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宣祖、あのまま斬っちゃってたら、その後の混乱は起らなかったと思いましたよ。
ドチ、宮中でたくさんの仲間を作っていたんですねぇ。
それに一番大きかったのは、王妃キム氏の協力でした。
仲間と共に宮中を出たドチは、王妃の用意した隠れ家に潜んだようですね。そのまま、いくら探しても見つからないまま時間が過ぎて行きました。
ソン内官は、亡くなってしまいました。
「王様を守れるのは、世子様だけです。心の相が顔の相を変えるのです。どうか、聖君に。」
と言う言葉を残して。
カヒは、ソン内官から預かった「龍顔秘書」を、光海君に渡しました。
「人の心を読む書物を手に入れたのです。これから世子様の世を作ってください。」
と、カヒは言いました。そして、これで光海君に会う口実が無くなりました・・・と言って下がって行きました。
宣祖は、年老い、一見すると体調も思わしくないようですが、実は、それは見せかけだけのようですね。
光海君が政務をしっかりやってくれてるから、もう譲位しても・・・なんて、言葉を口にしました。でもねぇ・・・。宣祖の本心とは思えませんよ、これまでの事を考えると。
王妃との間には、永昌大君が産まれていまして、光海君は、年の離れた弟をとても可愛がっています。
しかし、永昌大君の誕生は、派閥を生みました。
光海君を推す大北派と永昌大君を推す小北派です。
ホ・ギュンは、やはり大北派で、小北派の台頭が気に入らなくてね。
仲間とともに、結束を固めようとしてるのですが、それが光海君には危うげに見えて仕方がありませんでした。
小北派は、王妃と永昌大君を中心として者たちで、永昌大君を世子に据えようと画策してます。後ろには、ドチが控えています。
ある夜、ホ・ギュンを中心とした大北派が集会を開き、譲位をせまろうと意見をまとめていた時。
既に動きは宣祖に伝わっていましてね。すぐに内禁衛将に捕縛を命じました。
この時、内禁衛将には、以前光海君の元でドチに対抗していた元テドンゲのソ・ヨンが就任していました。光海君を裏切って宣祖側についたようです。やっぱり名誉には、敵わないのかねぇ、志なんて。
で、ホ・ギュンたち大北派は、ことごとく捕まってしまったのです。謀反の罪で。
儒生たちやイ・サネが訴えましたが、宣祖の考えは変わりません。
そんな時、女真族のリーダーが都に来ると言う報告がもたらされました。
光海君の世子としての地位をまもるのに、手助けを・・・という意味もあったのでしょうが、自分の権力を守るのに、他国の力を使うつもりは無い光海君。
でも、今後の和睦の事を考えると、やはり会っておいた方が良いだろうと、会う約束をしました。
ところが、女真族の中にも、ドチの部下がいましてね。例の、一度捕まえて味方に引き入れた者です。
その者の所為で、リーダーは、都に来るなり、ドチに捕まっちゃった。
そして、そのまま宣祖に引き渡されてしまったのです。光海君と共謀して謀反を起こそうとしていると言う証拠として。
リーダーは、何も話しませんでしたが、ドチは、それを見越して、ちゃんとヌルハチの密書を光海君が持っているなんて事まで報告したんです。
宣祖は、すぐさま、東宮殿の捜索を命じました。
カヒは、あれ以来、ずっと光海君とは距離を置いて来ました。
見かけは、光海君に対して冷淡になったと言う感じで、宣祖も、安心してきてました。でも、本心は、以前と変わってなかったようですね。
今回の一件は、光海君にとって、生死を分ける問題だと感じ、牢のホ・ギュンに事情を聞きに行きました。
そして、ヌルハチの密書の事を聞いたのです。
カヒは、世子嬪ユ氏と共に、必死に探しました。で、発見した密書を、カヒが持って東宮殿を出たのです。
その姿を、内禁衛将が見かけました。
だから、見つからないと分かった時、カヒが持って逃げたのでは?・・・という疑いがすぐに宣祖には浮かんだのです。
この時、光海君は、女真族のリーダーと会う約束の場所で待ち続けていました。
そこに、定遠君が。
世子の座を諦めたわけじゃないけど、王妃に対して反感を持ってる定遠君は、どちらかと言うと、光海君の側についていました。
で、リーダーが捕らわれたと言う事を報告しに来たのです。
急ぎ王宮に戻った光海君。
宣祖の誤解を解こうとしましたが、無理でしたねぇ。
宣祖は、女真族と手を組んで謀反を起こそうとしている・・・という理由より、カヒとの事が許せなかったようです。
カヒが、あまりにも無防備だったみたいですね。
口には出さないけど、ふとした瞬間光海君を見つめていたりして、それを宣祖に目撃される事があったようです。
宣祖は、以前、書庫で二人を見た時も、幼馴染だから・・・と自分を納得させようとしました。でも、カヒの心の奥底には、今も変わらず光海君がいると、嫌と言うほど感じていたんですね。
必死に誤解を訴えるカヒ。
でもね、見て見ぬふりをして来た宣祖も、今回、密書を隠して光海君を庇ったと言う事で、もう耐えられなくなったようです。
密書を差し出したら、光海君を許すが、出さなければ、父の女人を欲した罪を問う・・・と宣祖は言いました。
光海君は、世子嬪ユ氏から、今回の事を聞き、カヒが危ないと思わず彼女の元に行こうとしました。
それを、ユ氏は止めました。
カヒは、絶対に出さないと分かってるし、カヒの命が危ない事も分かってるけれど、光海君に従う多くの者たちがいることも忘れないでほしい・・・と光海君に訴えました。
そう言われると、行けませんよね。
カヒは、席藁待罪をし、宣祖に許しを請いました。決して密書は差し出しませんでしたね。誤解だと主張しました。
宣祖はやはりカヒを愛しているのです。
決して光海君を想っているわけでもなく、密書ももっていないと信じてよいのだな?・・・と許しましたよ。
でも、光海君の廃位を止めたわけじゃありませんでした。
重臣たちに、廃位すると宣言してしまったのです。
ユ氏は、縋れるのはカヒだけだと思い、宣祖を説得してほしいと頼みました。
そして、なんとなんと、永昌大君を世子の座に付けるために王妃の側に居るのかと思ってたドチが、本当に手を組んでいたのは臨海君でしたよ
臨海君は、新王妃を迎える日、抗議をしたため、宣祖から王子の座も奪われて日陰を生きるしかなくなっていた筈。
やっぱり宣祖への恨みと共に、光海君への対抗心も捨ててはいなかったのですね。
彼らは挙兵を、廃位が決定する日、つまり、翌日と決めているのです。
廃位を取り消すよう、又も儒生たちが大勢集まって訴えていました。
光海君の屋敷には、兵が押し寄せ、ユ氏と王子を無理やり引っ立てて行きました。
そして、光海君も、兵に取り囲まれてしまったのです。
物語の一番最初のシーンですね。
さぁ、どーなる
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