宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

あれでは長友がかわいそう!マツダCM

2011年06月26日 21時35分35秒 | スポーツ

 新しいマツダのCMが放映されている。サッカー、セリエA・インテルナツィオナーレ・ミラノ所属の長友が、暗いシャワールームで上半身裸、ピストンのように激しく足を上げ下げするところから始まる。エンジンの効率をさらに上げる試みを連想させるシーンだ。その後、研究者やエンジンなどのシーンに移り、最後に長友が何故か上を見る。ため息をついている感じだが、流れとしては違うようだ。

 マツダの主張したいこと(ハイブリッドではなく、従来のエンジンの効率を高めた)は分かるが、全体として暗いし、ストーリーが難しい。長友とエンジンとの繋がり?視聴者がマツダの意図を感じるだろうか?仮に理解しても、新開発の車のイメージを持つだろうか?良い印象を持つだろうか?

 確かにマツダの姿勢は素晴らしいが、CMではまず印象に残ることが目的であり、短いCMで難しいテーマを扱うことではない。印象に残れば、次のCMで興味深く見ようかとなる。

 私なら、長友のもっとかっこよいシーン、例えばドリブルで素早くゴール近くまで駆け上がりシュートするシーンとマツダの新型デミオが高速で疾走するシーンを繋ぐ。あるいは、ユーモアたっぷりに、長友が古い機械を励まし高性能に変化させ、機械が私にはこんな能力が有ったのだと感謝するとか。話題になれば、それだけで成功。

 私としては折角のCMなので、まだ見たことのないような長友のカッコよさでも見たかった。

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ドイツは史上空前の大好況

2011年06月26日 14時44分36秒 | 思考空間

 いつもBS放送をバックグラウンド放送として、つけっぱなしで仕事しているのだが、何とドイツでは技術者やら医者やら数百万人規模で不足するという。最初は、へーと言う感じで、聞き流していた。数日して、今度は「ドイツが歴史始まって以来の、経済活況」であるという。今時すごい話である。経済成長が著しい中では、技術者や事務方や、弁護士や医者はいくらいても足りない。

 ドイツは、今、いかにして外国からの優秀な人材を呼び寄せるかで頭を悩ましている。国をあげての大人材獲得作戦が始まっている。日本が就職難で悩んでいるのと、正反対である。

 何でよ、と考えたのだが、やはり頭に浮かぶのはユーロ安である。高い時は1ユーロが140円ぐらいまで上がった。それが本日の1ユーロが114円である。実に20%ダウン。これは大きい。そして、ヨーロッパ全体はギリシャ問題などで青息吐息であるが、ドイツは大きなヨーロッパの領域で経済だけでなく、軍事や政治で安定した環境を得てきた。ヨーロッパ全体は厳しいが、ドイツはその中でずば抜けて強みを発揮してきた。

 戦後、日本とドイツはともに敗戦国で、共に奇跡の成長を遂げていた、同じような立場だったが、ドイツはいち早くアメリカの意図を察知して、ドルからの離脱を図った。日本はもろに、アメリカが利益を得るための植民地的存在として利用されてきた。竹下首相が出席したプラザ合意以降、円は変動制を受け入れたのだが、はっきり言って、アメリカの都合の良いように振り回された。

 為替のレートはその時の経済状態だけで自然に決まるわけではない。最も経済力のある国が動かし得るのである。日本は為替変動に対する、対応方法を知らないうちに、時には1ドルが80円割れ、時には140円以上と、その時々のアメリカの都合で変動させられ、常に損害を被ってきた。アメリカに言わせると、多分、適切に対応できないのが悪いのである。

 話がそれたが、ドイツが中心になって進めてきた、ヨーロッパ統合という壮大な、息の長い戦略が実を結んできたのである。これに対して、日本には戦略と呼べる実体はまるで無い。(勿論、戦略と言う言葉は有るが、実態が無く、政府の言ってきた戦略とは単に、カッコよく見せるための形容詞替わりであり、実質は戦略とは言えない代物だった)

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