Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

ああ金の世や

2023-12-21 | その他
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最近、ネットや新聞等でセンセイ方のカネの話が連日出てる。

これは、今に始まったことではない、ずっと昔からあるハナシなのです。

生きてゆくうえでカネは無くてはならないものです、
特に 議員の大センセイ は落選したら “ ただの人 ” になってしまうので、カネで何とかしようと考えるのでしょうか ??



ああ金の世や
明治時代でも、こんな歌がはやったらしい





明治・大正期に活躍した演歌師の草分けである 添田 唖蝉坊 という人が唄ってたそうです。
かなり前ですが、CDを買いました、この中に 「 ああ金の世や 」 という歌が入っています。(CDには全曲入ってない)
 

☆ ああ金の世や

ああ金の世や 金の世や 地獄の沙汰も 金次第
笑うも金よ 泣くも金 一も二も金 三も金

親子の中を 割くも金 夫婦の縁を 切るも金
強欲非道と 譏ろうが 我利我利亡者と 譏ろうが

痛くも痒くも あるものか 金になりさえ すればよい
人の難儀や 迷惑に 遠慮していちゃ 身がたたぬ

ああ金の世や 金の世や 願いは聖き 労働の
我に手足は ありながら 見えぬ鎖に 繋がれて

朝から晩まで 絶間なく こき使われて 疲れ果て
人生(ひと)の味よむ 暇もない これが自由の 動物か

ああ金の世や 金の世や 牛馬に生れて 来たならば
あたら頭を 下げずとも いらぬお世辞を 言わずとも

済むであろうに 人間と 生れた因果の 車引き
やぶれ堤灯 股にして ふるいおののく いぢらしさ

ああ金の世や 金の世や 蝋色塗の 自動車に
乗るは妾か 本妻か 何の因果ぞ 機織りは

日本に生れて 支那の米 綾や錦は 織り出せど
残らず彼等に 奪われて ボロを着るさえ ままならぬ

ああ金の世や 金の世や 毒煙燃ゆる 工場の
危うき機械の 下に立ち 命を賭けて 働いて

くやしや鬼に 鞭うたれ 泣く泣く求むる 糧のしろ
顔蒼ざめて 目はくぼみ 手は皆ただれ 足腐り

病むもなかなか 休まれず 聞けよ人々 一ふしを
現代の工女が 女なら 下女やお三は お姫さま

ああ金の世や 金の世や 物価は高くも 月給は安い
弁当腰に下げ ボロの洋服 破れ靴

気のない顔で ポクポクと お役所通いも 苦しかろう
苦しかろうが 辛かろうが 勤めにゃ妻子の あごが干る

ああ金の世や 金の世や 貧という字の あるかぎり
浜の真砂と 五右衛門は 尽きても尽きぬ 泥棒を

押さえる役目も 貧ゆえと 思えばあわれ 雪の夜も
外套一重に 身を包み 寒さに凍る サーベルの

つかのま眠る 時もなく 軒端の犬を 友の身の
家には妻の 独り寝る 煎餅布団も 寒かろう

ああ金の世や 金の世や 牢屋の中の とがにんは、
食うにも着るにも 眠るにも 世話も苦労も ない身体

牛や豚さえ 小屋がある 月に百両の 手当をば
受ける犬さえ あるものを 「サガッチャコワイ」よ 神の子が

掃溜などを かきまわし 橋の袂(たもと)や 軒の下
石を枕に 菰の夜具 餓えて凍えて 行き倒れ

ああ金の世や 金の世や この寒空に この薄着
こらえきれない 空腹も なまじ命の あるからと

思い切っては 見たものの 年取る親や 病める妻
餓えて泣く児に すがられて 死ぬにも死なれぬ 切なさよ

ああ金の世や 金の世や 神に仏に 手を合わせ
おみくじなんぞを 当てにして いつまで運の 空頼み

血の汗油を 皆吸われ 頭はられて ドヤサレて
これも不運と 泣き寝入り 人のよいにも 程がある

ああ金の世や 金の世や 憐れな民を 救うべき
尊き教えの 田にさえも 我儘勝手の 水を引く

これも何ゆえ お金ゆえ ああ浅ましき 金の世や
長兵衛宗五郎 どこにいる 大塩マルクス どこにいる

ああ金の世や 金の世や 互いに血眼 皿眼
食い合い奪りあい むしり合い 敗けりゃ乞食か 泥棒か

のたれ死ぬるか 土左衛門 鉄道往生 首くくり
死ぬより外に 道はない ああ金の世や 金の世や




コメント (2)
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