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なんと、カヒは女性の姿になってましたよ。衣服は仕方ないけど、髪形を変えていたんです。
最初、何故宣祖と光海君が驚いたのか、私には分かりませんでした。二枚の写真で、どこが違うか・・・というゲームのような感覚。
で、髪形だ
・・・となった次第。鈍い

そして、妓房の妓生だと言ったのです。光海君も、その言葉に乗っかって、事は収まりました。
「どんなに冷たくされようと、私は決してお前を諦めない。二度と離さない。地の果てまで追いかける。よいな?」
と、光海君。
自分たちは悪縁だ・・・とカヒは言いましたが、この言葉に心が動いたのも確かでしょう。
ドチは、カヒが一人でゴンニャンに会いに行ったのを怒りました。
カヒとすると、生きて来られたのはドチのおかげで。だからこそ、自分の為に迷惑をかけられないと思ってるのです。
でも、ドチにはそれが水臭いと思えるのでしょうね。
臨海君が動きました。
ステを力づくで脅し、あっけなく帳簿を手に入れましたよ。
臨海君と光海君は、同じ母から生まれた兄弟です。後ろ盾となる母が亡くなってる今、絆はより強くなってる感じですね。
血を分けた兄弟の間での後継者争いは、醜いけど、二人の間ではごく普通の仲の良い兄弟の関係が成り立ってて、それがほっとする部分です。
帳簿を見て、臨海君も光海君も驚きました。
朝廷の主だつ大臣の名前が書かれているからです。ゴンニャンだけじゃなく、たくさんの者たちが、不正な利益を得ていたのが一目瞭然でした。
これ一冊で、彼らを葬る事も可能だけど、光海君は宣祖に渡しませんでした。平民になって、街で厳しい庶民の暮らしを目の当たりにする事が多くなったのも一因でした。
裏で彼らを脅しにかかったのです。まずは、ゴンニャンでした。
内需司からくすねた金印と帳簿を賭けて勝負しよう・・・と持ちかけたのです。
証人は、臨海君とステ。
ゴンニャンは、得意な分野ですな。
でも、事前に光海君はジョンファに手ほどきを受けていたのです。ジョンファってほんと、物知り。役に立つ存在よね。
結局、勝負は2対1で光海君の勝ち。
金印と帳簿の双方を光海君に奪われてしまう結果となりました。
大いに悩むゴンニャンの前にドチが現れました。
まずは、キム氏に報告する事です・・・とドチ。一番知られたくない相手なんですが、仕方がありません。
キム氏は、激怒。
息子の信城君が世子になれるかどうかの大事な時に
・・・ですわ。分かるわ
おまけに、金印は、何より宣祖が大事にしていた物でした。宣祖を王位に就かせたインスン王后のものだからです。
宣祖に知られたら命は無いと思えます。
キム氏は、直接交渉に出ました。光海君と会ったのです。
何が望みですか?・・・とキム氏。きっと、王宮に戻れるように・・・とか言うのが目的だろうなぁと彼女は考えていたんです。
でも、違いました。
「私の望みは真実です。」
つまり、宣祖に全てを話せと言ったのです。全ては信城君を世子に就かせたいがために起きた事だ、そのために無実の民が苦しむ事になった、不当に扱われる民を救いたい・・・とね。
ゴンニャンが死ぬのを見たいのかとキム氏。
そうなら、金印を宣祖に渡した筈だ・・・と光海君。
正直に話したら、金印のことも、帳簿に書かれていた不正も、伏せる・・・と。
キム氏、従うしかありません。
宣祖の前に跪き、信城君の一件は、全て彼を世子にしたいがために仕組んだモノだと打ち明けたのです。
でも、事故であり、決して狙ったわけではないと言いましたよ。おいおい・・・
事故が大ごとになってしまったから、つい・・・てな感じ。
宣祖は事の次第では無く、誰が突き止めたのかと言う事がまず気になったようです。
「誰が暴いたのだ。今さら義兄が白状する筈が無い。」
流石

こんな問い、予期してなかったでしょうね、キム氏。でも、隠す事は出来ず、言いました。
「光海君です。」
これがまた宣祖には気に入らなかったのです。
王宮の外から、宮廷の事を牛耳ってる・・・と捉えたのです。ひねくれてるよねぇ・・・ちょいと。
まぁ、人間というのは、そう言うモノなのかもしれませんが。
調べてみると、帳簿の事が出て来ました。
で、それを何故自分に差し出さないのだ?・・・となったのです。
帳簿を光海君が持ってる事が官僚たちに知れ渡りました。脛に傷持つ者たちは、戦々恐々としました。
そんな時、イ・サネの元を光海君が訪ねて来たのです。彼は帳簿に乗って無いみたいですね。
光海君の要求はこうでした。
帳簿を宣祖に提出し、乗ってる者たちを罰してもらうより、不当な借金を背負わされ、になった民を救う事が先だと考えた。重臣たちを説得し、の証文を燃やし平民に戻してください。平民になった者たちは、3年間の税の免除を。
「3日間だけ待ちます。それ以降は、父上に帳簿を渡します。」
脅しですか?・・・とイ・サネ。
そうです・・・と光海君。
中宮は光海君のことをずっと心配していました。
今回の事で、処分が解けると信じているのですが、宣祖からは何の音沙汰もありません。
その日は、宣祖が彼女の元に来る日でした。でも、化粧する気にもなれなくて・・・。
そんな時、尚宮が腕の良い、今で言うヘアメイクアーティストがいると進言。それがなんと、カヒ。
カヒは妓生たちのメイクもしてあげてるんですね。
カヒとすると、王宮に行くのは避けたいわけです。正体がばれるとマズイですもんね。罪人の娘ですから。
でも、尚宮の中宮を思う気持ちを察し、出かけて行きました。
中宮は見違えるように美しい支度が出来ましたね。
宣祖に静かに言いました。噂だけで光海君を判断しないでください・・・と。
「王様の心の目だけが真実を見抜けます。」
少しは届いたかな?
ところがです。危惧していた事が起りました。コ・サンに出会ってしまったのです。
追いかけられて逃げ込んだ先は、歴代王が祀られてる場所。そこは女人禁制なんだとか。
そこにソン内官が来たので、一件落着。
「父上の復讐をしようと思うのは見当違いです。」
と、ソン内官。
「光海君がお気の毒です。信じてくれない女人を恋慕し平民にされてでも王様を敵に回すとは。」
そうじゃなくて~っ
天文図を宣祖に渡したのはカヒ父本人だと教えてあげてよ~っ
カヒは、ソン内官の言葉が気になりました。で、光海君に直接聞こうと思ったのかな?
出かけた行ったら、なんとジョンファと会ってるのを見ちゃった。嫉妬・・・ですよね。
宣祖は、光海君を呼び、直接帳簿を提出しない理由を問いただしました。
「あれは剣です。剣を用いて、昔父上がなされようとした正供都監の改革をします。」
宣祖の夢だったんだとか。
「重臣らが最も恐れるのは父上です。この剣を手にあの者たちを脅し父上の夢を叶えてさしあげます。」
これ・・・宣祖には、また皮肉に聞こえたんじゃないでしょうね?
心配だわ・・・
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