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コン・ジチョルの継母が遺体で発見されました。
遺品の整理中、とんでもないモノが発見されました。
コン・イヌが32年前の連続殺人事件の被害者の遺体と共に写った写真です。殺人の記念に撮ったとしか思えない写真でした。
その異常性が分かります。そこで発見されたのは、その一枚だけでした。
スヒョクは、チュ刑事にこの事を上司には内密にしろと指示しました。決定的な証拠ですからね。
サビン殺害未遂で逮捕されたコン・イヌ。
取り調べの中で、コン・イヌこそが32年前の連続殺人事件の真犯人の可能性が浮上。
と言う事は、当時の担当検事だったチョン・ソクテの捜査に疑惑がもたれるようになりました。
証拠隠滅と事件の捏造疑惑です。
もう、検事総長どころの騒ぎではなくなりました。
チョン・ソクテはへミに怒りをぶつけました。
スヒョクをとっとと始末しておけば、こんなことにならなかったと。
立場が危うくなったのは、チョン・ソクテだけじゃありません。へミも同様です。
ソ・テハにとって、へミからのスヒョク殺害指示はきっかけに過ぎませんでした。
今度こそ、自分の手で弟の恨みを晴らしてやると、スヒョクをおびき出したのです。
サビンを人質に取っていると匂わせて。
しかし、ここで意外な邪魔が。
ソ・テハの子分であるマチョルが、ソ・テハに罪を犯させたくないと、ジョンボムに知らせて来たのです。
止めてくれと。
危ないところで、ジョンボムがソ・テハを止めることが出来ました。
ヤクザなソ・テハですが、一旦家族と信じた人間はとことん守る人間なんです。だから、ジョンボムの説得を聞き入れたのです。
決してスヒョクを許したわけではありません。
スヒョクのやり方は、違法と言えるものでした。一旦犯人だと思った人間に対しては、証拠を捏造してでも有罪に持ち込んできたわけですから。それがスヒョクの思い込みだったこともあったでしょう。
それでも、まだスヒョクは自分のして来た事が正しいと思っていました。正義だと思っていました。
「お前は神か」
と、ソ・テハが言いました。
スヒョクはやっと自分の罪を認識しました。
必ず罪は償うと言いました。しかし、今は、サンアとコン・イヌを捕まえる事が先だと。
その時、病院から連絡が。サビンが倒れたと言う連絡です。
テープレコーダーのハウンの声を聞いて、これまでまだらに蘇っていたハウンの記憶が、はっきりとサビンの中に蘇りました。
と言うよりは、ハウンの魂が支配してしまったと言った方が正しいかも。
意識が戻った時、傍に付き添っていた“古い未来”書店主を、父の友人と呼びました。自分はハウンだと。
書店主は驚きました。理解出来ませんでした。
スヒョクが病院に駆け付けたら、そこにいたのはハウンの魂を持ったサビン。
スヒョクをヒョンビンと呼び、しがみつきました。
そして、遅れて到着したジョンボムを見て、恐怖に怯えました。
ジョンボムは大きなショックを受けました。
どうすればよいのか、分かりませんでした。
ハウンに言えずに終わった言葉が蘇りました。
いつまでハウンのままでいるのかと思ったら、案外早くサビンの記憶も戻りました。
スヒョクとジョンボムと同じように、サビンの記憶とハウンの記憶が混在するようになったのです。
スヒョクは寂しそうでした。
ハウンのままでいてくれた方が、彼にとっては幸せだったでしょうからね。
僕にとってハウンもサビンも君なんだ・・・とスヒョク。気持ちは変わらないと。
でも、サビンは自分は違うと言いました。
ヒョンビンに対するのとスヒョクに対するのとでは、心拍動が違う気がしているのです。
スヒョクは、待つと言いました。
必ず元に戻るから・・・と。
ジョンボムは、“古い未来”書店にいました。
32年前、ハウンと出会い、ずっと見守ってきた記憶が蘇っていました。決して告げられない想いを抱いたまま、見つめ続けてきた思い出が。
そこにサビンが。携帯を受け取りに来たのです。
書棚に隠れたジョンボム。
サビンは気づいていました。
明るくジョンボムに話しかけました。
サビンの記憶が戻ったことをジョンボムは知りました。
しかし、ハウンはジチョルが殺人犯だという記憶を持ったままです。サビンはそのせいで以前のようにジョンボムに近づくことが出来ませんでした。
ジョンボムはその気持ちを理解しました。
「その悪魔の記憶を変えて見せます。」
と、ジョンボムは言いました。
サンアの捜査が行き詰っているスヒョクたち。
ジョンボムが言いました。継母の家にあった殺人現場の写真をマスコミに流せばいいと。
その写真の事は秘密にしてきました。それが功を奏しそうです。
一旦流れてしまうと、もう火消は無理ですよね。