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イヌクは吹っ切れたようです。
農園に戻っているスノに会いに行きました。
そして謝りました。
感謝もしていると言いました。
ハウォンにも・・・と言うと、スノが自分から伝えると言いました。
ソウはハウォンと離れることを決心しました。
イヌクが言ったように、少し離れたら自分とハウォンの関係も分かると思ったようです。
ハウォンの会社に行きました。
電話をしました。家にいると嘘をつきました。だからすぐには会えないと。
でもね、その嘘はハウォンにバレバレ。
エントランスの大きなスクリーンの前に立っているソウは、スクリーンの裏側にいるハウォンからは見えているからです。
マジックミラーのようになっていて、エントランス側からは巨大スクリーンだけど、内側からはエントランスの様子がクリアに見えるようになっているのです。まるで秘密の通路から見ているようです。きっと社員だけが通る通路になっているのでしょう。
ソウの表情を見て、ハウォンは何かあると察しました。
「話して。」
ソウは自分の思いを話し始めました。
自分が混乱してる理由が分かったの・・・とソウ。我慢できないの・・・と。克服もできない・・・と。
「私は悲しむことが怖いの。あなたを見ているととても悲しくなる。私の問題よ。あなたは何も悪くない。少しの間、離れさせて。少しだけ。」
一気に言いました。
ダメだ・・・とハウォン。
「少しの間、離れましょう、私たち。その間に出来る事をして。あなたが元気が出る事を。」
ハウォンはスクリーンの向こうのソウに手を伸ばしました。
耳の下で脈をとって・・・・とハウォン。
いつもはハウォンがしてる事です。
「脈打つたびに思い出して。君をとても愛しているし、君が大事だ。くじけないで。待つよ。いつまででも。必ず連絡して。」
そうする・・・とソウ。耳の下で脈をとる度にあなたを感じるわ・・・。
家に帰ると、そこにはソウが残した物がたくさん。
ハウォンは泣きました。泣かないと言ってたハウォンなのに。
ハウォンとソウは距離を置くことにしました。
イヌクは公演会を開きました。
会場の真ん中に3つ、空席がありました。
あれは、ハウォンとスノと、ソウの?それとも、ジス
公演会は大成功でした。
会場にジスがいる気がしました。確かにそこにいて、笑顔で聞いていてくれたと。
スノはスタジオに戻りました。
ソウは半地下の部屋から上の階に移りました。
ソウの声と性格をインプットしたAIが出来上がりつつありました。
その反応点が“明け方の人”だと分かりました。
反応点には共通することがあると分かってきていました。人生の転機になるような事柄だと。
それが自分だと分かったハウォン。
「大事な人と出会ったから、俺も変わらないと。ソウさんと出会ったから、行く気になれた。」
そうスノに言って、ハウォンはノルウェーに旅立ちました。
実は、ソウはまだジスのデータを削除していませんでした。
デバイスを壊そうと思いました。で、ハンマーをウンジュから借りようとしました。
壊してくれと頼まれた物があるの・・・と。
すると、ウンジュは、そんな変な頼みは断りなさいとキッパリ。ソウの様子が尋常じゃなかったから。
ソウは頷きました。
ウンジュの話を聞いたら、壊さなくても良いと思えて来ました。
消すのを止める代わりに、誰にも見つからない場所に隠そうと思いました。
忘れることも止めようと。
そしてデバイスはスタジオにたくさんある植木鉢の一つに飾りのように埋められました。
ソウから力を貰ってハウォンが行ったとスノが言いました。
どこに?と聞いても、スノは教えてくれません。
ハウォンと出会わなければ、自分がいけなかった場所は・・・と考えてみました。
それは、故郷です。両親が住んでいたあの家です。
だとしたら、ハウォンが行ったのは、ノルウェーしかないと、ソウは察しました。
ノルウェーの家にハウォンはいました。
冷静に母の事を思う事が出来ました。ジスを思い出す事も出来ました。
ソウに電話しようと思いました。でもやはり躊躇してしまって・・・。
でもその時、ソウから電話が入ったのです。
ソウは、ハウォンの家にいました。
「少し元気になったわ。声を聞いてもっと元気になれた。声だけでも十分効果的ね。」
と、ソウ。
「会えば完全に回復する。」
と、ハウォン。
「いつ会える?」
「明日。明日だ。」
ハッピーエンドです。
良かったわぁ、ホント。
まさか、離れたままになったりしないよね・・・と少々不安だったんです。
AIが重要な役割を果たすこの作品。
近未来的な内容かと思いきや、とてもとても情緒的。ある意味、レトロな雰囲気。
ドロドロ感全く無しの、私好みの展開でした。
韓国で視聴率が低かったというのが、ちょいと不思議。
確かに、スローな展開なので、好みは別れると思いました。
私は楽しく視聴出来ました。結構泣けるシーンもありましたし。