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へ・モヨンを助けたコ・ゴンに養父のヘ・ジウォルは心から感謝しました。
へ・モヨンが新羅のスパイだとは知らないようですね。本当の娘だと頼りにしていると分かります。
コ・ゴンが運よくへ・モヨンを助けることが出来たのは、父に命じられてへ・ジウォルを探っているところだったからです。
この一件でへ・ジウォルの信頼を得ることが出来、ラッキーでした。
まぁ、元々コ・ウォンピョを裏切る気は無かったようですけどね。クァンノ部族長チン・ピルとは違います。
父から、へ・モヨンに怪しいところは無いかと問われたコ・ゴン。何も無いと答えました。新羅のスパイだと言う事は隠しておくつもりのようです。
コ・ゴンは表向きへ・モヨンに親しげに振舞うようになりましたが、心の中にはまだピョンガンがいます。
へ・モヨンも十分察してはいますが、自分を気遣ってくれるコ・ゴンの言動に心がときめくのも事実でした。
オン・ダルとサ氏夫人は気マズイままです。
サ氏夫人は、死んだオン・ヒョプに顔向けできないと思っています。オン・ダルを危険な目に遭わせたくないのです。
オン・ダルも母との約束を破ったこと、散々母をけなしたことを後悔していました。
ピョンガンに促され、本心をサ氏夫人に話しました。
「父上が生きていたとしても、剣を握った筈だ。反対されたらこっそり習ったと思う。俺の夢は大将軍いなることだから。許してくれ。」
それでもサ氏夫人の気持ちは変わりませんでした。
へ・モヨンはトゥ・ジュンソを呼びました。
王を狙う理由を聞きたいと言いました。
トゥ・ジュンソは昔、王宮で神官の職に就いていました。女官と恋仲になり、子供を授かったのですが、それは規則に反することでした。
逃げる途中、妻と子を殺されてしまい、王に復讐を誓ったというわけでした。
へ・モヨンは高句麗を潰そうと企んでいて、トゥ・ジュンソは王を狙っています。
利害が一致しました。
へ・モヨンは子を望むヒョン妃のための祈祷をするためにとトゥ・ジュンソが王宮に入る手助けをすることにしました。
ヒョン妃は平原王に祈祷師を呼んでよいかと聞きました。
平原王の子が欲しいだけだと必死に頼むヒョン妃。平原王は許しました。
へ・モヨンと共にトゥ・ジュンソが王宮にやって来ました。
ヒョン妃に気に入られたようです。
ピョンガンはオン・ダルをウォルグァンの元に連れて行きました。
もう自分の手には負えないほどに武術が上達してきたオン・ダルを鍛えられるのはウォルグァンしかいないと思ったのです。
ウォルグァンを見て、オン・ダルは先日からかわれた僧侶だと気付きました。
父オン・ヒョプと並び称されるほどの武将だったと聞き、信じられない思いでした。
ピョンガンと離れたくない想いでしたが、修行のため仕方なく山に残りました。
ウォルグァンはオン・ダルに薪を集めろと命じました。
武術の練習をしてくれないウォルグァンに、オン・ダルはムカつきました。
しかし、ピョンガンとの約束を思い出して、指示に従いました。
一人洞窟で自分を見つめ直しました。
父の言葉、自分の夢、ピョンガンの思いが脳裏を駆け巡りました。
ピョンガンはコンソン夫人の手引きで密かに王宮に入り、父平原王と会いました。
スンノ部族の再起を目指し、行動を始めたと報告しました。
「もうすぐお父様のお力になれます。もう少しお待ちください。」
母が残した使命で、父と弟のためでもあると、言いました。
そして、コ・ゴンを傍においては行けないと警告しました。ケル部族の跡継ぎだからと。
平原王も100%の信頼をコ・ゴンにおいているわけではありません。利用するだけだと平原王は言いました。
平原王は、オン・ダルについて聞きました。
夫として良くしてくれるか?と。
ピョンガンが頷くと、平原王はほっとしたような表情を浮かべました。
娘には妻としての幸せをつかんでほしいと思っているのです。
ピョンガンはへ・モヨンを訪ね、銀を受け取りました。自分の宝飾品を換金して貰ったものです。
話の中で、ピョンガンはへ・モヨンがコ・ゴンを想っていると気が付きました。
夫として申し分のない人間だから、逃すなと言いました。
ならばどうして?と聞かれたピョンガンは言いました。自分の心は他の人に向いているからと。
サ氏夫人はオン・ダルがいなくなって、すっかり気落ちしていました。
何もする気が起こらず、寝込んでしまっています。
平原王はチン・ピルを呼びました。
コ・ウォンピョと仲違いしていると見て、自分の側に就けようと考えたのです。
その頃、コ・ウォンピョのやり方に反対の立場の若い臣下や学者たちが、密かにスンノ部族の復権について上書を出す準備をしていました。
キム・ピョンジも進んで加わっています。
上書を出したとしても、コ・ウォンピョとへ・ジウォルは反対するに決まっています。だから、チン・ピルの協力が必要になってくるのです。
コ・ウォンピョの世は遠からず終わりを迎えると平原王。
それを聞いて、チン・ピルはすっかりその気になったのですが・・・。
チン妃がその話を聞いて猛反対。
当然ですよね。
本当はコ・ウォンピョの息子である王子を王座に就けることが願いです。コ・ウォンピョを陥れるようなことは絶対に避けたいですよね。
それに、コ・ウォンピョがそう簡単に潰されるとは思えません。
チン妃の話を聞いて、チン・ピルは思い直したようです。
ヒョン妃がトゥ・ジュンソの祈祷を受けているところにチン妃が乗り込んで来ました。
チン妃はライバルとなる王子をヒョン妃が産むなんてことを避けたいわけです。
しかし、平原王がやってきて、自分が許したとチン妃のやり方を咎めました。
が、チン妃は引きません。
王の言うことに逆らうのかと、平原王が怒りかけたその時、知らせが。
秘密裡に開いていた会合を、コ・ウォンピョの兵が急襲したと言うのです。
平原王の目論見は外れました。
コ・ウォンピョはこの勢いに乗じ、ピョンガンとオン・ダルも殺そうと、兵を送りました。
コ・ゴンには内緒です。
サ氏夫人の姿が消えました。
このところ、元気を取り戻し、ピョンガンにも優しくなっていたのですが。
サ氏夫人はもう自分は必要無いと思ったのです。後はピョンガンにオン・ダルを託そうと。
ピョンガンは必死に探し回り、見つけました。
泣きながら引き留めました。
その時、サ氏夫人は異変に気付きました。
コ・ウォンピョの兵が襲って来たのです。
ピョンガンを庇ってサ氏夫人は矢を受けました。
ピョンガンは一人、兵に立ち向かいました。
しかし、その時、オン・ダルが
オン・ダルは母とピョンガンの危機に必死に戦いました。
兵の剣を奪い、初めて人を殺したのです。
血まみれになった手を見つめ、オン・ダルは呆然としました。