安倍首相には提案や警告を行っているが、果たしてスタッフも目を通しているかどうか?麻生の言うように株は上がったり下がったりするような安易な認識では暴落が止まらない。もう、上昇していた時とは状況がまるで変った。
私は株価をリードする先物についてもアベノミクスでは十分対策が出来ているものと勘違いして、18000円の目標を示した。しかし、実際には何も対策が出来ていなかった。チャートを見ればわかるが先物は下げ一色だ。13000円まで僅かのところへ来ており、12000円が見えてきた。
8営業日で3000円近くも下げるのは単なるスピード調整ではない。
何度も指摘してきたように、アメリカの日本不信感が有る。①橋下代表(維新の会:アメリカは次世代のリーダーと見ていただろう)の「慰安婦」発言とひっぱり過ぎ、②安倍首相の「侵略の定義は明確ではない」、③飯島内閣官房参与の事前連絡なし北朝鮮訪問、の不信三点セットだ。
5月23日の急落で、安倍首相が何も手を打たなかったことも大きい。何百回でも指摘するが、為替も株価も経済発展に関してはアメリカの全面協力(見えないところで実施される)が無ければ実現しませんよ。