山口県下松市の下松工業高に通う生徒40人と保護者39人が、1年生の担任を務める40代の男性教諭の懲戒免職を求める嘆願書を県教育委員会に提出していたことが22日、分かった。生徒40人は教諭が担任するクラスの全員で、教諭は数年前に同校に赴任した。

 県教委などによると、生徒と保護者は、生徒が安心して学校生活を送れるようにしてほしいとして、教諭の謝罪と懲戒免職を求めた嘆願書を2月26日に県教委に提出。県教委による関係者の聴取では、生徒への暴言を指摘する声があったという。

 3月15日に開かれた生徒と保護者向けの説明会では、教諭が「不適切な言葉遣いがあった」と謝罪。県教委は詳細について明らかにしておらず、「事実を確認中」としている。

 関係者によると、学校の聴取に教諭は「指導のつもりだったが、生徒に伝えることができなかった。不適切だった」と話しているという。(共同)