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ボムジョにとって母は、優しくて仕事に一生懸命で、世界で一番の母親だと今まで思ってきたようなところがあります。
だから、今回、不当な利益を挙げようと、品物を仕入れ値の倍の値段で売っている・・・なんて主張、とうてい受け入れられるものではありませんでした。だから、ハミョンたちの行動に腹が立ったのです。
この騒動、ボムジョ母の耳にも入りました。
息子が売り場に来てる報告があったので、ボムジョ母は、すぐさま売り場に。
事情を聞いたボムジョ母は、あっさりと話しを聞いてくれて、インタビューもOKしてくれました。
ユレも、イナもほっとしました。
会長室から出ようとした時、イナはソファーの陰にピアスが片方落ちているのを見つけました。
先日母チャオクが付けていたのと同じに見えたので、そのまま持ち帰りました。
やはりチャオクのモノでした。
13年前、携帯を忘れて行ったのも、ボムジョ母に会った時で、今回も落ちてた場所を考えると、二人の関係はまだ続いてる思えます。
ボムジョ母は、売り場取材等、快く引き受け、取材はスムーズに終わりました。
で、デパートの売り方に批判的な報道がなされたのです。
これを気にしたボムジョは、母に謝りました。ボムジョ母は、優しく“いいのよ”と返信し、ボムジョは改めて母の人柄に感心したのです。
でもね、ハミョンは何か胡散臭さを感じていました。
社長室の外に捨てられていたシュレッターのごみを持ち帰り、それを復元したのです。出て来たのは、なんと商品の注文書。
報道がされる前に、いえ、取材される前に、既にリュックは追加注文されていたのです。ボムジョ母はニュースを利用したのです。
ボムジョは、報道で客足が途絶えるとか、購買拒否が起るとかで、デパートに損害が出ると思っていました。
だから、ハミョンに、母を侮辱されたと怒っていたのです。
でも、実際に売り場に行ってみると、お客でごった返していたのです。
追加注文書の意味が大きく彼にのしかかって来ました。母の自分が知らない別の顔を見た気がしました。
すぐに母のところに行きました。
追求したら、最初はしらばっくれていた母。でも、追加注文書を突きつけたら、開き直ったように言いました。
「あなたの言うように、ニュースを利用することの、どこが悪いの?」
ボムジョ、言葉が出ませんでした。
ハミョンに聞きました。
「同じ気分だったか?兄さんの本当の姿を知った時には。辛かったか?」
「ああ。」
ハミョンとボムジョが一歩近づいた感じです。
ハミョンは、チャオクが携帯を忘れて行った日を聞きました。
「2000年10月23日。イナのメールを初めて読んだ日だ。」
その前日、10月22日、ハミョンの母が自殺しました。何かの因縁を感じたハミョンです。
ところで、アン・チャンスは、イナやハミョンと同級生だったジヒと結婚してまして、既に3人の子持ち。
チャンスがサンタに逃げられた一件で、派出所に左遷されちゃってね。
そこに顔を出せと言われたハミョンとユレが行きましたら、イナも来てて。そこにジヒまで来ちゃったから、ちょっとした同級会の雰囲気。
ユレは、以前、ボムジョからハミョンは自分が好きだと嘘を言われたのを、いまだに信じてる状態でして。なのに、この場でハミョンとイナが最近まで付き合ってて、別れた・・・なんて話を聞いて、ちょっとショックを受けてます。
ま、別れたんだから、大丈夫・・・なんて、自分を励ますあたり、ユレもすっかりハミョンの事が好きになってるんですね。
ボムジョは一人暮らしを始めました。
今回の一件で、母の別の顔を見ちゃって、ショックだったのと、母から離れてあれこれと見つめてみようと思ったのかも。
新しい部屋の内装とかに母が口出しするのを、断ってます。やっと親離れしようとしてるんでしょうね。
それどころか、記者の口調で、13年前チャオクが家に来た日にちを聞きました。勿論、覚えてない・・・とはぐらかしましたよ、母は。
息子がどんどん変わって行くのが、ハミョンの所為だと感じたボムジョ母。ハミョンが目障りになってきた・・・と呟いてます。
怖いよ・・・。
イナ祖父は、チャンスから、ハミョンが兄に対して申し訳ないと言う気持ちを持ってると聞かされ、ジェミョンに面会に行きました。
ジェミョンは、喜びました。
弟を助けてくれたお礼を言いたいとずっと思っていたからです。
イナ祖父は、ハミョンのこれまでの人生を、ジェミョンと別れた13年間の人生を教えてあげたいと思って、面会に行ったのです。
ある廃棄物処理工場で火災が起りました。
昨日、チャンスがカセットコンロのボンベがラーメンを作ってて爆発したという通報で出かけて行った場所でした。
被害者の数が物凄く大きくなり、ハミョンは13年前の父の事故の事と被りました。
ギョドンもそう感じたようで、彼がずっと集めて来た13年前の事故の資料をハミョンに渡し、類似点が無いか確認させました。
チャオクに、ボムジョ母から食事の誘いの連絡が入りました。
やっぱり今でも付き合いはあるのね。
イナから聞かれた時、そうは言わなかったんだけどね。
まぁ、MSCの大株主ってことで、交際を絶つことは困難でしょうね。
ボムジョ母は、今回の廃棄物処理工場の火災の事で頼みがあると言いました。
13年前の事故と結びつけられそうで、マズイと言うのです。やっぱり、何かあったのね、13年前に。
「これで、流れを変えて。」
と、ボムジョ母がチャオクに差し出したのは、USB。
今回の事故工場を許可した議員がいて、ボムジョ母は、その議員と深いつながりがあるようです。で、13年前の事故の事を話し、今回も同じように処理しようとしてるのです。
その頃、ハミョンたちも、両方の事故の類似点をあれこれと見い出していました。
ボムジョは、母の態度が気になっていたのでハミョン父の事故を調べてみたらしいです。
爆発的な火災が起ったのは、爆発性の不法廃棄物があったからだ・・・と言いました。
実際、この事は記事にもなっていたのですが、扱いは小さく、ハミョン父の事だけが表に出てて、そんな事が理由だなんて、おそらく殆ど人が目に留めなかったのでしょう。ハミョン父を矢面に立たせて、目立たなくしたと言う事です。
ハミョンは、ギョドンに聞きました。何故父だけに報道が集中したのか・・・と。責任者は殆ど追及されていないのに・・・と。
ギョドンは言いました。
最初は責任者を追及する方向に行っていたのに、ある時、急に方向が変わった・・・と。意図的に変えたと思ってるとね。
その時、スクープが入りました。
MSCです。
“警官による、人災の可能性がある”・・・と。
アン・チャンスです。
事故前日、ガスコンロの事故で出動した様子が監視カメラの映像と共に報道されたのです。チャオクの担当です。
ガスコンロの事故だったのに、如何にも工場全体のガス事故の通報のように述べられ、チャンスがチェックをおろそかにした結果、この事故が起ったのでは?・・・なんて結論付けたのです。
ハミョンとイナは激怒。
違う事は彼らが知ってます。
「13年前と同じだ。」
と、ギョドンは言いました。
「原因を探っていたのに、突然お前の父親の話が出て来た。今のチャンスのように。」
「皆信じたんですか?」
と、ハミョンは家族崩壊の真実を知りました。
一匹の犬が吠え始めたら、近所の犬もつられて吠える…それと同じだったとギョドン。
「今分かった。俺は近所の犬だった。」
ハミョンは、チャオクに話しを聞くため、MSCに急ぎました。
で、チャオクを見つけた時、彼女の前に立ったのは、イナとボムジョでした。
「チャンスに責任はありません。」
と、イナ。
でも、感情的なイナの話を聞くつもりは無いとチャオク。
チャンスには、監視カメラの映像と言う証拠があり、疑惑を持たれてもしょうがない・・・と。
「人は、疑惑を真実だと思いこみます。13年前と同じように。」
と、イナ。
「薄っぺらな証拠で、人を追い詰める気ですか?」
「薄っぺらな証拠も無いくせに。」
そこに、ハミョンが来ました。
「証拠を持って来ます。チャンスが無実だと言う証拠を。13年前の様な犠牲者は絶対に出しません。あなたが変えた流れを元に戻します。」
く~っカッコ良い、ハミョン
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