王の顔 OST (KBS TVドラマ)(韓国盤) | |
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流刑じゃありませんでした。
父のドゥソは即斬首。母とカヒはに落とされたのです。
宣祖も、迷いに迷って、出した結論だったのです。自分の相を補ってくれるとは言え、カヒを側室に迎えることはその家族も取り立てる事につながり、罪人として処罰すると決めた事を覆すことになります。
それは、民の信頼を失うことにつながりますからね。
ドチは、新頭領としてテドンゲを率いて行く事になりました。
ヨリプから引き継いだマント(?)を肩にかけ、皆をまとめました。
そして、カヒたちの行列を襲ったのです。
カヒの母は騒動の中殺されてしまったのですが、カヒはドチと共に無事逃げる事が出来ました。
光海君が追い付いた時、そこはもう血の海で。カヒの姿はありませんでした。
ただ、昔、光海君があげた緑の石だけが落ちていました。血にまみれて。
光海君は、怒りのあまり、父宣祖に詰め寄りました。
「何を恐れているのです!」
王が恐れるのは、天と民だけの筈。なのに、何を恐れて臣下とその妻子を殺すのか・・・と。観相が何だ
流石に、宣祖は激怒。弓を光海君に向けて引き絞りました。
「死にたいようだな!」
光海君は、跪きました。
「私を殺して恐怖が消えるのなら、どうぞ殺してください。」
宣祖は弓を射ました。矢は、光海君の膝のすぐ前に刺さりました。
「その矢を大切にしろ。いつかお前がその矢で胸を刺し自決するか、私の心臓を射抜き王座につくか、決断する時が来る。それが王の顔を持つお前の運命だ。」
と、宣祖は言いました。
直後に雷鳴がとどろき、雨が降り始めました。雨乞いが成功したようです。
そして3年が経ちました。
光海君は、“屏風道士”なんぞという胡散臭い名前で、街で顔相を診ていました。
なかなかの腕利きのようで、たくさんの人が並んでいます。無料だというのも、人気の理由でしょうが。
宣祖は、ホン氏という新たな側室をもうけていました。この女性も、コ・サンの顔相による推薦のようですね。
今のところ、宣祖の一番のお気に入りのようです。古株のキム氏は、嫉妬しまくりのようです。
ある日、出張鑑定はしないと言う屏風道士を、無理やり連れて行こうとした輩と揉め事になってしまい、追いかけられてしまった光海君。
で、危ないと言う時に、誰から矢を射て、助けてくれました。
カヒです。また男装してます。それに、弓矢等の腕もかなり挙がったようです。
その時は、光海君に名乗る事も無く、さっさと姿を消してしまいました。
残された矢を見て、内官のヨンシンは、“紅竹矢”だと言いました。
真っ赤な竹で作られている矢で、3年前、テドンゲの事件があった島にしかない竹なんだとか。
その頃、テドンゲの仲間たちは、法を犯して商売をする悪徳商人とかの取引を妨害し、その荷とかを奪い、活動資金にしていました。
盗賊のマネをしてると反発するメンバーもいて、なかなか統率は難しいのですが、ドチは頭領として立派に皆をまとめて来たようです。
今は、ドチが王の観相師になることを目標としているようです。
カヒは、3年前、ドチに救われた時、両班でもなく、男でも女でもなく生きる事、そして、大同の世を夢見た父の大義のために人生をかけようと決心したのです。
目の前のキム・ドチが兄であり、道しるべだ・・・と。
二人は、ドゥソから指示されていたぺク・キョンを訪ねました。生きていたのね・・・。
目はあんまり見えない感じですが・・・。
ドチがテドンゲを再興したいと言うと、キョンはドチの罪を挙げました。聞いていたの?それとも、顔相から診てとったの?
「お前のせいだろう?」
・・・とキョン。
お前のしたことを誰も知らないと思ったか?天と地が知り、あらゆる鬼神が知り私が知る。大義を成し遂げたいなら、剣の力に頼るな。その剣は結局お前に向く事になる。
それなら、どうすれば?・・・とドチ。
「お前は良い目を持っている。観相師になれ。」
キョンがそう言いました。
観象監の観相学教授を選ぶ試験が行われました。
ドチも、そして光海君も参加しています。
光海君は、汚れた格好で、屏風道士ということで受験しようとしています。もち、宣祖たちに知られないようにするためで。
知ってるのはソン内官とヨンシンだけです。
一次試験、二次試験共に二人とも合格。
最後の試験で首席が決まります。
その時、突然事件が起りました。なんと、宣祖の食事の毒見をしていた女官が、毒死してしまったのです。
一人の女官が、怪しい男が食事を用意するところに入って行くのを見た・・・なんて証言したので、試験の受験者に疑いがかかったのです。
最初は、受験者皆に縄がかけられたのですが、女官は、光海君を見て、
「この男だと思われます。」
なんて、証言しちゃった。勿論、嘘ですよね。
宣祖から顔を挙げろと言われた光海君。
慌てて、言いました。女官が一味かもしれない・・・と。自分はこの場から一歩も出てないのに、そう証言するのは変だ・・・と。
顔を挙げないのは怪しい・・・と宣祖に言われ、仕方なく顔を挙げようとした瞬間、ドチが言いました。
「私に機会をくだされば、観相で犯人を見つけ出します。」
宣祖は、その言葉をうのみにはしませんでした。お前が犯人なら?嘘を言って逃げるつもりでは?・・・なんてね。
「見つけ出せなければ、命を差し出します。」
と、ドチ。
皆、ざわつきました。
「もし、見つけ出せたなら、私を首席に。」
宣祖は、言いました。
「全員、この件が解決するまでここからは出られない。事件を解決した者は、首席というだけでなく、王の観相師とする。」
光海君は、ドチの堂々とした態度を好ましそうに見ていました。
二人は、死んだ女官の遺体を見ました。
観相を見て、女官がどういう人物だったか・・・と、診断し始めたのですが、何かに気がついたようです。
驚いたように二人してお互いを見てましたからね。