秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤) | |
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それぞれが事実を述べているんです。でも、それらのピースを組み合わせるのを間違ったら、誤解が生じるんですね。
その誤解が、ソンをさらに苦境に追い込もうとしてます。今回は泣けましたよ。
カン・ピルジェを・・・正確に言うと、ピルジェと連判状を狙っていたのは、キム・テクから指示された庶子のキム・ム。そして、ムンスから指示されたナ・チョルジュ。西方コムゲの男はピョン・ジョンインに、ピルジェが死んだら現場を封鎖し、捜査を指揮するよう命じていました。
先に着いたのは、キム・ム。
これがねぇ、顔に似合わず残酷な奴でね。
拷問をして連判状のありかを吐かせようとするんですが、これが痛そうで・・・
ピルジェは白状しません。
そこに、ナ・チョルジュがやってきたってわけ。
キム・ムとナ・チョルジュは知り合いのようです。
二人は戦いますが、チョルジュはムンスから“煙管”を取ってくるよう言われていたので、すぐにピルジュの背中にあるのを発見。
すぐさま、それを抜き取りました。
キム・ムは、それを見て、チョルジュも同じ目的だと察したようです。即、ピルジュを殺しましたよ。もう用は無いってことですね。
チョルジュは、ムンスに煙管を渡し、帰ろうとしたんです。でも、実は彼、キム・ムとの戦いで重傷を負っていたんですよ。
ふと休もうとした時、キム・ムの吹き矢が。
そのまま拉致されてしまいました。死んじゃいそう・・・
ソンがピルジュの屋敷に到着したのは、その後でした。
思わずピルジュの遺体に駆け寄ったため、ソンは血まみれに。
そこに、ピョン・ジョンインが部下と共にやってきたというわけです。
ソン、このような混乱の中でも冷静にジョンインの様子を見ていました。で、。彼ら捕盗庁ではなく、漢城府に連絡させ、責任者で少論派のチョ・ジェホがやってきました。
ソンは、ジェホに信頼する者しか現場に近づかせないよう指示。そして捜査の結果は、極秘扱いにし、自分に知らせるよう言いました。理由は後で話す・・・と。
これらの様子を聞いた老論派は、予定通り進まないことにイラつきました。そして、ソンがその言動を考えると、相当深く事実に近づいて来ていると言う事を嫌でも考えざるを得なかったのです。
また、英祖も、ソンが現場に何やら探している・・・と聞いて、もしや既にソンが連判状について知っているのでは?・・・と疑心暗鬼に。
英祖がソンを信じられなくなりそうで怖いわぁ
ここで、ジダム登場。
冒頭で書いた文章の意味がこれです。
ジダム、自分が見聞きした事実を、ソンに伝えに来たのです。
「カン・ピルジュを殺したのは、ムンスとナ・チョルジュです。」
これは嘘じゃありません。実際に彼女が聞いたセリフですからね。でもね・・・事実は違うんですよ。そこに思いもよらない新しい別のピースが加わってしまいましたから。キム・ムというピースが。
ジダムの話しを聞いて、ソンは驚きましたが、ムンスを疑う気持ちにはなりませんでした。
だって、ムンスは幼いころから自分の師として、いつも傍に居てくれた人ですからね。父の英祖より細やかに自分の世話をしてくれたわけですから。
そして、この一件でぶつかる事があっても、疑うなんてことは無かった筈です。
でもね、チェ・ジェゴンの進言で、無実を晴らす事が先決だとムンスの執務室を調べた時、なんと、あれほど探していた貸本が・・・フンボクが最後に借りていたジダムの著書が見つかってしまったのです。
全てがムンス犯人説を示していました。
「しばし何も言わず一人にしてくれ。」
そう言ってソンは喜雨亭に入って行きました。
そこは、昔から一人で泣ける場所だったようです。世子として表向きは穏やかにひどく泣く事も無く、過ごして来たソンですが、本当に泣きたい時は、誰にも泣き顔を見せないよう、喜雨亭にこもるんだそうです。
小さいときから母親のように育てて来たチェ尚宮は知っていました。
だから、そこに中宮ホン氏が来た時、身体を張って、止めたのです。
実は、この夜、ソンはホン氏と床を共にする予定になっていたのです。なのに、部屋に入ったとたん、一連の事実に気が付き、部屋を飛び出して行ったっきりでして。
ホン氏が怒るのも無理はありません。
ホン氏はソンの行き先をチェ尚宮に聞きました。
でも、勿論、チェ尚宮は知りません。で、思わずチェ尚宮を折檻しちゃったんですね。
だけど、ホン氏も決して冷たい女性じゃありません。それどころか、本当はソンの事を想ってて、それで心配でならないのです。それに、ソンが自分の事を想ってはいないと分かってるんです。
それでも、宮中で父ホン氏と共に地位を盤石なモノにしようと頑張ってるんです。
この時も、最初はチェ尚宮の態度に気分を害しましたが、話しを聞いて納得しました。
ソンも寂しい人だと言う事を知ったのです。
そのまま踵を返して去って行きました。
このシーン、泣けましたよ
ムンスは、煙管の中から連判状を発見しました。
そして、ソンも、フンボクが貸本の行間に隠し文字で書いていた連判状を発見していたのです。
二人とも、その内容にショックを受けました。特に、ソンは、思いもよらない事態に、混乱しています。
署名にある“竹波”は、ムンスが英祖に贈った号でした。とても気に入って本名よりも大切にする・・・と若き英祖が言っていた名前でした。こんなところで見ようとは・・・ですよね、ムンスにとっては。
英祖は、ムンスが連判状を手に入れたと聞き、大喜びです。
でも、ムンスはそれを渡さないと言いました。
「過去の過ちを清算し、曲がった歴史を正したいのです。」
と、ムンス。その方法は英祖に任せる・・・ということですね。
過去は私で、未来は世子か?・・・と英祖。
あ~っソンに憎しみが向いそう~っ
時間をあげます・・・とムンス。曲がった歴史をどう正し、首謀者をどう処罰するのかお考えください・・・と。
執務室に戻ったムンスは、すぐソンに呼ばれました。
そこで、貸本を見つけた・・・と言われたのです。
私は罪人です・・・とムンス。そして、正直にフンボクの遺体を井戸に落とした事を打ち明けたのです。
怒りで爆発しそうなソン。それをぐーっと堪えた時、漢城府のチョ・ジェホが兵と共にやってきました。罪人を捕まえに来た・・・と。
ソンもムンスも、それがムンスだと思いました。
でも、ジェホは言ったのです。ソンだ・・・と。
ジェホは調査するうちに、凶器に何か見つけたようで。
それでソンが犯人だという事になったようです。一応、事が事だけに、英祖に結果を報告しました。
そしたら、法に従うように・・・と英祖は冷たく言ったのです。
その時、英祖は、ムンスがソンのところに行ったと聞いていました。もしや、ソンに全てを話すのでは・・・と不安でたまらなかったんですね。
そのまま自分は王座を奪われ、ソンが王座に就くのでは・・・と。
そこに、ジェホが報告書を持ってきたわけで。
ラッキー・・・とばかり、ソンを逮捕させたと言う事ですよね?
英祖の気持ち、まだ分からないわぁ。ソンを息子として愛しているの?