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全てのアイテムにつながりがありましたね。細かい些細な出来事も、会話も、ラストにつながっています。
ビョリの未練の3番目、ファーストキスが叶いました。
ソリ先生は、火災事故で救助に当たっていた隊員が怪我をして担ぎ込まれ人とセジュを重ね合わせました。
今、この想いを伝えなければ、一生言えなくなるかもしれないと思いました。
だから、真っ直ぐに想いを伝えました。好きです・・・と。
セジュが自分を受け入れてくれるかどうかではなく、自分が後悔したくなかったのです。そして、怪我をしたり、或いは、万が一でも死んでほしく無かったのです。
だけど、セジュはソリ先生の想いを受け取る事は出来ませんでした。
彼はずっと・・・7年もの間、謝罪と祈りの時を過ごしていたのです。
一方、ウジュは、ビョリと一緒に行動する事を全く隠しませんでした。堂々とバスに乗ったりするので、周囲の注目を浴びました。
ビョリは躊躇しましたが、ウジュはお構いなしです。
海へ二人だけの旅行に行きました。未練の4番目が叶いました。
ウジュは人気歌手であることの辛さをビョリに打ち明けました。
いつかファンが離れて行って、真っ暗な中に一人取り残されてしまうのではないかという不安を。
「あなたのファンは、あなたを監視しているのではなく、見守っているのです。辛い時に空を見上げて星を見るように。あなたが光ると、暗い毎日がきらっと光る様な気がして。辛くても、大丈夫だと思える・・・。あなたのお陰で乗り越えられる。誰かの光になってあげることって難しいことなんです。素敵な人生じゃない?」
辛かったら、少し休んでも良い、いつも輝いている必要はないから・・・とビョリ。
ビョリは、ウジュの携帯からウジュ父にメールを送りました、了解もなく。
『愛してる』
父さんに一度もそんな事言った事無い・・・とウジュは呆れ、戸惑いました。
言葉にすることは大事よ、もう会えないこともあるから・・・とビョリ。私みたいに後悔しないで・・・と。
そしたら、ウジュ父から返信が来ました。
『父さんも愛してるよ』
ウジュ父というのは、ウジュの事務所の代表やマネージャーが通う焼き肉店の店主でしたよ。
ところで、ウジュのマネージャーとビョリの友達の幽霊とは、いったいどういう仲?生前からの知り合い?それとも、幽霊になってから?・・・まさかね。
それと、ソリ先生の病院での仮眠室、「W-二つの世界ー」で、ハン・ヒョジュさんが使ってた仮眠室と似てる気がしましたけど・・・。
セジュが毎日のように見舞っていた患者、それはビョリの母親でした。
ビョリが亡くなった後、脳卒中で倒れ、意識の無いまま、入院していたのです。
セジュは、ビョリをはねた車の運転手だったのです。
ビョリを死なせただけじゃなく、母親までこうなったのも、自分の責任だと考えたのです。贖罪の日々だったということです。
ソリ先生は、枕元の母と娘の写真で、ウジュの恋人だと気付きました。
意味が分かりませんが、とにかく・・・と連絡して来ました。
駆け付けたビョリとウジュ。
そして、ビョリの前で、母親は息を引き取ったのです。
ビョリは、意識の無い母に言いました。愛してる、愛してる・・・と。
それを聞いた一瞬だけ、母親の目が開きました。でも、次の瞬間、旅立って行ったのです。
5番目の未練は、言えなかった言葉でした。それが、叶った瞬間でもありました。
ビョリは、セジュの事情を知りました。
到底許せないと思いました。でも、ソリ先生がこの7年間のセジュを教えてくれましてね。
6番目の未練、勇気ある許しを叶えたのです。
ソリ先生は、実は担ぎ込まれたビョリの担当医となる筈でした。でも、死の恐怖から、何も治療を施してあげる事ができなかったのです。
みすみすビョリを死なせてしまったと言う後悔は、彼女を睡眠薬や煙草に救いを求めさせてしまっていました。
ビョリを助ける事が出来ていたら、ビョリだけじゃなく、ビョリの母親、そしてセジュの人生も閉じる事は無かったのかもしれないと思ったのです。
「信じられないけど、信じられないけど、生き返ってくれて、本当にありがとう。」
ソリ先生は、そう言いました。
ウジュとビョリは、本当に幸せでした。でも、やっぱりその影響は大きかった・・・。
ショックを受けたファンたちは、ネットに散々書きこみましたし、マスコミも大々的に取り上げました。
事務所の代表は、ビョリと別れるようウジュに言いました。撥ねつけようとしたウジュに、既にビョリは納得したぞと告げました。
ビョリの姿が消えました。
がっくりしたウジュは、父の店に行きました。
父は言いました。
「彼女は豚肉が好きか?一度連れてこい。」
ウジュは嬉しそうでした。味方が一人いると思いました。
ビョリは、ウジュを本当に愛してしまったと幽霊に言いました。
だから、離れていても一緒に生きて行きたい・・・と。
幽霊は、もう未練が叶ったから、昇天する時が来たと言いました。彼女の未練は愛される事。
それは、ウジュのマネージャーだけじゃなく、ビョリにも愛されたことです。
幽霊は、ウジュのコンサートチケットを渡し、近くで会って来なさい・・・と言いました。そして天に昇って行ったのです。
ところが、会場に駆け付けてみると、撤収作業中じゃありませんか。
コンサートは中止になったと言います。ファンのキャンセルが集中した上に、マスコミが押し寄せたので、事務所の方で、そう言う決定を下さざるを得なくなったのです。
でも、ビョリは代表やマネージャーと相談し、会場を別のところに移して小さなコンサートを開きました。
場所は、ビョリが死神の時に住んでいた倉庫のような建物ですよね?
ウジュは、何も知らされないままマネージャーに連れて行かれました。
感動しました。ビョリのお陰だと察しました。
ウジュは心を込めて歌いました。
ところが、ファンの中に、熱狂的な男性がいまして。
その男が、突然ビョリに向かって来たのです。
でも、刺されたのはウジュでした。
直前に、死神のヨンギが会場にいるのを見ていたビョリ。ウジュの余命を知らせる腕時計のタイマーが動き始めたのも気づきました。
ウジュの短命は決まっていた事でした。
ビョリは、それを遂行する為に派遣されただけだったのです。上司が隠していたのはこの事でした。
ウジュは危険な状態に陥りました。
ビョリはヨンギに言いました。私が代わりに行くから、彼を助けてと言って・・・と。
ウジュの代わりは無理だとヨンギ。格が違いすぎるということです。
「違うわ。あなたの娘さんの代わり。」
ヨンギが死んでまだ昇天できず死神を続けている理由、それは娘への未練があるからだったのです。
そしてその娘と言うのが、以前、ビョリが助けてしまった幼い子だったのです。でも、7年後に死ぬ運命が待っていました。
「上司が許さないと思うけど・・・。」
と、ヨンギ。
ビョリは、上司が許すと感じていました。
なぜなら、上司もまたこの世に未練を残していたからです。彼の未練というのが、セジュ。彼の息子でした。
父親が死んだ後、一生懸命働いて生きていたセジュが、疲れから、一瞬居眠りをして事故死してしまう運命だと知った上司。セジュを連れに行ったものの、やっぱり直前に死なせたくないと、ハンドルを切ったのです。
それによって、死ぬはずじゃなかったビョリが代わりに死んでしまったという事なのです。
その罪の意識が上司にあると、ビョリはセジュの家で暮らすうちに気付いていたのです。
ビョリにとって、勇気ある許しは、上司の事も含まれていました。
気持ちは分かる、死神だって、元は人間なんだから・・・とビョリは言いました。
上司はVIPと掛け合い、ウジュを人間界に戻す事を了承させました。ビョリがヨンギの娘の代わりになると言う事を条件に・・・。
ウジュは、意識を回復しました。
そして、ビョリと結婚。二人の間には息子が生まれ、時間が経って行きました。
7年後にビョリが旅立つ事を、ウジュは聞かされていたようです。
だから、毎日毎日を後悔する事の無いように、過ごしていました。
たくさん写真を撮り、想いを伝えあい・・・。
7年後のある日、庭で息子と3人で遊んでいた時、その予感がしたビョリ。
ウジュも、感じたようです。
心を込めて額にkissしました。
ビョリの7番目の最後の未練、未練の無い別れが叶いました。
ウジュにとって、練習生だった頃初めてできたファンというのが、ビョリだったのです。第一号のファンレターを送ってくれた女の子でした。
感動したウジュは、その女の子に遊園地のチケットを贈りました。
一緒に行こう・・・と。
ビョリが死ぬ瞬間に持っていたチケットが、それでした。
そして、ビョリがクレーンゲームでとったウサギのぬいぐるみ。永遠に守ってあげる、愛してる・・・と吹きこんだぬいぐるみ。
それと同じモノを、当時、贈っていたのです。同じ台詞を吹き込んで。
初めてのファンレターを、ウジュは大切に持っていましたね。
ファンタジーというのは、言わば突っ込みどころ満載というか。現実との違いを指摘したり、疑問を言いだしたらキリが無いわけで。
そう言うのが、以前の私は気になって仕方がありませんでした。
でも、最近、こう言うタイプの作品、いたく気に入るようになりました。
この作品も、しごく普通のストーリーだとは思うのですが、癒されたし、当たり前の事を改めて気づかされる思いがしました。
つまり、伝えるべき事は、今、伝えないと、永遠に言えなくなってしまうかもしれないということです。
後悔先に立たずってことでしょうか。
お勧めです
それにしても、主演のジウさんですが。最初見た時、カン・へジョンさんかと思いましたよ。ヘアースタイルの所為でしょうか。
そして、スホくんも、あの端正で整った容貌は、チェ・シウォンssiと被って見えて仕方がありませんでした。
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