国際宇宙ステーションへの無人試験飛行に成功した米スペースXの有人型ドラゴン宇宙船が8日、ステーションから分離して大気圏に突入し、米南部フロリダ州沖の大西洋に帰還した。

 有人型ドラゴンは、退役したスペースシャトルに代わって飛行士をステーションに運ぶ手段として新たに開発した。7月にも2人の飛行士が乗り込んで初の有人飛行に挑む予定。米航空宇宙局(NASA)とスペースXが安全性を評価する。

 今回の試験飛行では、センサーを装着したマネキンを載せ、打ち上げ時や帰還時に飛行士が体感する環境のデータを集めた。大気圏に突入後、パラシュートを開いて減速し、着水した。(共同)