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まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『秘密の扉』完観

2015-06-16 20:47:56 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
KT Music

レビュー一覧は、こちらから。

 

英祖はソンを救う手立てを考えていたのです。

書斎を作った事だけを認めろと言いました。逆賊を養成し、書斎の者たちを逆賊の思想に染めた事は、全てナ・チョルジュの責任にすれば良い・・・と。

そうすれば、世子の座を降りるだけで良いから・・・と。

これだけが、ソンの命を守り、サンを世孫のままで守れる方法は無いと英祖は言いました。

一旦は断ろうとしたソンですが、サンの事を言われると・・・ねぇ。

と言うか、ソンはやはり自分の夢や民の願いのみにとらわれてて、サンや世子嬪ホン氏の思いを忘れがちです。

その点、英祖は流石・・・というところです。

王と言う立場ゆえ、守らなければいけない事、気を配らなくてはいけない事が多々あって、それらをどんな時でも一つも忘れたりはしてないんです。

 

英祖は、ジェゴンを呼び、ソンを説得しろと命じました。世子の座を降りる事です。

でもね、ジェゴンはずっとソンの傍でソンを見て来ました。だから、ソンの思いは痛いほど分かっているのです。

だからこそ、そんな事言えませんでした。

かと言って、英祖の命令は絶対です。

結局、ジェゴンは職を辞しました。

ソンにとっては、頼れる人が又一人いなくなったのです。

 

英祖は、自らの手で、ソンを納得させるしかありませんでした。

で、まずはソンの手足をもぐ事にしたのです。チャン内官、チョ・ジェホを流罪にし、ウソプも投獄。

それを知ったソンは、英祖に談判に行こうとしたんですが、ホン氏が止めました。

廃位を認めてください・・・と言いました。

彼女も、それしかサンを守る術は無いと思ったのです。

自分はソンにどこまでもついて行くと言いました。囚人としての暮らしでも構わない・・・と。でも、サンだけは、守ってほしいとね。

 

英祖が廃位の手続きを始めると聞いたミン・べクサンが、それを辞めてほしいと直訴。

そして、自分の命を捨てる代わりに、息子ウソプを助けて欲しいとも言いました。

でも、英祖は許しません。生きて、息子を正せなかった罪をお前も一生悔いて生きるがよい・・・と言いました。自分もそうだと言う事です。

 

しかし、べクサンは、その夜、自害して果てました。

英祖をそれを聞いて、言いました。

「世の家庭の父親は実に気楽なものだな。子供の為に、いつでも死ねるのだからな。だが、君主である父親は息子の為に何ができるのだろう・・・。」

辛く苦しい胸の内が分かります。

ウソプは一旦釈放されました。

 

『お前と世子様は愚直過ぎる。だから酷い目に遭うのだ。だがな、私はこう思う。世子様とお前は呆れるほど不器用な若者だから、それゆえに、尚更誇らしいと』

息子ウソプに残した言葉でした。

泣けたわ~っ

 

べクサンの死で、老論派が変わるかと思ったら甘かったです。

領議政のキム・サンロは、尚更ソンへの憎しみを募らせたのです。ずっとべクサンとは同志とも言える仲だったのです。

その友が、ソンと関わったがために、このような末路をたどる事になってしまった・・・と思いました。

だから、いっそうソンを幽閉、廃位なんぞという処罰じゃ納得出来なくなったのです。

 

英祖は、老論派の面々に取り囲まれ、強訴されましたよ。

あんなに、王を追い詰めるモノなの?派閥って言うのは・・・

 

老論派は、ソンは勿論、逆賊の息子であるサンも、処罰しようと考えていました。

それを知ったホン氏父は、老論派ではあるけど、サンは娘の子です。何としても助けたいですよ。

で、英祖に訴えました。

ソンとサン、二人の内どちらかを選ぶなら、サンを選ぶ・・・と。

英祖は流石にサンまで殺されたりすることは無いだろうと思っていました。でも、それが甘い考えかもしれないと思い知らされたのです。

自分の手で息子の命を奪うなんて、人間じゃない・・・と怒った英祖ですが、どうしようもありませんでした。

ホン氏父の苦しみも充分分かったからです。

 

ソンも驚き、怒りました。自分だけでなくサンまで・・・と言うのですから。

そんな時、鳴砂団が挙兵するという知らせが、ジダムを通じてもたらされました。

ナ・チョルジュが内官に化けてソンに会いに来ました。そして、計画を告げたのです。

ソンには、英祖のいる離宮を任せたい、殺すか幽閉するかの判断はソンに任せる・・・と。

ソンは考える時間をくれと言いました。

 

英祖は、領議政のキム・サンロを呼びました。

サンにまで責任を取らせるのを防ごうとしたのです。

ソンを戸籍から除き、サンは、亡きソンの異母兄孝章世子の養子として王位を継がせると言いました。

これ以上の譲歩はしない・・・と英祖。決裂なら、どちらかが死ぬまでの戦いとなる・・・とね。

英祖の並々ならぬ決意を知り、サンロはその条件をのみました。

 

英祖がソンを呼びました。

息子の事は父親である私が全て把握していると思っていた。それは、思いあがりだったようだ。

いっそ、私の息子に生まれなければ良かった。普通の家庭の息子に生まれたら良かっただろうに。

私の子に生まれたばかりに・・・。

泣けた~っホントに泣けた~っ

ソンは、父の決心を察しました。

悔やんでも悔やんでも悔やみきれない思いだったかも。でも、誰が悪いとか、良いとか言う問題じゃないんですよね、これは。

ホント、時代が悪かったと言うか、生まれた環境が悪かったと言うしかないかもね、英祖の言うように。

 

ソンは、ホン氏父を呼び、サンは大丈夫なんだな・・・と確認しました。

自分さえ決心すれば・・・と。

 

最期に、ソンは、サンと遊びました。

サンは、父が王位を継げないなんてことは嘘だと母から聞き、本当に嬉しそうです。

 

ソンは決心しました。蜂起はしない・・・と。

“武力で王座を手に入れたら、民にとって非情な君主となってしまう。間違った手段を取って生き残っても、目的は達する事が出来ないだろう。間違った手段が我々を変えてしまったからだ。蜂起の取りやめは敗北とは違う。夢の為に多くの忍耐が必要だという、この現実を受け入れるだけだ”

この手紙を読んだチョルジュ。

蜂起を決行しましたよ。もう、彼らには立ち止まる事は出来なかったのです。それに、ソンをみすみす死なせてしまうなんて、出来なかったのでしょう。

 

鳴砂団が、離宮に忍び寄りました。

ジダムの話で、それを知ったソンは、急ぎました。

で、危機一髪、英祖を救ったのです。

 

英祖は、その剣で、自分を殺して王座につけと言いました。父より息子が先に死ぬと言う事が、英祖には耐えられなかったのです。決心した今になっても・・・。

でも、ソンは、剣を捨てました。

苦しまないでください・・・とソンは言いました。

「私が去るべき時なのです。敵を殺して王座を取る、負の連鎖を断ち切らねば。虐殺を指揮した手で未来をつくるのがどれほど辛い事か、誰よりも父上がご存じでしょう。」

 

処刑の日、皆、泣きながらソンを見送りました。

ソンは静かに米櫃の前に進みました。

その時、サンが駆け付けて来たのです。父の最期の言葉を託され、じっとしてはいられませんでした。

手紙を握りしめ、裸足で父に飛びつきました。

「死んではなりません。」

何度も何度も泣きながら訴えました。

ソンは、兵に、サンを連れて行くよう命じました。

門から外に出されたサンですが、門を叩きながら訴えました。

その時、ジェゴンが駆け付けました。チェ尚宮から知らせを受けて、飛んで来たのです。

サンを宥めました。父上に叱られますよ・・・と。

二人で、門の中に向かってお辞儀をしました。

 

ソンは、米櫃に入りました。

英祖は、その様子を目をそらさずじっと見つめていました。

 

英祖の死の後、サンは即位し、第22代王となったのです。

“私はもうすぐ死ぬ。だからお前は私の仇を討ってくれ。私の仇を討つために王宮の最も美しい場所に書斎を建てよ。そして、身分の差無く人材を集め夢を実現させよ。そうすることこそが私の仇を討つ最善の方法だ”

この遺言どおり、正祖は奎章閣という人材育成機関をもうけました。

そして、即位してすぐに宣言したのです。

「私は思悼世子の息子だ。」

・・・と。家系図からも削除されてしまっていた父ソンの名誉を回復したのです。

成人したサンを演じていたのが、イ・ジェフンくん。ソンとの二役だったのね。知らなかったから、正祖が振り向いて、彼だと分かった瞬間、なんだか救われた気分になりました。

あのままじゃなんとも苦しくてね、気持ちが。

 

とにかく、完観です。

見応えのある作品でした。

ラスト、あまりにも泣けて、またまた目が膨れてるわたくしです。

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『秘密の扉』23話まで

2015-06-16 15:57:23 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
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携帯の無い時代って、ホント・・・辛いねぇ。

これが本来の人の生活なのかもしれないけど、事の進み方がリアルタイムで分かる現代だったら、早目早目に手を打てるんだけどね。

 

ソンは、監司チョン・フィリャンに事の次第を説明して、書斎が決して逆賊なんぞじゃ無い事を説明しなくちゃ・・・という一心で関西に急ぎました。

その間、チョン・フィリャンは、ホン氏父に急かされながらも、書斎の場所を掴もうと必死でした。

書斎の面々は、仲間がお尋ね者になったことで動揺していましたが、ミン・べクサンが落ち着かせ、勉学に励んでいました。

そして、ゲヒは、英祖から正式に軍を派遣する許しを得て、関西に向かっていたのです。

 

英祖は、捕らえたチョ・ジェホとチャン内官に聞きました。

書斎を作ったのは、世子か?・・・と。

逆賊を養成するところだとゲヒから聞いていた英祖は、書斎を作った目的が、人材育成だとジェホが言っても、それをすぐに信じることは出来ませんでした。

で、東宮殿を調べるようキム内官に指示。

キム内官が東宮殿に着いた時には、あの隠し部屋の中にあった禁書と言える書物は、世子嬪ホン氏のところに移動してありました。チェ尚宮とジダムとがした事です。

それでも、英祖には、ショックな書物がたくさん置かれていました。

しばし悩んだ英祖は、ゲヒを呼びました。そして、出兵を指示したのです。

 

ホン氏父と監司チョン・フィリャンたちは、やっと書斎の場所を突き止めました。

兵と共に書斎に押しかけ、居合わせた者たちを全て捕らえようとしました。

その時、ミン・べクサンが出て来たので、流石に驚いたのですが、一方で、罪を押し付けるのに、恰好の人物がいたと思ったようです。べクサンが首領だとし、全ての罪を彼に被せることで、ソンを守る事が出来ると考えたのでしょう。

ところが、そこにソンが到着し、自分が書斎を作った張本人だと言っちゃったんですよ、監司の前で。

チョン・フィリャンとすると、ホン氏父から、書斎=逆賊の養成所と聞いてるだけで、まさか世子が作ったとは聞いてませんからね。一瞬、意味が分からなかったようです。

ソンが、書斎の者たちは、逆賊等である筈が無い、兵を引けと命令。

チョン・フィリャンは、次期国王であるソンの命令に従うしかありませんでした。

 

書斎の面々やナ・チョルジュたち鳴砂団は、やはり世子ソンが自分たちを守ってくれると、ほっとし、改めてソンへの信頼を深めたようです。

 

ホン氏父は、ソンが来た理由を聞き、老論派の罠にはまってしまったと感じました。

で、この際、ソン自らここに来た事を利用しようと考えたのです。

つまり、ソンは、逆賊を始末しようとして、来たんだ・・・と取りつくろい、書斎の者たちを一網打尽にしてしまってはどうかとソンに言ったのです。

ソンがそれを納得する筈がありません。

ホン氏父は、娘と孫の事を考えるともう居ても立っても居られない気分だったと思います。どうしてこう混乱を起こしてばかりいるんだろうと、ソンが恨めしかったでしょう。

ホン氏父の言動も、理解できます。方法が良いか悪いかは別として・・・。

 

ソンは一旦都に戻る事にしました。

英祖に事情を話し、問題解決に当たろうとしたのです。

 

ソンが出立した直後、ゲヒの一行が村に到着。

ソンが兵を引かせたと聞き、すぐさま、書斎を攻めようと考えました。

その頃、書斎の者たちは、ソンの指示に従い、ここを去ろうとしていました。とにかく、命を守る事だけを考えようとしたのです。

べクサンたちは、山道を逃げました。

そして、ナ・チョルジュたち鳴砂団は、ゲヒの兵に襲いかかったのです。

 

結局、チョン・フィリャンの兵に、べクサンも取り囲まれてしまい、チャン内官の弟は、べクサンを庇って矢に射られて死んでしまいました。

その他の者たちも、多くが死に、残りの者は捕らわれて都に送られたのです。

べクサンは、一人都に向かいました。やるべき事がある・・・と言って。

ナ・チョルジュたち鳴砂団は、武装し、王宮殿を攻めようとしています。

 

都に戻ったソンに、英祖は一つだけ聞く・・・と言いました。

「書斎とは、平民や、逆賊の子孫までもが集まる場所だと?お前が作ったのか?」

「そうです。」

英祖は、これだけでソンを下がらせようとしました。

説明しようとするソンの言葉を遮って英祖は言いました。

「お前と私が言葉を交わして何の意味がある。議論してみたところで何も変わらんだろう?お前は志を断ち切れないし、私の思いも変わらぬ。」

そして、住まいを離宮に移すと言いました。

塀のすぐ向こうに世子の息遣いが聞こえる。ここに居ては冷静に考えられない・・・と。

父と息子というしがらみを断ち切らないと、王としての判断が出来ないと思ったのでしょう。

 

長生きしたのが悔やまれる・・・と英祖は思っていました。

ソンの考えを知る前に、死んでおけばどんなに良かったか・・・と言いました。

 

この話を聞いた世子嬪ホン氏は、サンを連れて英祖に会いに行きました。

離宮に行くのを止めてほしいと、ソンを見捨てないでほしいと頼みたかったのです。

英祖は、サンを可愛がっていました。

可愛い孫の頼みでも、もう遅かったのです。

 

ソンが窮地に陥って、今度ばかりは廃位も間違いないだろうと踏んだ老論派は、喜びました。

王妃キム氏が男子さえ産めば、名実ともに王妃として栄華を極められるだろうとキム氏に言いました。

キム氏、なんだか雰囲気が変わって来ましたよ。以前のような、大人しい無欲な女性の雰囲気じゃ無くなって来てます。

 

ホン氏は、夫ソンに怒りをぶつけました。

度重なる行動に、堪忍袋の緒が切れたというところでしょう。仕方がありませんよね、お察しします。

「世孫に合わせる顔がよくありましたね。会う資格はありません。子供を省みない父親に一緒に過ごす資格はありません。」

ソン、何も言えませんでした。

 

可哀相なのは、サンです。

父の事が好きなのです。尊敬しているのです。なのに、誰もが父の事を悪く言うわけで・・・。

「分別ある行動とは何ですか?父上はとても慎重な方です。何より私に温かく接してくれます。なのに・・・。」

そう言って泣きました。

ソンは、謝りながら我が子を抱きしめるしか出来ませんでした。

 

この頃ゲヒは、ソンがナ・チョルジュに出した手紙を押収していまして、内容から、手元金が、彼らに支払われていた事が判明。

チョルジュたち鳴砂団は、英祖を襲おうとした逆賊だと思われています。

だから、これはソンが逆賊を養成するために鳴砂団に資金を提供したとみられても、仕方が無いわけで。

報告を受けた英祖、ますます気持ちが落ち込みました。

 

ソンにナ・チョルジュとの関係を問いただしました。

ソンは、知り合いだと言いました。

そして、王を殺そうとしていたのか?・・・と聞かれた時も、しらばっくれる事なく、言いました。

「おそらく、そう思われます。」

純粋過ぎる~っ

英祖、怒りのあまり、思わずソンに向けて矢を番えました。

ソン、目をつむりました。そのまま殺されても仕方が無いと覚悟を決めたようです。

でもね・・・射られるわけ無いですよね、父親が。

 

「何故そんな奴らを集めた?国に不満を持つ者が集まれば逆賊に変わる事を知らなかったのか?」

「民だからです。君主の声はいくら小さくても国中に響き渡ります。しかし、民の声はいくら大きくても国中には響きません。皆で声を集めねば誰も耳を貸してくれぬからです。だから集まるのです。」

「お前が送った手元金で奴らは兵を要請し、謀反を企てた。」

「生きるための防御は反逆ではありません。官軍が攻めて来たから武器を手に取ったのです。」

「武器があること自体が問題なのだ。民が勝手に作った軍隊は王室と朝廷を攻撃するものだ。何故、それが分からぬ!」

「だからこそ民の声を聞くのです。彼らの怒りの根底にあるものを王は聞いて知るべきです。民の怒りに寄り添って考え、代わりに記号を与えれば、民はすすんで武器を捨てるからです。」

相容れない主張です、二人。

 

いつまでそんな妄想に・・・と英祖。息子のあまりの純粋さに呆れた様な口調です。

目の前の現実を見ろ・・・と言いました。

現実に何が起っているか。純粋さがあだとなり、逆賊に手元金が渡り、兵士が養成された。挙句の果てに王室に刃向かった。

「お前のこの手で、次期国王の手で逆賊を育てたのだ。そして何より、それが明るみに出てしまった。よってその罪を軽く受け止めることなど出来ない。」

おそらく、重臣たちに知られず、内々に処理出来ていたなら、きっと英祖もここまで厳しい処罰を下さなくて良かったんでしょう。

明るみに出てしまった以上、王として、いくら息子でも世子でも、厳しい処分を下さなくてはいけなかったのです。それが、王室を存続させていく方法なんです。

王座が、権力がかかっているのです。

ソンは東宮殿に幽閉されてしまいました。

 

老論派は、これでは収まりませんでした。

逆賊を養成したなんてこと、幽閉なんて生ぬるい処罰じゃ・・・と死罪を望むわけですよ。

 

英祖はソンに言いました。世子の座を降りよ・・・と。そして、都を離れろ・・・と。

多分、それが命を救う唯一の方法だと思ったのでしょう。やはり父親なのです。

ところが、ソンはそれを拒否。

「自分の罪が何か分からないからです。無実の民を苦しめ、逆賊の烙印を押した者たち、彼らを相手に最後まで戦います。」

その道を選ぶのね、やっぱ・・・

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『秘密の扉』22話まで

2015-06-16 09:53:50 | 韓国ドラマのエトセトラ
秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤)
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ジェゴンは少論派のチョ・ジェホに書斎の事を打ち明けました。

ジェホも驚き呆れました。破滅まで突っ走るつもりなのか・・・と。

当たり前ですよね。英祖の意思に背き、また、老論派につけ込む理由を与えることですからね。それを承知の上でやってるのですから。

でも、ジェゴンは言いました。身分制度をなくして、この世がどうなるのか、見極めようとしているソンという主を、支えて見守って行くのが臣下としての務めだと思う・・・と。そして、上手く行かないと分かったら、その時、諌めるのも、臣下の役目・・・と。

悩んだ挙句、ジェホも決心しました。まずは、世孫の問題を解決し、その後、書斎の運営がうまくいくかどうか、政治的に有効かどうかを見極めるつもりだ・・・と。

 

ところで、ウソプ父であるミン・べクサンは、ソンからの書斎で民を教育してほしいと言う頼みを断りました。

何と言っても自分は老論派であり、ソンの意見に従う事は出来ないと言い、聞かなかったころにしたい・・・と言ったのです。

 

ジェホは、英祖とソン、そして重臣たちを集め、サンを世孫に冊封する旨を諮ったのです。

当然、老論派は猛反対。

ソンが身分制度廃止なんぞという妄想を捨てたのかどうか、それが問題で、いまだに妄想を抱いているのなら、世子としての資格は無いと言うのですよ。

捨てたと言うのなら、文書に署名を・・・とまで。

英祖は、世孫の件を充分知っていながら・・・と言うか、彼自身がそれを望んでいるにもかかわらず、提案に“初耳”と言った態度を取りました。臣下からの要望と言う形を取ろうとしてるのです。

なのに、ソンが何も答えないので、嘘でも良いからそんな考えは捨てたと口先だけで言えば良いのに・・・とはらはらしつつ見てたんですが、署名・・・となると、黙ってはいられません。

自分自身が、半ば脅されるように署名したことで、これまでずっと苦しめられて来たわけですから。

「何事だ君主となる者に、念書を書かせると言うのか

激怒して見せました。これで、ひとまず時間を稼ぐことは出来ました。

 

英祖は、彼なりに最大限努力してるのです、息子を守るために。

なのに、ソンは自分の気持ちを最優先してて、英祖に言われるまで息子サンの事にまで気持ちが向いて無かったように思えます。

確かに、民と身分の差による、勉学の機会の有無という事を解消し、政治においても彼らの意見を取り入れたいという考えは正しいと思いますし、いずれそうなって行くわけですが・・・。あまりにも急ぎ過ぎの感があります。

後の世に託すというのではなく、自分の人生の間に、その足掛かりを・・・と言う気持ちも分かるのですが。

世の中を変えるというのは、このように難しいモノなのだと改めて分かりますね。

 

運営が軌道にのりつつある書斎ですが、やはりいろんな意見を持つ者がいるようで。

地道に勉強を続けようとする者。そして、こんな悠長なやり方ではなく、英祖を殺してソンを王位につけ、一気に事を進めようと考える者・・・。

ナ・チョルジュの周辺は、過激派が多く、ソンを信じて機会を待つと彼が言っても、なかなか押さえられないでいます。彼らが暴走しない事を祈るだけです。

チョルジュは、それをソンに報告。悠長に待っていられない者の身にもなってくれと言いたかったのでしょうね。

 

ソンは悩んでいます。

父英祖や老論派の意見に従い、自分の信念を捨て、世子としても彼らが望む務めをするべきなのか。

それがおそらく彼の周囲にいる人たちを安堵させる唯一の方法だとソンも分かっています。でも、民の見つめる目、彼らと約束した自分の思いを捨てる事が出来ないのです。

酔ってべクサンに、愚痴を吐いたソンでした。

父を説得する自信も無い、民を武力で統制する自信も無い・・・とソン。

「私には、政治をやる資格が無いのでは?」

べクサンは言いました、それは違う・・・と。

「意見が対立し激しい葛藤が生じる場、それを何としても仲裁しようとする場、それが政治のあるべき姿だ・・・と私はそう考えております。」

そして、べクサン自身も、悩んだ末に、書斎を実際に見てみることを決断したのです。

 

英祖は、ホン・ゲヒを懐柔しようとしていました。

ゲヒが職務中の剰余金を着服したと指摘したのです。

老論派の為に、ひいては国の為に預かっているだけだと主張するゲヒ。

でも、英祖は、そんな忠誠心など必要ないとばっさり。そして、罷免されたくなかったら、世孫の一件を認めろと言ったのです。

ゲヒは、ひとまず時間の猶予をもらいました。

 

一方で、相変わらず世子ソンのお手元金の行方を追っています。

ゲヒの行動を知ったソンは、敢えて罠をしかけましたよ。わざとウソプをこれ見よがしに手元金を持って関西に行かせたのです。チョルジュの商団の本拠地とゲヒが見ている地域です。

ゲヒは、すぐ動きました。王妃キム氏の父を、関西に派遣し、ウソプが怪しいモノと接触する現場を押さえろと命じたのです。

 

そして、英祖に返事をしに行きました。

世孫の件は納得できない・・・とね。その前にソンが世子の座から降ろされるかもしれない、そうなったら、世孫の冊封も流れる・・・なんてね。

お手元金の一件を英祖に話し、その使い道は、英祖を暗殺しようとした怪しい一団の資金源となってる・・・等と、憶測を述べたのです。

笑って信じない、英祖。

でも、ゲヒは自信満々な態度でした。

 

で、現実はどうなったかと言うと。

ゲヒの動きを察したソンが、ちゃんと手を打ってましたよ。

ウソプをまずは関西地域の監司チョン・フィリャンのところに行かせたのです。

特に飢饉被害が甚大な関西地方に、お手元金から援助を出した・・・という説明でした。ソンは、英祖から問い詰められた時にも、そのように説明しました。

内密にしたのは、他の地方から不公平だと言う反発が出ないように考えたからだ・・・と。

 

ゲヒは、愕然としました。納得してはいないようですが、とにかく表向きは自分の失態です。

英祖から、世子を謀反人扱いしたと言う罪で死罪も免れないほどの罪だ・・・と言われ、もう世孫の一件を許すしか身を守る術はありませんでした。

世孫サンの冊封を急ぐ運びとなりました。

 

「臣下との駆け引きは見事だった。」

と英祖はソンに言いました。老論派の疑いを晴らすために、今回ゲヒを嵌めた事を、英祖は察してました。

「しかし、心を隠す事も覚えろ。臣下には絶対に本心を悟られてはならぬ。特に結論の出ていないあやふやな考えは臣下に知られないようにしろ。」

さもないと、臣下に隙を突かれる・・・。ソンは英祖の言葉を受けてそう言いました。

「出来る限り慎重な態度で政治に臨みます。ご心配なさらないよう。」

英祖は嬉しそうにソンの言葉を聞いていました。

 

そして2年が過ぎました。

 

ソンが高熱で倒れました。腫れものの所為みたいです。

何度医師が政務を休むようにと進言しても、ソンは聞く耳を持たなくてね。

英祖は、どうにかして治したいと、医師の進めでもある湯治に行かせる事にしたのです。

 

ある日、世子嬪ホン氏が見舞いに来ました。ところが、布団の上にソンの姿がありません。k

帰ろうとした時、声が聞こえ、不審に思って行って見たところ・・・。なんと、ソンが隠し部屋に入って行くのを目撃しちゃった

そして、ソンが寝込んだ隙に、そっと部屋に入り、書斎の記録簿を発見しちゃったよーっ

驚きどうすれば良いのか分からなくなったホン氏は、その帳簿を持ち帰り、父に見せちゃった事から、事は大きくなってしまいました。

 

ホン氏父は、英祖と老論派に見つかる前に、書斎を潰してしまわなくては・・・と決断。

ソンが湯治に行ってる間に始末しようと。

 

ところが、この話し合いが、またも老論派に漏れちゃった部屋なんて、意味無いねぇ・・・。内緒話なんて、絶対に無理なツクリって何

ゲヒは一杯食わされた2年前以来、ソンの周辺だけでなく、ホン氏の周辺にも手の者を配置して、情報を探らせていたのです。

 

ホン氏父は、自ら監司チョン・フィリャンの元を訪れました。

書斎を、反乱を起こそうと考えてる輩の集団だと決めつけ、万が一謀反が起った時は、それを事前に察知しなかったチョン・フィリャンの罪は重くなるぞと脅したのです。

逆賊として、チャン内官の弟、チョルジュの仲間イ・ダルソンたちが指名手配されました。

 

この知らせは、即、ソンにも知らされました。

と言うか、投げ文したのは、老論派の者?敢えてソンに知らせて、ソンを動かしたのかな?

 

案の定、ソンは手遅れになる前に、チョン・フィリャンに会わなくては・・・と自ら関西に行く事を決断しました。

罠にはまったね・・・。

湯治に行く行列の籠の人となったソン。

ところが、途中でゲヒたちが挨拶を・・・等と言って籠の中を確かめた時には、ソンの姿は無かったのです。

自らが育てた逆賊の元に行った・・・とゲヒから報告を受けた英祖。

馬鹿にしたような笑い顔が怖かった。

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