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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

生まれる赤ん坊が男の子になるか女の子になるかは父親の精子に含まれる遺伝子で決まる

2018年03月24日 22時16分21秒 | 生命
 男性の染色体はYとX,女性の染色体はXとXというのは学校で習ったはずだが、大抵の人は忘れている。このうち、男性染色体のYはだんだん遺伝子が少なくなり、今や精子など性関係の遺伝子が残る状態で先細り。50万年後にはY染色体がなくなり、従って男がいなくなり女性ばかりになるという話もある。

 染色体の特異な例としては、Xが3つある女性がいたり、Y一つとXが二つある男性がいたり様々。Xが多い場合は同じたんぱく質が2倍作られたりして非常に身長が高くなったりするそうだ。異常なので長生きが難しいか。

 精子が卵子に入り受精すると遺伝子は様々な制約情報がリセットされ、万能細胞になる。ただし、インプリンティングと言われ、父親由来の遺伝子か、あるいは母親からの遺伝子かを示す情報は残る。受精により男の子が生まれるかあるいは女の子かはY染色体の精巣の遺伝子が決める。

 この男女決定遺伝子と別の遺伝子が作用して、大人になった時に精子も作られるようになる。赤ん坊の性別が母親によって決まる訳じゃない。

 染色体は46本あり、それぞれの端にはテロメアがあり、このテロメアの長さが概ね寿命を決める。細胞分裂するたびにテロメアは短くなり、最後には細胞分裂出来なくなるのだ。例えば免疫がなくなるとか血液が作られなくなるというわけだ。

 このテロメアを長くできるのはテロメラーゼという酵素だが、テロメラーゼは厳密に管理されている。寿命を長くするにはテロメラーゼを増やせばよいが、大きな課題が有る。テロメラーゼが暴走し、制限無く細胞分裂するようになったのがガンであり、ガン化のリスクが有る。
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