人との交渉の場に入りますが、肝心な事を聞く前に部屋を出されてしまいます。
でも、その場所である妓房の女将が、取引材料が何なのかを聞いて伝えてくれました。
なんと、その女将が、昔トンイの兄の恋人だった人で、幼いトンイを宮中の楽団に紹介してくれた人だったんですよ
久しぶりの再会です
清側が要求したのは、国境の警備状況を記した日誌(多分)。
これは、当然国にとって、重要なモノです。
なのに、チャン妃兄は、それを世子の世継ぎとしての地位を得るために使おうとしていたのです。
ところが、そんなこんなの最中に、チャン妃兄は、この地でトンイが生きている事を知るんです。
そして、居場所を突き止め、トンイを捕まえてしまいました
交渉の材料である日誌を役人が取りに行ったものの、なかなか帰ってこない、清の役人は帰国しようとしている・・・ってんで、チャン妃兄は焦ります。
その時、シムが、日誌を取りに行ってたんですね。
で、業を煮やしたチャン妃兄がまずはトンイを殺してしまおうとしたところに、シム到着
日誌を渡す代わりに、トンイを開放しろと言います。
トンイは、日誌を渡しても、絶対にチャン妃兄はシムを殺すだろう、だから、自分だけ逃げるなんてことは出来ないと言います。
でも、シムは、言うのです。
「お前が逃げた方が良い。そして、私を助ける方法を考えてくれ。それに、殺されるなら私の方がよい。お前は、都でチャン・ヒジェ(チャン妃兄)の悪事を暴き、自分のやらなきゃいけない事をするんだ。」
で、トンイは開放されるんですけど・・・。
チャン妃兄、ちょっと考えれば、トンイを逃がしたら、絶対に何か方策を考えて、自分に対抗してくるだろうってわかるよねぇ。
いくら焦っていたとはいえ、ちょいと甘いかも・・・と思いました。
いえいえ、トンイが助かったのは嬉しいですけどね、勿論。
その頃、中殿となったチャン妃は、王様の心がトンイに向いている事を確信したようです。例の、トンイの為に作った靴を見つけたんです。
それに、廃位となった元中殿を、まだ信じている事も気が付きます。
以前は、信じるのは自分自身だけ・・・と思っていたのに、いつしか王様の心もずっと自分にあると信じたくなっていたようですね。
で、兄と同類になっちゃってますよ。率先して元中殿を、陥れようと画策し始めました。復位しようと企んでいるという疑惑をつくり上げようとしてるみたいです。
ヨンギとチョンスは、やっと義州に着きました。
そして、例の王様から預かった兵を王命で招集できる札を使いました。
そうやって、一気にトンイを見つけようとしてます。
そのお陰で、トンイはシムを救い出す事が出来ましたよ。これはラッキーでしたね
でも、運よく事が運んだ理由は、知らないんですよ、トンイは。
チャン妃兄は、義州にヨンギが現れて、兵を招集した事を聞きます。
だから、逃げたシムとトンイを探すことを諦め、そのまま都に帰るんです。ヨンギに、この場所で会う事はまずいってんでね
チャン妃兄に渡し、清の役人に渡った日誌は偽物でした。シムが機転を利かしてすり替えていたんです。
チャン妃兄が撤収した事を知らないトンイと、妓房の女将は、一緒に義州を離れました。
ヨンギとチョンスがそれこそ死に物狂いで探しているのにねぇ・・・
すれ違いになっちゃいましたよ。
都に戻ったチャン妃兄は、清との交渉が上手く行った事をチャン妃に報告します。
でも、同時に、王様がトンイを探している事をチャン妃から聞き、驚きます。
それは、チャン妃も同じ。王様がいくらヨンギにトンイの行方を捜させても、死んでいるのだから・・・と安心していたのに、当のトンイが生きていると聞いたんですもんね。
次回は、チャン妃が捨て身の策に出るようです。
目が離せません。