秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤) | |
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英祖がゲヒを兵曹判書に・・・と言い出しました。
これも、キム・テクの一声があったからですが・・・。
この時、ゲヒは、辞職を願い出ていました。きっと、本来真面目な彼は、これ以上自分が権力争いに巻き込まれて行くのが耐えられないと思ったんでしょうね。
でも、それを英祖は許さず、反対に出世の道を開いてあげようとしたわけです。
ソンは、流石にゲヒを殺してしまいたい欲望にかられたようですが、ぐっと我慢し、にこやかにその提案を受け入れて見せました。
英祖も、傍に居るキム内侍長もホッとしたような表情でした。
この話を聞いた少論派は一気にざわめき立ちました。
老論派の息のかかった者が兵曹判書になったら均役法が廃止される可能性も出てくると言うのです。
これは、軍役や税負担を両班、民の区別なく公平に負担させようとするもので、英祖の悲願でもありました。
ゲヒも、それは充分に知っていまして、それに異議を申し立てようと画策する老論派の言葉に、内心反対したいと思っているように見えました。きっと、そうでしょう。
ムンスは、それを英祖にぶつけました。
英祖は、全て連判状があるからだと言いました。
まだ世弟だった時、彼は散々命を狙われて来ました。連判状にサインしなければ、おそらく自分は殺されていただろうと言います。
だからサインするしかなかった・・・と。
そして、今度こそ連判状を探し出し消し去ってほしいとムンスに頼んだのです。
ムンスは、王座より政治を正す事が先決だと言い、英祖は、そのために王座が必要なんだと言いました。
同じ所を目指している二人なんですが、方法が違いました。
少論派の中では、前王を殺して英祖が王座に就いた・・・と思われていました。
だから、今回のゲヒの昇進も老論派と手を組んでやりたい放題だと思われているのです。
この少論派の面々ですが、「奇皇后」のヨンチョルとか他の面々も、これまで結構悪役が多かった人なので、なーんか変な感じですよ。それにしても、韓国ドラマは、脇役の方々のラインナップがどのドラマも似通ってて・・・
こっちのドラマでは善人、あっちのドラマでは悪役・・・と、見てる私はこんがらがってしまいそうです。
ソンは、ジダム父に会って、ジダムを秘密捜査官として借りたい・・・と言いました。
ジダム父、本心は、そんな危険な事をしてほしくないのですが、娘の性格、思いを知ってますから、反対するなんて出来ませんでした。
ソンは、フンボクがジョンウンに渡した手紙をジダムに見て貰いました。
ジダムは、それがフンボクではなく他の誰かが偽造したものだと判断。また、新しい紙を古い紙に見えるようつくり変える事もやってのけました。
ま~、さすが、作家です。いろいろ調べてるし物知りですよ。ソンもチェ・ジェゴンも感心しきりでした。
ジダムが知る腕の良い偽造職人は3人。
なんと、その中に、フンボクが王室やソンについて不平不満を言いながら酔っ払って・・・と証言した者がいたんです。チョン・スンセでした。
ソンとジェゴン、そしてジダムはスンセの元に急ぎました。
で、捕まえたと思った瞬間、何者かが矢をーっ
ソンはジダムを庇って腕に怪我。スンセは、矢で腹部を射られてしまったーっ
自分を狙ったのは、カン・・・とまでしか言えませんでした。
そうです。ソンに仕えているカン・ピルジェでした。
この時、ムンスとチョルジュも、“影”と呼ばれている男を追ってスンセにたどり着いてました。
この様子を一部始終見ちゃいましたよ。
逃げ出したピルジェを追ってチョルジュは駆け出しました。で、戦いとなったのです。
が、互角。一瞬、チョルジュの剣がピルジュの覆面を斬り裂きました。顔が見えそうになった時、ピルジュが逃げ出しました。
ピルジュ、左目の下を斬られましたね。
これが証拠となりそうです。
ソンは、ジダムに言いました。お前はここまでだ、充分だ・・・と。
危険過ぎると分かったからです。
ジダムも次に狙われるのは自分だと充分承知していました。でも、敢えて自分が囮になれば、敵をおびき寄せられる・・・と言ったのです。
ソンはその言葉だけで充分でした。ジダムには、身を隠すよう、言い聞かせました。
スンセが偽造したのは、フンボクの遺書と手紙だけではありませんでした。
なんと、連判状も偽造していたんです。
もち、ピルジュの指示です。
東宮殿に帰ったソンを待っていたのは英祖でした。
ソンの腕の傷を見て、英祖は驚きました。
誰だ?誰が傷つけた?・・・と問い詰めるんですが、ソンは答えず、反対に尋ねました。
「誰が脅しているのですか?何故脅すのですか?」
また
「ゲヒを何故兵曹判書に?」
英祖は、ソンをゲヒの職場に連れて行きました。
そこではもう4日もの間家に戻らず、役人たちは仕事をしていました。ゲヒは、物凄く真面目に真剣に与えられた仕事をしていたのです。誰にも真似できないほど一生懸命に。
そして、各地の役人が如何に不正をしているかと言う事を突き止めていたのです。まだ4日間だと言うのに。
英祖はそれをソンに見せたかったのです。
軍事費不足で均役法を検討している今、ゲヒの様なち密な者が兵曹判書にふさわしい・・・と英祖。
ソンは、それでもゲヒの今回の事件における不正を指摘しました。
ゲヒを捕らえるのか?・・・と英祖が聞きました。
「時期尚早です。」
と、ソン。
まだそれだけの確証を得られていませんからね。でも、諦めるわけではなく、黒幕も暴いて見せると言いました。
「連続殺人事件の黒幕に相応の裁きを下すまで事件を終わらせることは出来ません。」
うんうん・・・と英祖は頷き、そうすべきだと言いました。
「内部調査は機密の漏えいに注意せよ。」
官僚たちは甘く無い・・・とね。
ソンが行こうとした時、英祖が声をかけました。
「新しい情報が得られたらまず私に知らせてくれ。」
「分かりました。」
・・・とソン。本当に?
二人の間にも、何やらイマイチ心からの信頼は無いように見えてしょうがないのですが。